三恵技研工業、製造現場DXプラットフォーム「Smart Craft」導入から半年で現場に定着し、製造現場の見える化を実現
紙と属人化から脱却、現場のリアルタイムな見える化により、データに基づく改善活動が加速
三恵技研工業株式会社(本社:東京都北区、代表取締役社長:長谷川彰宏、以下「三恵技研工業」)は、株式会社Smart Craft(本社:東京都渋谷区、代表取締役:浮部史也、以下「当社」)が提供する製造現場DXプラットフォーム「Smart Craft」の戸田工場への導入から半年が経過し、製造現場のリアルタイムな見える化を実現。現場では、データに基づく改善活動がすでに定着しています。

■導入の背景:紙運用・属人化による情報の分断とデータ活用の限界
導入以前の戸田工場では、生産計画の管理はExcel、実績は紙への手書きと、アナログな運用が中心でした。繁忙期には1週間分の記録をまとめて記入するケースもあり、実際の作業状況をリアルタイムに把握することは困難でした。
また、担当者の異動時には業務引き継ぎに時間がかかるなど、情報の属人化も課題となっていました。
加えて、現場改善を進めたくても、正確性の高いデータを収集・集計するには多くの時間と労力が必要で、タイムリーな分析や改善施策の実行が難しいという状況もありました。
これらの課題を解決すべく、「現場の情報を、誰でも、どこでも、リアルタイムに確認できる仕組み」の必要性を感じ、Smart Craftの導入を決定しました。
参考:Smart Craft導入のプレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000014.000093298.html
■導入効果:見える化により、現場が進化
Smart Craftの導入により、現場には以下のような明確な効果が現れています。
<工程の進捗がリアルタイムで可視化>
タブレットやスマートフォンで、各工程の進捗や各設備の稼働状況を即座に確認できるようになり、現場を離れていても状況把握が可能に。
<ペーパーレス化と実績集計の工数削減>
紙の帳票を廃止し、現場での直接入力がそのままデータになることで、転記や集計にかかる作業負担を大幅に削減し、リアルタイムなデータ活用が可能に。
<正確性の高いデータにより改善活動が加速>
サイクルタイムや作業工数など、正確性の高いデータがリアルタイムに取得できるようになったことで、作業の平準化をはじめとした業務改善のスピードや頻度が向上。
<在庫の適正化が進行>
計画と実績の整合性が高まり、過剰な仕掛品や部材の在庫が削減され、在庫の最適化を実現。
<外国人作業者の負担も軽減>
多言語対応や直感的なUIにより、日本語に不慣れな作業者でもスムーズに業務をこなせるようになり、作業ミスの減少や教育コストの削減を実現。
参考:Smart Craft活用事例
https://smartcraft.jp/case/sankeigiken/

■関係者の声:データで見えることで、現場に広がる改善の連鎖
大井氏(副工場長)
製造現場の見える化により、現場の改善だけでなく、経営判断の精度向上にもつながり始めています。現場起点の改善を通じて、「稼ぐ工場」への道筋が見えつつあります。
現場の声
・各工程の進捗や各設備の稼働状況をクラウド上で確認できるようになり、現場を離れていても状況を把握できるようになりました。
・正確性の高いデータがリアルタイムに収集されることで、実績の集計や分析にかかる工数が大幅に削減されました。
・改善活動がデータに基づくものとなり、取り組みの信頼性が高まりました。
・多言語対応により、外国人実習生も迷わず作業できるようになり、作業ミスの削減や教育コストの低減につながっています。
■今後の展望:全工程への展開と「稼ぐ工場」へのさらなる進化
現在はプレス工程を中心に活用していますが、今後は溶接・仕上げ・検査など、他の工程への展開を視野に入れています。さらに、検査成績表などの品質管理業務への応用も計画中です。
将来的には、「受注と同時に納期が即答できる」「一品単位で原価や収支が把握できる」といった、現場から経営判断を支える仕組みの構築を目指しています。今まで以上に正確性の高い実績データを活用することで、より細かい粒度での原価や正確な採算性を可視化し、迅速かつ的確な経営判断につなげていく方針です。
■製造現場DXプラットフォーム「Smart Craft」について
Smart Craftは、製造現場の作業指示、進捗管理、実績記録、データ集計・分析といった一連の工程管理業務をタブレットやスマートフォンなどのモバイル端末を用いてデジタル化できるクラウドサービスです。これまで紙やExcelで行われていた作業指示、生産記録、不良実績の管理などのアナログ業務をデジタル化、現場の状況をリアルタイムに見える化し、そのデータを活用することで工場全体のQCD向上に貢献します。
サービスサイト:https://smartcraft.jp/
■三恵技研工業株式会社 会社概要
会社名:三恵技研工業株式会社
本 社:東京都北区赤羽南2-5-1
代表者:代表取締役社長 長谷川 彰宏
事業内容:自動車部品その他の開発・製造
URL:http://www.sankei-gk.co.jp/
■株式会社Smart Craft 会社概要
株式会社Smart Craftは「モノづくり産業のニュースタンダードを創る」をミッションに、テクノロジーを駆使したスマートなモノづくり・働き方を推進するソリューションを提供しています。経済産業省「2024年版ものづくり白書」掲載。
会社名:株式会社Smart Craft
所在地:東京都渋谷区初台1-51-1
代表者:代表取締役 浮部 史也
設 立:2021年6月15日
事業内容: 製造現場DXプラットフォーム「Smart Craft」の開発・提供
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像