内閣支持率31% 維新支持率12%に上昇

~dサーベイ6月全国世論調査~

SSRC

社会調査研究センター(SSRC、本社:さいたま市、代表取締役社長:松本正生)は6月4日、スマートフォンを対象とした新しいインターネット調査方式「dサーベイ」による全国世論調査を3カ月ぶりに実施しました。岸田内閣の支持率は31%で、3月5日の前回調査から6ポイント上昇し、昨年10月にdサーベイ全国世論調査をスタートさせて以来、初めて30%台に乗りました。不支持率は7ポイント減の54%でした。



<調査トピック>

1.昨年10月の調査開始以来初の内閣支持率30%台、維新支持率は12%に上昇

2.「コロナ前の生活に戻したい」32%

3.「災害の不安感じる」77%

4.少子化対策財源、社会保険料上乗せ「反対」73%

5.G7広島サミットの岸田首相「評価」42%

6.衆院選が今行われたら「維新に投票」15%

7.「次の首相」になってほしい政治家は?




■昨年10月の調査開始以来初の内閣支持率30%台、維新支持率は12%に上昇


 社会調査研究センター(SSRC)は6月4日、スマートフォンを対象とした新しいインターネット調査方式「dサーベイ」による全国世論調査を実施した。4、5月は統一地方選と衆参5補選の調査・分析を優先したため、全国世論調査は3カ月ぶり。岸田内閣の支持率は31%で、3月5日の前回調査から6ポイント上昇し、昨年10月にdサーベイ全国世論調査をスタートさせて以来、初めて30%台に乗った。不支持率は7ポイント減の54%だった。

 4月の統一地方選・衆参5補選では日本維新の会の躍進が目立ち、大阪府以外では初めての公認知事を奈良県で誕生させたほか、衆院和歌山1区補選でも公認候補が当選した。その勢いは政党支持率に表れ、維新の支持率は前回調査から3ポイント増の12%に上昇。3月まで維新と拮抗していた立憲民主党は1ポイント減の7%と横ばいで、維新が立憲民主を突き放して政党支持率2位の座を固めた形だ。1位の自民党は3ポイント減の25%。「支持政党はない」と答えた無党派層は前回と同じ41%だった。



■「コロナ前の生活に戻したい」32%

 この3カ月間に国民生活に大きな変化を与えたのが新型コロナウイルス対策の緩和だろう。調査で「コロナ感染が拡大する前の生活に戻したいと思いますか。それとも、ある程度の制限はやむを得ないと思いますか」と尋ねたところ、「ある程度の制限はやむを得ない」が59%を占め、「コロナ前の生活に戻したい」の32%を大きく上回った。年代別にみると、18〜29歳では「やむを得ない」と「戻したい」が同じ44%で拮抗し、年代が上がるに連れて「やむを得ない」が増え、「戻したい」が減る傾向がみられた。

 新型コロナ対策のマスク着用については「屋外、屋内ともにマスク着用を続けている」35%、「屋外では外す機会が増えたが、屋内では着用を続けている」34%、「屋外、屋内ともに外す機会が増えた」24%と回答が割れた。3月の前回調査で「今後、どうしたいと思いますか」と尋ねたときは「これからもマスク着用を続けたい」の49%と「外す機会を増やしたい」の46%が拮抗していたが、3カ月たった現状としては、「屋外では」と「屋外、屋内ともに」を合わせて約6割が外す機会を増やしている。



■「災害の不安感じる」77% 


 梅雨入りのシーズンを迎えて早速、豪雨災害が各地で発生し、地震や凶悪事件も相次ぐ中で実施した今回の調査。「豪雨や地震などの災害に襲われる不安を感じますか」と尋ねたところ、「不安を感じる」との回答が77%に達した。「犯罪や事件に巻き込まれる不安を感じますか」との質問でも「不安を感じる」が62%を占めた。



■少子化対策財源の社会保険料上乗せに「反対」73%
 岸田政権の少子化対策については「期待する」が19%(前回17%)にとどまり、「期待しない」の57%(同61%)を大きく下回った。3月の前回調査時から依然、期待感は高まっていない。少子化対策を強化する財源について、社会保険料に上乗せして国民に負担を求める岸田政権の方針に対しても「反対」が73%に上り、「賛成」は11%だった。

■G7広島サミットの岸田首相対応「評価する」42%
 5月には岸田文雄首相の地元・広島で主要7カ国首脳会議(G7サミット)が開かれた。G7広島サミットの議長を務めた岸田首相の対応を「評価する」との回答は42%で、「評価しない」の28%を上回ったものの、「わからない」との回答も29%あった。
 G7広島サミットにはウクライナのゼレンスキー大統領が参加し、G7としてウクライナ支援の強化を確認した。「日本政府がウクライナ支援を強化すべきだと思いますか」との質問には41%が「強化すべきだ」と回答。「強化する必要はない」が23%、「わからない」が33%だった。

■今、衆院選が行われたら「維新に投票」15%
 6月21日に会期末を迎える今年の通常国会。衆院議員の任期は2年以上残っているが、岸田首相が衆院解散に踏み切る可能性が取り沙汰されている。「今、衆院選が行われたら、比例代表でどの政党に投票しますか」と尋ねたところ、自民党が21%でトップに立ち、日本維新の会が15%、立憲民主党が9%で続いた。回答が最も多かったのは「わからない」の37%だった。

 「次の衆院選で野党第1党になるのは、立憲民主党と日本維新の会のどちらだと思いますか」との質問では、46%が日本維新の会と答え、立憲民主党との回答は21%にとどまった。



■「次の首相」1位岸田氏、2位河野氏
 次の衆院選後の首相になってほしいと思う政治家の名前を1人挙げてもらったところ、1位は291人(回答者全体の19%)が首相続投を望んだ岸田文雄氏だった。2位以下は河野太郎氏137人(同9%)、石破茂氏59人(同4%)、菅義偉氏と高市早苗氏が各56人(同4%)、小泉進次郎氏55人(同4%)と続いた。
 この質問では選択肢を示さず、自由に回答を記入してもらった。336人(同22%)が「いない・わからない」という趣旨の回答を書き込み、262人(同17%)が無回答だった。



■世論調査の新たなスタンダード:dサーベイ
 dサーベイは、NTTドコモの協力を得てSSRCが開発したインターネット調査の新方式だ。NTTドコモのポイントサービス「dポイントクラブ」の会員を対象にアンケートを行う「プレミアパネル」を使用。全国約6000万人(18歳以上)から無作為に抽出した方々にメールで回答を依頼し、回答者はスマートフォンの画面で質問に答える。今回は6月4日午前9時からメールを配信し、1502人から有効回答を得た。
 dポイントクラブの会員にはNTTドコモ以外の携帯キャリアユーザーも含まれ、日本の有権者の約6割を母集団としてランダムサンプリング(無作為抽出)調査ができるのがdサーベイの特徴だ。2021年衆院選、22年参院選、23年統一地方選など各種の選挙調査で精度の高さを実証してきた中で、地域別・年代別の人口構成に合わせてメール配信数を設計する「配信設計モデル」を構築。内閣支持率など有権者の政治意識を定期的に解析する世論調査の新たなスタンダードに育てるべく、昨年10月から毎月定例のdサーベイ全国世論調査をスタートさせた。

 <dサーベイの解説動画> https://www.youtube.com/watch?v=PjLIPto7v4w&t




★本調査の「質問と回答」は、 https://ssrc.jp/blog_articles/20230604.html でご覧ください。





【会社概要】

会社名:株式会社社会調査研究センター

代表取締役社⻑:松本 正⽣

設⽴:2020年4⽉1⽇

本社所在地:埼⽟県さいたま市桜区下⼤久保255 埼⽟⼤学内

TEL. 048-858-3751

ホームページ:https://ssrc.jp/

事業内容:世論調査等各種調査の受託、世論調査研究のコンサルティングおよびコーディネートなど

このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります

メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。

すべての画像


ビジネスカテゴリ
政治・官公庁・地方自治体
ダウンロード
プレスリリース素材

このプレスリリース内で使われている画像ファイルがダウンロードできます

会社概要

URL
https://ssrc.jp
業種
情報通信
本社所在地
埼玉県さいたま市桜区下大久保255 国立大学法人 埼玉大学 研究機構棟
電話番号
048-858-3751
代表者名
松本正生
上場
未上場
資本金
2000万円
設立
2020年04月