ツァイニャオ、中国最大のショッピングイベント「ダブルイレブン」を前に、海外企業向け5つの支援策を発表
長距離輸送サービスや自営保税倉庫スペースの倍増、24時間365日対応倉庫の稼働、通関申告システムのデジタル化などで、海外企業の売上拡大と事業効率化を支援
輸送時間短縮とコスト削減のため、長距離輸送と倉庫スペースを拡充
今年ツァイニャオは、長距離輸送サービスを20%増やし、自社運営の保税倉庫のスペースを倍増させるなど中国向け越境物流サービスを強化しました。このサービスは、日本、ヨーロッパ、米国、韓国、オーストラリア、東南アジアなどの主要市場を網羅すると同時に、航空、海上、道路、鉄道などあらゆるルートを含む400の幹線輸送に対応します。海外企業は、コストや時間などの条件に基づき輸送方法を選択し、貨物スペースを確保した上で運賃を確定します。また、物流チェーンのフル可視化と異常検知により、必要に応じて迅速に対応することができます。これにより、輸送時間は2〜3日短縮され、コストは前年比で最大20%削減されています。さらに、同社はフルフィルメント業務専属の担当を配置し、物流チェーン全体の稼働と全体的な出荷効率を監視しています。
デジタル化された通関申告システムで
菜鳥が連携している中国側全ての港の通関を支援
ダブルイレブンの期間中、税関申告に必要な通関データはバックアップされ、異常があった場合はリアルタイムで検出・対応します。また、80%以上の検問所は24時間365日営業し、通関プロセスの効率化と滞りのない入出港を可能にします。このデジタル化された通関システムにより、菜鳥が連携している中国側の全ての港での通関を支援することが可能になり、安定性がさらに担保されます。
24時間365日管理された保税倉庫で、在庫管理に関する負担を軽減
繁忙期でも安心してツァイニャオの物流サービスを利用できるよう、倉庫の閉鎖やスペース不足といった課題解決に取り組んでいます。ダブルイレブンの期間中は、倉庫を休まず稼働さることで、海外企業は在庫を事前に保税倉庫に預けると同時に継続的に補充することができ、在庫管理に関する負担を軽減することができます。
主要都市に設置された専門保税倉庫
韓国製コンタクトレンズ、日本製ウイスキー、ペットフードなどの人気のある海外輸入商品を管理するため、中国の主要都市に専門の保税倉庫を開設しました。これにより、複雑な単品(SKU)管理を必要とする商品についてもスムーズな入出庫が可能になります。
ライブストリーミングによる販売促進
ツァイニャオは海外企業とライブストリーマーの連携を促進し、ツァイニャオの保税倉庫でのライブストリーミング販売を支援します。販売された商品は、リアルタイムに更新される物流の状況を確認しながら即座に出荷されます。今年はツァイニャオの保税倉庫の80%以上が、中国250都市での戸口配送に対応しています。
ツァイニャオの輸入サプライチェーンの統括部長・孫蓓蓓は「ツァイニャオは、世界中の様々な物流の不確実性に対応するために、今年初めて24時間365日対応の保税倉庫の稼働を開始しました。当社のスマートな国際物流ネットワーク、中国全土をカバーした倉庫配送ネットワーク、優れたラストワンマイル物流によって、出店企業の時間とコストを効率化することができます」と、述べています。
ツァイニャオ・ネットワーク(菜鳥網絡)について
2013年に設立された菜鳥網絡はアリババグループ傘下のテクノロジー企業と物流関連会社です。革新的でオープンなデータプラットフォームを活用し、サプライチェーンの効率と顧客体験を向上させています。パートナー企業と協働しながら、菜鳥は、24時間以内に中国本土のあらゆる場所に、72時間以内に世界中に配送することを目指すと同時に、アリババグループのミッション 「To make it easy to do business anywhere(あらゆるビジネスの可能性を広げる力になる)」を実践しています。
詳細については https://alibaba.co.jp/service/cainiao/ をご覧ください
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