現代女性のウェルビーイング研究。幸せをもたらす5つの要素を特定。中心にあったのは"自分で決められる感覚"

20〜50代の女性約500名を対象に、女性の幸せを構成する要素を初めて体系化(株式会社ICORE×株式会社Lilynage 共同研究)

株式会社ICORE

キャリアスクールを運営する株式会社ICORE(イコア)(所在地:愛知県名古屋市、代表取締役:安藤 大嗣、安藤 美玖)は、株式会社Lilynage(リリナージュ)(所在地:東京都港区、代表取締役:宇根田 麻紀子)と共同で、20〜50代の現代女性(会社員/会社経営/フリーランス・個人事業主/パート・アルバイト/専業主婦などを含む)約500名を対象に「現代女性の幸せ因子(幸せを構成する要素)」についてアンケート調査を実施しました。同一の対象者に時間をあけて2回調査を行い、2回とも同じ結果が再現されたことも確認しています。

本調査の回答者は、8割以上が「どんな状況でも、自分のキャリアを積み重ねていきたい」と回答するなど、キャリアへの意欲が高い女性たちでした。そうした女性たちの幸せは独立した5つの要素に分解できること、その中心には「自分で決め、自分で変えられること=自分軸を持てているかどうか」があり、仕事の満足度も、心身の状態も、人間関係の満足度も左右しているという実態が浮き彫りになりました。

◼︎結果概要

  • 20〜50代の全世代で8割以上が「どんな状況でも、自分のキャリアを積み重ねたい」と回答

  • 現代女性の幸せは5つの要素(5因子)で構成される

  • 人生の満足感との結びつきはお金に関する項目より、5つの要素(5因子)の方が強かった

  • 5つの要素(5因子)の中心にあったのは「自分で決め、自分で変えられる感覚(自分軸)」—仕事・心身の状態・人間関係、すべての満足度と関わっていた

◼︎調査の背景

日本は「世界幸福度報告書2026」で147か国中61位。前年の55位から順位を落とし、2020年以来6年ぶりに60位台まで下落しました。しかし、順位という一つの数字だけでは「なぜ幸せを感じにくいのか」「どうすれば幸せに近づけるのか」までは見えてきません。約500名の回答を統計的に整理した結果、幸せを構成する要素が見えてきました。

■調査方法

今回調査を進める前に、予備調査として、20〜50代の女性264名に、キャリア、仕事、社会、家庭、暮らし、資産、メンタル、健康、人間関係など幅広いテーマについて、何が大切かを自由記述で回答してもらいました。そこから、女性が求めていること83項目が示され、これらを元に質問表を作成。その後今回の調査(追跡調査を含む)を実施しました。

■調査結果

8割が「どんな状況でもキャリアを積み重ねたい」と回答

本調査回答者の職業は年代を問わず「会社員」が最も多く、フリーランス・個人事業主も一定数を占めていました。キャリアに対する考え方では、「結婚したら、仕事はしたくない」「出産・育児をしたら、仕事をしたくない」といった選択肢もある中で、20〜50代の全世代で8割以上が「どんな状況でも、自分のキャリアを積み重ねていきたい」と回答しました。キャリアへの意欲が高い層が多いことがわかります。

現代女性の幸せを構成するウェルビーイング5つの要素

設問回答をもとにウェルビーイングとの関わりが強い項目を統計的に分析した結果、女性の幸せは以下の5つの要素(5因子)に分けられました。

1、しなやかな自分軸―自分で決めて、必要なら変えられる

「自分のことは自分で決めることができる」「自分の感覚で選択し、決断し、行動できている」といった自己決定の感覚に加えて、「状況に合わせて、やり方や考え方を見直したり、修正することができる」という柔軟さが含まれる要素です。単に自分の軸を持っているだけでなく、ライフステージの変化が多い女性にとっては、一度決めたことでも状況に応じてしなやかにシフトできるかどうかが鍵になっていました。

2、自分も周りも満たせる仕事―やりがいと、誰かへの貢献

「私は、やりがいを持って働いている」「私は、自分のやりたい仕事ができている」といった自分自身の充足に加えて、「職場の人と一緒にいると、楽しさやワクワク感がある」「私は、人、自然、地域など社会に貢献できている」といった、周囲との関わりや誰かへの貢献が含まれる要素です。「誰と働いているか」「誰かに貢献できているか」「自分の強みややりたいことを活かせているか」が、仕事の満足を形づくる中身として浮かび上がりました。

3、心とからだの軽やかさ―自分をケアする習慣

「心身の不調や違和感がある時に、それらをケアできている」「心身が不調にならないように、ケアしている」といった、自分を大切にするケアの習慣が中心になった要素です。「健康であること」そのものよりも、不調に気づいてケアできているか、不調になる前から整えているかどうかが、幸せを構成する要素として浮かび上がりました。運動やエステ、マッサージなど、自分を丁寧に扱う習慣全般が含まれます。

4、自然体でいられる私―人の目を気にしすぎない

「人の目を気にしたり、顔色をうかがわない」「他者と自分を比較しない」「どこにいても何をしていても誰といても、自然体でいられている」といった、他者にとらわれず、心に素直に生きられている感覚を表す要素です。なかでも「人の目を気にしたり、顔色をうかがわない」がこの要素をもっとも強く表しており、世代を問わず共通して見られました。

5、大切なものを大切にするバランス―自分・大切な人・やりたいことの調和

自分がやりたいことと、自分自身と、大切な人(家族、好きな人、友人など)の3つを、バランスよく大事にできているかどうかを表す要素です。結婚しているかどうかにかかわらず、家族やパートナー、友人など、大切な人と充実した時間を過ごせていることが含まれます。自分だけ、あるいは大切な人だけが満たされていればよいというよりも、全体のバランスが取れていることが大切、という結果でした。

人生の満足感を左右するのは、収入以上に「5つの要素」

一般的に、お金は幸せを大きく左右する要素だと考えられがちです。そこで本調査では、5つの要素とあわせてお金に関する項目についても尋ね、比較しました。人生の満足感との結びつきの強さを比べると、お金に関する2項目が0.35〜0.38(※)だったのに対し、5つの要素はいずれも0.44〜0.62(※)と上回っていました。
お金の安心が幸せと無関係というわけではなく、一定の結びつきは見られましたが、人生の満足感をより強く支えていたのは、自分で決める感覚、仕事での貢献、ケアの習慣、自然体でいること、大切なものを大切にするバランスといった、5つの要素でした。

※数値は相関係数(1.0に近いほど結びつきが強いことを示します)。ただし、どちらが原因かまでを示すものではありません。

5つの要素の中心にあったのは「自分で決められる感覚」

5つの要素はそれぞれ独立していますが、なかでも「しなやかな自分軸」は、他の4つすべてと強く結びついていることがわかりました。自分で決めて、必要なら柔軟に変えられるという感覚が、仕事にも、からだにも、人との関係にも、幅広く影響していました。
単に「自分の軸を持っている」だけでなく、ライフステージの変化が多い女性にとっては、決めたことややり方を状況に応じて柔軟に見直せるかどうかが鍵になっています。

まとめ:現代女性の幸せは、ひとつではなく、ひとりでもない

5つの要素(5因子)すべてが常に満たされている必要はなく、季節やライフステージによって濃淡が入れ替わるのは自然なことです。また、5つの要素のうち3つ(2:他者貢献、4:自然体なわたし、5:大切な人との調和)には「誰か」の存在が含まれており、女性の幸せは他者とのつながりの中で育まれる側面も大きいことが示唆されました。

その中心にあったのは、強い意志というより「しなやかさ」であり、折れない硬さではなく、曲がってもまた戻ってこられること。変わり続けるライフステージの中で、しなやかであることが幸せの土台になっているというのが本調査の結論です。

◼︎調査概要

調査目的

現代を生きる女性が、ワークもライフも充実させて健康で豊かに生きるための要因を明らかにし、その状態を測る尺度を作成する

調査対象

20〜50代の現代女性(会社員/会社経営/フリーランス・個人事業主/パート・アルバイト/専業主婦などを含む)

調査方法

Webアンケートによる2回の調査(同一回答者に、時間をあけて同じ質問を実施)

有効回答数

1回目:494名/2回目(追跡調査):345名(追跡率69.8%)

調査実施

株式会社ICORE × 株式会社Lilynage

※本調査は、慶應義塾大学大学院にて幸福学の研究に従事した経験を持つメンバーが研究設計・分析を監修しています。

◼︎調査手順

1、自由記述による概念抽出調査(Webアンケート、264名)で女性が求めていること83項目を抽出し、質問票を作成 

2、1回目調査(494名)で因子分析を実施し、5つの要素を抽出 

3、2回目調査(追跡調査・345名)で再検証し、同一の因子構造が再現されることを確認

◼︎調査結果の引用について

本調査結果は、以下の引用ルールを守っていただくことで、どなたでも引用いただけます。引用の際は「現代女性のウェルビーイング調査2026(ICORE×Lilynage調べ)」と明記してください。

◼︎代表者コメント

株式会社ICORE 代表取締役 安藤 大嗣、安藤 美玖/株式会社Lilynage 代表取締役 宇根田 麻紀子 

現代女性の幸せ指標を、世代を超えてここまで解像度高く体系化した調査は、今のところ他に見当たりません。5つの要素それぞれに意味がありますが、なかでも印象的だったのは、自分で決め、必要なら変えられるという感覚が、仕事にも、からだにも、人との関係にも、幅広く影響していたことです。この研究を、今後はキャリア支援やセルフケアの現場にも活かしていきたいと考えています。

『女性のウェルビーイング』『幸福学』『自己決定とキャリア形成』ほか、『働く女性のキャリア・生き方』『セルフケア習慣』『ライフステージと幸福感』『ジェンダーギャップ』など、様々な切り口でのお話ができればと思っています。ご興味をお持ちいただけましたら、お気軽にお声がけください。

もっと詳しく知りたい方へ(詳細データ)

もともと179項目の質問からスタートし、統計的な処理(因子分析)を経て、最終的に5つの要素に整理されました。個々の質問項目の詳細については、本リリースでは公開しておりません。ご興味をお持ちの方は、お問い合わせください。

【株式会社ICOREについて】

全ての人が自分の人生を諦めず、仕事も家庭も自分らしく幸せに生きられる社会を創りたい。手に職を求めて闇雲に資格の取得や仕事の選択をするのではなく、自分(I)の内側にある、それぞれが持つ才能や願望(CORE)を開花させるお手伝いがしたい。そんな思いから、ICOREでは「あなたらしさを活かして本当にやりたいことを実現する場所」として3ヶ月間12ステップで、らしさを見つける自己理解、らしさを形にするサービス構築、らしさを広げる集客設計を体系的に学び、自分にしかできないことでやりがいのある働き方を叶えるオンラインキャリアスクールを開講しています。

社名:株式会社ICORE(イコア)

所在地:愛知県名古屋市中村区名駅4丁目24番5号第2森ビル401

代表者:代表取締役 安藤 大嗣、安藤 美玖

事業内容:キャリアスクール運営

HP:https://icore-inc.jp/

【株式会社Lilynageについて】

「愛でるが当たり前の社会に」をビジョンに、カラダと心のセルフマッサージメソッド「リリナージュ」を提供。「頑張らなければ」「認められなければ」と自分を追い込み、カラダと心の不調を抱えている方に“自分を愛でる”セルフケアを体得していただくため、3ヶ月間のセルフケアの学校、法人向けウェルビーイング研修、リトリート、書籍出版を展開。自分を整え、自然体で美しく輝ける人を増やすことで、家庭や職場、社会全体にあたたかな循環を生み出すことを目指しています。

社名:株式会社Lilynage

所在地:東京都港区北青山三丁目6番7号パラシオタワー11階

代表者:代表取締役 宇根田 麻紀子

事業内容:セルフケア研修事業

HP:https://lilypresents.com

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会社概要

株式会社ICORE

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URL
https://icore-inc.jp/
業種
教育・学習支援業
本社所在地
愛知県名古屋市中村区名駅4丁目24番5号第2森ビル401
電話番号
-
代表者名
安藤大嗣、安藤美玖
上場
未上場
資本金
-
設立
2021年11月