日商 小林会頭 × 日本YEG 小野会長が対談 ~未来を担う経営者に語った地方創生と青年部の使命~
日本商工会議所青年部(日本YEG)は4月25日、都内で全国会長会議を開催。全国416単会の会長が一堂に会する中、小野知一郎会長と日本商工会議所・小林健会頭の対談を実施した。
急速な人口減少が進む日本において、持続可能な社会の実現は喫緊の課題です。小野会長の質問に対し、小林会頭からのアドバイスやご意見をいただきました。

従業員への還元が企業の責任
小林会頭は「価格転嫁などを通じ収益の向上に取り組む中でも、まずは従業員を第一に考えるべき」と述べ、持続可能な企業経営に必要な認識を示されました。


米国の政治情勢が及ぼす影響
米国の政治的な先行き不透明感が、国際社会にさまざまな影響を及ぼす可能性を指摘されるともに、日本経済の長期的な成長には安定した日米関係の構築が重要と強調されました。
賃上げと地方創生
政府の賃上げ方針に対し、中小企業の現状は思うように進んでおらず、地方の実態を踏まえ政府の方針を検証し、地方創生に取り組むことが必要と指摘されました。
地域創生と青年部の役割
地域の人口減少に対する危機感を共有された上で、青年部の活動が地域の活性化に不可欠であるとの認識が示されました。特に、地域の生活インフラ・商業インフラを維持する存在として、青年部が果たす役割は重要と強調されました。
経営者に求められる資質
経営者には倫理観、判断力、決断力、そして「人を見る目」が求められる。特に中小企業経営者には、限られたリソースを最大限に活用し、適切な判断と決断を下す力が必要であると指摘されました。
海外進出とアジア市場
アジア市場の重要性が高まる中、日本がアジア諸国との関係を深めていくためには、現地との交流を進め、長期的な関係を築くことが重要である。特に、現地の文化や宗教に対する理解が、ビジネスの成功に大きく影響することが強調されました。
その上で、海外市場に進出する際は、「6~7分の力」で臨むべきと。リスクを管理しながら進出することの重要性が示されました。
青年部の活動と地方創生
全国各地の青年部が、地方創生の一翼を担う重要な役割を果たしているとの認識を示されました。その上で、青年部が現場の情報を吸い上げ、地域の課題を解決するための実行部隊として、さらなる活躍を期待すると述べられました。
▼同志社大学商学部 関 智宏 教授による講演
テーマ「地域の永続的繁栄における中小企業の役割」



▼会員増強、会員の所属意識向上への取り組みをテーマにグループワークを開催

▼今後の取り組み
日本商工会議所青年部(日本YEG)は以下の活動を展開していきます。
・地域が抱える課題解決に向けた事業の実施
・アジア各国・地域の青年経済団体との関係強化
・国際ビジネスに関する研修機会の拡充を通じた海外展開支援
・全国の中小企業経営者に交流と学びの機会を提供するセミナーの開催
・地域経済を支える中小企業の活性化に向けた支援策の立案
▼日本YEG(日本商工会議所青年部)とは
若手経営者・後継者の相互研鑽と資質向上、交流を通じて、企業の発展と豊かな地域経済社会を築くことを目的とした青年経済団体で、国内各地の商工会議所に設置。
発足:昭和58年4月1日
日本YEG加入青年部数 :416箇所
日本YEG会員数 :約32,000名 以上(※2025年4月末現在)
令和7年度日本商工会議所青年部 会長 小野知一郎
▼問合せ先
事務局(日本商工会議所中小企業振興部内)
〒100-0005 東京都千代田区丸の内3-2-2 丸の内二重橋ビル4階
TEL:03-3283-7848
【配信者】
令和7年度日本商工会議所青年部 広報委員会 久野公久
(東海ブロック 愛知県商工会議所青年部連合会 岡崎商工会議所青年部)
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