【報道関係各位】三川内焼でNYの生活を彩る工芸品を一緒に創るオンライン・ディスカッション「Global Collaboration」開催(2023年8月12日(土)9時~10時オンライン)
NY長崎県人会と長崎の伝統的工芸品三川内焼の響き"愛"「伝統工芸のオープンイノベーションラボ-三川内焼を知り、ニューヨークのライフスタイルを知る- 」
■開催趣旨
伝統工芸は、国外市場で2023年から2028年の間に9.1%の経済成長率が見込めるという調査データ(※1)があり、伝統工芸品の海外市場への進出は経済産業省の注力分野の一つ(※2)でもあります。
このオンライン・ディスカッションでは、ニューヨークに移住し活躍しているNY長崎県人会のメンバーと、使う人が本当に喜び・使うことに幸せを感じることができるモノ作りを目指しながら世界展開を志す三川内焼の職人が、ニューヨークの生活スタイルにマッチした工芸品の意見交換を行うことで、新たな伝統工芸作品の創出につなげていきます。
※1:株式会社グローバルインフォメーション 手工芸市場動向調査2023-2028年の予測
※2:経済産業省 令和4年度 経済産業政策の重点 P15
■長崎県の伝統工芸「三川内焼」について
三川内焼は、長崎県佐世保市三川内町において江戸時代の初期から生産されている陶磁器で、伝統的工芸品に指定されています。
特徴は、透き通るような白磁に繊細な藍色で手描きした絵柄や、優雅な菊飾りを施した装飾、部材を厚さ1mm弱まで薄くすることで光にかざすと電球のように輝く技法などによる「高い芸術性」です。
現在では28窯(※3)が活動しており、職人たちによる手間暇をおしまない手仕事により多様なテーブルウェア・インテリアが作られています。
※3:佐世保市オープンデータ 三川内焼窯元一覧
■イベント詳細
・ 名称:「Global Collaboration 三川内焼でニューヨークの生活を彩る工芸品を一緒に創るオンライン・ディスカッション」
・ 日時:2023年8月12日(土)9: 00〜10: 00 /日本時間
・ 会場:オンライン(Zoomミーティング)
・取材等の申し込みはこちらまでご連絡ください
8PEACE 広報窓口:鷲尾(わしお)
TEL : 090-4840-8364
Mail:washio.pr@gmail.com
■Global Collaboration 参加者
・三川内焼の職人
・中里太陽(第18代平戸洸祥団右ヱ門窯 窯主)
オランダ王国アムステルダムとデルフトにて陶磁器を研修。米国での語学留学も経験し、国際教養を身につけ、海外に向けて三川内焼の文化を発信。
主にろくろ成形、細工作業に従事。菊花飾細工では、天草陶石の磁土が乾かないうちに花の形を切り出すことで、繊細な菊の花を表現する技法を得意とする。
代々伝わる技法を受け継ぎつつ、新しい三川内の器づくりに取り組んでいる。
・金氏健多(第16代嘉泉窯 窯主)
凛とした美しさと極上の温もりを持つ「ましろ」シリーズをシグネチャーとして、香りたつフォルム、口当たりの良さ、薄さ、そして磁器の温もりと強さを届ける作品を得意とする。三川内焼を通して、山里に残された“日本の誇り”を世界に伝えることを使命として日々精進している。
・中里彰志(第17代平戸松山窯 窯主継承予定)
三川内天満宮に祀(まつ)られる「高麗媼(こうらいばば)」を祖先とし、三川内焼の職人だけ描くことが許された中国風の髪形や服装をした子供が遊んでいる姿を図像として表現した”唐子(からこ)”の絵柄をはじめ、祥瑞(しょんずい)文様、唐草文様等を描く染付を得意とする。
YouTuberとしても活躍し、三川内焼の今を発信している。
・ニューヨーク長崎県人会
九州全域を対象としたニューヨーク近郊の日本人コミュニティ「NYばってん会」を母体とし、2017年4月に長崎県人の有志により「ニューヨーク長崎県人会」が発足。アメリカのニューヨーク近郊に在住する、長崎にゆかりのある人、長崎が好きな人、お酒が好きな人たちによるコミュニティのための会。
会長:木下信義
ウェブサイト:http://battenkai.at-newyork.com/
・8PEACE
創り手自身や作品に込めた想いを使い手に繋げることで、生活を彩る工芸品を使う喜び、そして生活を彩る工芸品を創る喜びの循環と連鎖の実現を目指す。代表の八木は、伝統工芸の職人を祖父に持ち、自身も伝統工芸の売り手・創り手・伝え手を経験。現在は結び手として伝統工芸作品の良さだけでなく、創り手の想いと社会とを結ぶ活動に取り組んでいる。ウェブサイト:https://8peace.net/
・NPO法人ZESDA
グローカルビジネスをプロデュースするパラレルキャリア団体。地方と海外のビジネスを成功させるため、事業家が成功するまで資源を注ぎ続けることが必要との考えから、人脈(コネ)と情報・経験(チエ)を集める「カレッジ事業」と、集めたコネ・チエを事業家に注ぎ続ける「プロデュース事業」を運営。
ウェブサイト:https://zesda.jp/
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