「アーティストの国際発信支援プログラム」2025(令和7)年度第Ⅰ期の募集を12月13日(金)から開始
~今年度第Ⅱ期はハワイ・トリエンナーレなど2つの国際芸術展への支援が決定~
国立アートリサーチセンター(略称:NCAR、センター長:片岡真実)は、日本の現代美術の国際的なアートシーンにおける存在感向上を目指して、「アーティストの国際発信支援プログラム」を実施しています。2025(令和7)年度第Ⅰ期の募集を、2024年12月13日(金)から2025年1月31日(金)まで行います。
世界各地で開催されるビエンナーレやトリエンナーレといった国際芸術展は、アーティストにとって重要な作品発表の場であり、日本の現代美術の国際的な認知度向上に繋がる貴重な機会です。2024(令和6)年度よりスタートした本プログラムでは、日本国外で開催される国際芸術展に日本のアーティストが参加する際の費用の一部を、主催団体を通じて支援します。
2024(令和6)年度の第Ⅰ期募集においては、アルル国際写真フェスティバル、釜山ビエンナーレなどの4つの国際芸術展に、第Ⅱ期募集においてはハワイ・トリエンナーレ、アジアトリエンナーレ・マンチェスターの2つの国際芸術展に参加する日本人アーティストへの支援が決定しました。
NCARは「アートをつなげる、深める、拡げる」をミッションに、情報収集と国内外への発信、コレクションの活用促進、人的ネットワークの構築、ラーニングの拡充、アーティストの支援など、わが国の美術館活動全体の充実に寄与する活動に引き続き取り組んでいきます。
応募要項(概要)
名称 |
「アーティストの国際発信支援プログラム」2025(令和7)年度第Ⅰ期 |
募集期間 |
2024年12月13日(金)から2025年1月31日(金)まで ※応募受付は、日本時間の23:59まで |
支援内容 |
日本のアーティストが参加する国外開催のビエンナーレ、トリエンナーレ等国際芸術展の主催団体に対し、経費の一部もしくは全額を支援する。アーティスト一人につき350万円、複数の日本のアーティストが参加する場合は国際芸術展一つにつき700万円を支援上限額とする。 |
支援の対象となる事業 (およびその開催時期) |
日本のアーティストが参加し、国外で2025年6月以降に開幕し、2026年5月末までに終了する国際芸術展であって国際発信力が高いと認められるものを支援対象とする。「日本のアーティスト」とは、国籍や拠点を問わず、日系、あるいは日本から他国へ帰化したアーティスト、および物故者を含む。 |
申請資格 |
日本のアーティストが参加し、国外で開催される国際芸術展の主催者であり、独立した事務局体制と会計組織を有し、かつガイドライン記載事項を遵守できる団体 |
結果通知 |
審査結果は2025年3月31日(月)までに通知 |
応募詳細はこちらからご確認ください。
https://ncar.artmuseums.go.jp/events/globalcommunications/post2024-1847.html
「アーティストの国際発信支援プログラム」2024(令和6)年度第Ⅱ期 採択結果
国際芸術展名 |
会期 |
アーティスト名 |
|
1 |
ハワイ・トリエンナーレ2025 |
2025年2月15日〜5月4日 |
志賀理江子、Sancia Miala Shiba Nash、ミヤギフトシ |
2 |
アジアトリエンナーレ・マンチェスター2025 |
2025年11月1日〜30日(予定) |
伊藤比呂美、江刺作恵、 森朋子、カセキユウコ、西鹿乃子、笹岡由梨子 |
国立アートリサーチセンターの事業について
国立アートリサーチセンター(NCAR)は、国内外の美術館、研究機関をはじめ社会のさまざまな人々をつなぐアート振興の新たな拠点として、2023年3月に設立されました。NCARの事業やこれまでの活動についてはウェブサイト(https://ncar.artmuseums.go.jp/)をご覧ください。
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