岩手県発行の環境債「グリーン/ブルーボンド」に投資しました  岩手日報社

グリーントランスフォーメーション(GX)推進や環境改善が見込まれる事業に充当へ

株式会社 岩手日報社

 株式会社岩手日報社(岩手県盛岡市、川村公司代表取締役社長)は、岩手県が環境改善の見込まれる事業に充当するため7月25日に発行する環境債「グリーン/ブルーボンド」(以下同債券)に投資しました。

 同債券は気候変動の緩和または適応に資するグリーン適格プロジェクトのみならず、海洋資源・生態系の保全等に資するブルー適格プロジェクトも資金使途としています。調達資金は岩手県内でのGX推進による地域経済と環境に好循環をもたらす持続可能な新しい成長を目指す取り組みの実施のほか、東日本大震災で被災した三陸海岸の海洋と沿岸の保全強化などに資する事業の推進に活用される予定です(表1参照)。

 同債券発行に際して策定した、資金使途などを明記した発行の枠組み(グリーン/ブルーボンド・フレームワーク)は第三者機関の株式会社日本格付研究所(JCR)より、国際資本市場協会(ICMA)によるグリーンボンド原則2021および環境省グリーンボンドガイドライン2022版等への適合性について、最上位の「Green1(F)」および「Blue1(F)」の評価を受けています。

 岩手日報社はこれからもSDGs(持続可能な開発目標)達成をはじめ、環境にやさしく健康で心豊かな社会の実現を目指し、情報発信を含む多角的な取り組みを展開してまいります。

【表1.同債券での調達資金の充当が予定されるプロジェクト(ブルー適格プロジェクトは グリーン適格プロジェクトでもある)】

グリーンボンド原則事業区分

グリーン適格プロジェクト

再⽣可能エネルギー

■ 太陽光発電関連設備の導⼊

エネルギー効率

■  県有施設における

 ●   ⾼効率空調設備の導⼊

 ● ⾼効率照明の導⼊

 ● その他⾼効率設備(ポンプ機・キュービクル等)の導⼊

■  信号機の LED 化

汚染防⽌及び抑制

■  県境不法投棄現場環境再⽣事業

■  ⼤気汚染監視設備整備事業

⽣物⾃然資源及び⼟地利⽤に係る環境維持型管理

■  国定公園・⾃然公園等施設整備事業

クリーン輸送

■  電気⾃動⾞、プラグインハイブリッド⾃動⾞の購⼊

■  充電設備等の導⼊

気候変動への適応

■  河川改修事業

■  道路環境改善事業(無電柱化・排⽔性、透⽔性舗装への改良)

■  砂防事業・急傾斜地崩壊対策事業

グリーンボンド原則事業区分

ブルー適格プロジェクト

汚染防⽌及び抑制

■  流域下⽔道事業

■  漁業集落における排⽔施設の整備

⽣物⾃然資源及び⼟地利⽤に係る環境維持型管理

■  藻場整備

■  漁場内のガレキ撤去

■  ⾼度衛⽣管理に対応した漁港施設の整備

■  ⽔産⾼校実習船の整備

■  ⽔産技術研究施設の設備整備・修繕

■  林道の開設・改良

■  ⽔源涵養のため、荒廃森林を整備

生物⾃然資源及び⼟地利⽤に係る環境維持型管理

気候変動への適応

■  防波堤、護岸等の整備                  

【表2.債券概要】

銘柄

岩手県令和6年度第1回公募公債(グリーン/ブルーボンド・5年)

発行総額

50億円

各公債の金額

1,000万円

償還期限

5年

発行日

2024年7月25日

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会社概要

株式会社 岩手日報社

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URL
https://www.iwate-np.co.jp/
業種
情報通信
本社所在地
岩手県盛岡市内丸3-7
電話番号
-
代表者名
川村 公司
上場
未上場
資本金
-
設立
-