第9回「全広連日本宣伝賞」各賞決まる
(公社)全日本広告連盟(大平 明理事長)は、昨年12月22日、第9回「全広連日本宣伝賞」選考委員会を開き、「松下賞」を井上眞氏(大塚製薬㈱代表取締役社長)、「正力賞」を増田宗昭氏(カルチュア・コンビニエンス・クラブ㈱代表取締役社長兼CEO)、「吉田賞」を藤重貞慶氏((公社)ACジャパン理事長、(公社)日本マーケティング協会会長、(公財)日本卓球協会会長、ライオン㈱相談役)、「山名賞」を佐藤雅彦氏(東京藝術大学大学院教授、クリエイティブディレクター)にそれぞれ贈賞することを決定した。
各賞は、5月20日開催の「第69回全日本広告連盟山陰大会」(松江市「島根県民会館」)式典内で贈賞を行う。各賞の受賞者と贈賞理由は下記のとおり。
第9回「全広連日本宣伝賞」各賞受賞者と贈賞理由
■松下賞
大塚製薬株式会社 代表取締役社長
大塚製薬㈱医薬品関連部門の要職を経て、専務取締役 ニュートラシューティカルズ事業担当、取締役副社長等を歴任。2020年よ 現職。中高生をターゲットにした広告コミュニケーション戦略でポカリスエット、カロリーメイトなどロングセラー商品のリブランドおよび市場拡大を成功させ、2016年、2017年2年連続で総合広告電通賞、2019年日本マーケティング大賞を受賞。2020年はコロナ禍の中、高校生たちの自撮り画像で構成したCM「ポカリNEO合唱」が話題となる。同社の卓越したブランドマーケティングを牽引し、広告界の発展に大きく貢献してきた功績は贈賞に値する。
■正力賞
TSUTAYAやTカードを運営するカルチュア・コンビニエンス・クラブ㈱代表取締役社長兼CEO。2011年12月、「プレミアエイジ」と呼ばれる50代以上の大人たちに向けた新しい生活提案の場として、東京・代官山に「代官山 蔦屋書店」をオープン。2013年には、佐賀県武雄市の「武雄市図書館」の運営をスタート、地域活性化にも大きく貢献している。Tポイント(2003年にサービス開始)を基盤にしたデータベースマーケティングを駆使しつつ、既成の枠を超えた生活提案を組み込んだ「カルチュアインフラ」を創り出す活動は、メディア・コンテンツプロデューサーとして広義に捉えて余りある程功績は大きい。
公益財団法人日本卓球協会 会長、ライオン株式会社 相談役
ライオン㈱代表取締役社長、代表取締役会長を歴任し、2016年より現職。2016年よりACジャパン理事長、2019年より日本マーケティング協会会長として広告界全体の発展に寄与。2020年、ACジャパンは新型コロナウイルス感染拡大防止に向け、臨時キャンペーン「あなたのコロナ対策が、みんなを救う。」を展開し、団体としての存在価値を高める。日本マーケティング協会では、検定、研修、イベント等を通して最先端のマーケティング人材の育成、最新のマーケティング手法の普及啓発を積極的に行う。日本卓球協会会長として、「卓球ニッポン」の世界での活躍、及び2017年Tリーグ設立に寄与するなど、スポーツ界の活性化にも尽力。
■山名賞
㈱電通在籍時はCMプランナーとして、サントリー「モルツ」、NEC「バザールでござーる」などヒットCMを量産する。1999年から2006年まで慶應義塾大学環境情報学部教授をつとめ、同大学佐藤雅彦研究室の活動として手掛けたNHK教育テレビ「ピタゴラスイッチ」や、「2355/0655」「考えるカラス」の企画・監修に現在も携わる。2006年より東京藝術大学大学院映像研究科教授。研究室のプロジェクトとして制作する短編映画が、カンヌ国際映画祭より2度に渡って正式招待上映を受けるなど、現在も、独自の考え方や方法で、分野を超えた活動を続けており、クリエイター・教育者として業界へ多大な功績を残している。
※「全広連日本宣伝賞」について
公益社団法人全日本広告連盟(全広連)は、日本宣伝クラブが昭和30年代から行ってきた、「日本宣伝賞」の顕彰事業を平成25年度より継承。必要な再編成を行い、全広連の公益目的事業の一つとして育成、発展を行おうとするもので、広告主(「松下賞」)、媒体社その他のメディア関係会社及びイベントその他のコンテンツのプロデューサー(「正力賞」)、広告関連会社(「吉田賞」)、クリエーター(「山名賞」)それぞれの立場から、広告の社会的使命の促進に係る広告界の向上・発展に尽くし寄与したもの(個人)を、年1回顕彰する。また、「特別賞」として、広告の社会的使命の促進に特別に功労があった、と認められた場合は、上記4賞に加えて個人又は団体を顕彰している。
各賞は、5月20日開催の「第69回全日本広告連盟山陰大会」(松江市「島根県民会館」)式典内で贈賞を行う。各賞の受賞者と贈賞理由は下記のとおり。
第9回「全広連日本宣伝賞」各賞受賞者と贈賞理由
■松下賞
井上 眞(いのうえ まこと)氏
大塚製薬株式会社 代表取締役社長
大塚製薬㈱医薬品関連部門の要職を経て、専務取締役 ニュートラシューティカルズ事業担当、取締役副社長等を歴任。2020年よ 現職。中高生をターゲットにした広告コミュニケーション戦略でポカリスエット、カロリーメイトなどロングセラー商品のリブランドおよび市場拡大を成功させ、2016年、2017年2年連続で総合広告電通賞、2019年日本マーケティング大賞を受賞。2020年はコロナ禍の中、高校生たちの自撮り画像で構成したCM「ポカリNEO合唱」が話題となる。同社の卓越したブランドマーケティングを牽引し、広告界の発展に大きく貢献してきた功績は贈賞に値する。
■正力賞
増田宗昭(ますだ むねあき)氏
カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社 代表取締役社長兼CEOTSUTAYAやTカードを運営するカルチュア・コンビニエンス・クラブ㈱代表取締役社長兼CEO。2011年12月、「プレミアエイジ」と呼ばれる50代以上の大人たちに向けた新しい生活提案の場として、東京・代官山に「代官山 蔦屋書店」をオープン。2013年には、佐賀県武雄市の「武雄市図書館」の運営をスタート、地域活性化にも大きく貢献している。Tポイント(2003年にサービス開始)を基盤にしたデータベースマーケティングを駆使しつつ、既成の枠を超えた生活提案を組み込んだ「カルチュアインフラ」を創り出す活動は、メディア・コンテンツプロデューサーとして広義に捉えて余りある程功績は大きい。
■吉田賞
藤重貞慶(ふじしげ さだよし)氏
公益社団法人ACジャパン 理事長、公益社団法人日本マーケティング協会 会長、公益財団法人日本卓球協会 会長、ライオン株式会社 相談役
ライオン㈱代表取締役社長、代表取締役会長を歴任し、2016年より現職。2016年よりACジャパン理事長、2019年より日本マーケティング協会会長として広告界全体の発展に寄与。2020年、ACジャパンは新型コロナウイルス感染拡大防止に向け、臨時キャンペーン「あなたのコロナ対策が、みんなを救う。」を展開し、団体としての存在価値を高める。日本マーケティング協会では、検定、研修、イベント等を通して最先端のマーケティング人材の育成、最新のマーケティング手法の普及啓発を積極的に行う。日本卓球協会会長として、「卓球ニッポン」の世界での活躍、及び2017年Tリーグ設立に寄与するなど、スポーツ界の活性化にも尽力。
■山名賞
佐藤雅彦(さとう まさひこ)氏
東京藝術大学大学院教授
㈱電通在籍時はCMプランナーとして、サントリー「モルツ」、NEC「バザールでござーる」などヒットCMを量産する。1999年から2006年まで慶應義塾大学環境情報学部教授をつとめ、同大学佐藤雅彦研究室の活動として手掛けたNHK教育テレビ「ピタゴラスイッチ」や、「2355/0655」「考えるカラス」の企画・監修に現在も携わる。2006年より東京藝術大学大学院映像研究科教授。研究室のプロジェクトとして制作する短編映画が、カンヌ国際映画祭より2度に渡って正式招待上映を受けるなど、現在も、独自の考え方や方法で、分野を超えた活動を続けており、クリエイター・教育者として業界へ多大な功績を残している。
※「全広連日本宣伝賞」について
公益社団法人全日本広告連盟(全広連)は、日本宣伝クラブが昭和30年代から行ってきた、「日本宣伝賞」の顕彰事業を平成25年度より継承。必要な再編成を行い、全広連の公益目的事業の一つとして育成、発展を行おうとするもので、広告主(「松下賞」)、媒体社その他のメディア関係会社及びイベントその他のコンテンツのプロデューサー(「正力賞」)、広告関連会社(「吉田賞」)、クリエーター(「山名賞」)それぞれの立場から、広告の社会的使命の促進に係る広告界の向上・発展に尽くし寄与したもの(個人)を、年1回顕彰する。また、「特別賞」として、広告の社会的使命の促進に特別に功労があった、と認められた場合は、上記4賞に加えて個人又は団体を顕彰している。
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