東芝エレベータとオートデスクが昇降機向けのBIM推進のためパートナーシップを締結
WEBクラウドサービス「Autodesk Forge」を活用した共同開発を行う
東芝エレベータ株式会社(社長:中川誠 本社:神奈川県川崎市)と米オートデスク・インク(社長兼CEO:アンドリュー・アナグノスト 本社:米国カリフォルニア州)は、昇降機のBIMモデルを活用した設計支援サービスを更に推進させるため、戦略的パートナーシップを今月締結しました。
東芝エレベータ株式会社(社長:中川誠 本社:神奈川県川崎市)と米オートデスク・インク(社長兼CEO:アンドリュー・アナグノスト 本社:米国カリフォルニア州)は、昇降機のBIMモデルを活用した設計支援サービスを更に推進させるため、戦略的パートナーシップを今月締結しました。今後、両社は開発から保守までの業務プロセスでBIMモデルを最大限に活用するクラウドサービスの共同開発を行い、普及が加速しているBIMのニーズに合致したソリューションの提供を目指します。
今回のパートナーシップでは、オートデスクの開発ツール「Autodesk Forge」を活用して、クラウド上で昇降機のBIMモデルを管理・運用するシステムを新たに開発します。これにより以下のような品質向上と業務効率の改善を実現します。
■建物全体のBIMデータを活用した昇降機計画が実施できる利便性の高いサービスを提供します。
■BIMソフトウェア「Autodesk® Revit®」で設計した昇降機のBIMモデルをクラウド サービスで一元管理を行い、施工会社や設計事務所などの関係者とクラウド上で共同作業ができるコラボレーション環境を構築し、お客様との合意形成を円滑にします。
■昇降機の企画から設計、製造、工事、保守、リニューアルまでのライフサイクル全体を上記の環境で運用・管理し竣工後の維持管理の利便性向上に寄与します。
東芝エレベータでは、2012年よりBIMを専門に取り扱う部門を設立し、業界に先駆けて昇降機のBIMモデルをいち早く提供してきました。WEBサイト上でのBIMパーツダウンロードサービスのほか、お客様のBIMモデルとの連携を行い、昇降機の納まり検討、鉄骨部材の配置や取り合いの調整を効率的に実施できる、設計支援サービスや施工支援サービスを展開してきました。
現在では、全国の支社店にBIMで設計支援ができる担当者を配置しているほか、本社や工場からBIMの高度かつ専門的な知識を有した設計者を全国に派遣できる体制を整えております。
両社はBIMを通じて、建築業界の課題である人手不足の解決、「働き方改革」を支援できる施策を提供し、これからもBIMの先進企業として新たな価値を創造し、社会に貢献していきます。
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