【iXacs ✕ 音声認識】スマートウォッチへの音声入力で作業内容の入力が可能になりました。

概要
製造業向けIoTによる稼働状況や消費電力の見える化SaaS「iXacs(読み:アイザックス)」を提供するi Smart Technologies株式会社(以下「当社」)は、スマートウォッチへの音声入力を用いた、製造ラインの情報(作業内容・停止要因)登録機能を開発しました。
背景と目的
近年、当社では人手による作業など、作業量の可視化が難しい領域についてご相談をいただく機会が増えています。
iXacsでは、スマートフォンやタブレット、または固定ボタンを使用して作業内容を登録する基本機能を備えていますが、携帯性の制約や、登録時にアプリを起動する手間など、操作性が課題となっていました。
また、過去にはAmazon Alexa™とiXacsを連携させ、音声による入力も導入していましたが、固定式デバイスであるため、作業者が広範囲に移動するような現場では活用が難しく、人手作業の記録においては「機器の可搬性」と「作業のしやすさ」を両立することが課題となっていました。
具体的な要件としては、以下のような点が求められていました:
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楽に持ち運びができること。
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作業の邪魔にならないこと。
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登録作業が簡単であること。
そこで当社では、iXacsと音声認識技術を連携させ、ウェアラブルデバイスであるスマートウォッチを用いた音声入力による作業内容の記録機能を実現しました。
*Alexaは、Amazon.com, Inc.またはその関連会社の商標です。
機器構成

機器は下記のものを選定します。*現在はiOS機器のみ連携可能です。
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iPhone(写真右):主にiXacsとの連携に用います。
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Apple Watch(写真左):音声認識機能により、スマホに登録したタスクを実行します。
*iPhone、Apple Watchは、米国および他の国々で登録されたApple Inc.の商標です。
システム概要

システムは下記の動作を組み合わせて実現しました。
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iPhoneにiXacsと連携機能を設定します。お客様所有の端末も利用可能です。
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作業者がスマートウォッチに向かって「Hey Siri 、*(作業内容)」と音声で指示。
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*(作業内容)はあらかじめ登録した内容を指示します。
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iPhone経由でiXacsに作業内容が登録されます。
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登録された作業内容はiXacsの基本機能で詳細な可視化・分析が可能になります。詳細はこちら
結果
iXacs音声入力機能の開発により、下記が実現出来ました:
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ハンズフリーでの機器持ち運びが可能
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作業内容登録は音声一言で可能
現場作業者の負担を最小限に抑えつつ、改善に有用なデータの取得が可能になります。
一方で、登録内容の文言には一般的な音声認識しやすい文言の登録が必要なこともわかりました。
社内用語などは認識してくれないので、設定時に一定の配慮が必要です。
結論
今回開発したiXacs ✕ 音声認識機能により、身につけたデバイスで簡単に作業内容の登録が可能になりました。作業標準が作りにくく、実態の把握に苦労しがちな人作業等の可視化に有用です。
i Smart Technologiesでは、製造現場のデータ取得から分析・改善実行までトータルでサポートいたします。お困りの方はぜひ一度ご相談ください。
これからもIoTを活用しお客様と一緒に現場の課題解決に取り組んでまいります。
関連情報
▼本記事・iXacsについての問い合わせ先
以下、問い合わせフォームよりご連絡ください。
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