ログラスと三谷産業、経営管理領域のDX支援で業務提携

三谷産業の販売スキームおよびFaaS技術との連携により、次世代型経営管理クラウド「Loglass」が目指す「経営企画と事業部がシームレスに繋がる経営管理」の実現へ加速

株式会社ログラス（本社：東京都品川区、代表取締役CEO:布川 友也、以下「ログラス」）は、三谷産業株式会社（本社：石川県金沢市、代表取締役社長：三谷 忠照、以下「三谷産業」）と、次世代型経営管理クラウド「Loglass」の活用による企業の経営管理領域のDX支援において、業務提携することをお知らせいたします。

三谷産業がポリシーとする「お客様にとっての最適を追求する」姿勢やパートナー企業との共存共栄に取り組む経営に共鳴し、今回の業務提携に至りました。ログラスが有している経営管理コア業務のシステム化における専門性と、三谷産業の展開する情報システムをはじめとした幅広い事業領域ならびに5,000社に上る顧客基盤を生かした販売スキーム、さらに三谷産業が開発したFaaSインテグレーター「Chalaza（カラザ）」との連携により、「Loglass」の新たな顧客セグメントへの展開、オンプレミス型システムとの連携強化を含む更なる機能強化などを今後、目指してまいります。

ログラスは、今回の提携を通して、ログラスが掲げる経営企画と事業部がシームレスに繋がる経営管理および、全社員が一体となって業績の向上に取り組む『スクラム経営』の実現に向けて加速してまいります。
※FaaSとは「Function as a Service」の略称で、サーバーレスでアプリケーション開発を可能にするクラウドサービスです。
 

 

■次世代型経営管理クラウドLoglassについて
当社が提供する「Loglass」は、企業の中に複数存在する経営管理データベースの収集・一元管理・分析を一気通貫で実現する次世代型経営管理クラウドです。「全ての企業に最高の経営管理体験を。」というプロダクトビジョンを掲げ、全ての部署が高度に連携し、高速で業績向上に向けて施策を打てる環境を構築します。

これにより、CFO・経営企画だけが経営数値を追う世界が一変します。2020年7月の正式リリースから、すでに東証一部上場企業をはじめとした50社以上の企業へご導入いただいています。

 ■提携の背景
1928年に創業し石炭の卸売に端を発する三谷産業は、「お客様にとっての最適を追求する」ことをポリシーに、現在、情報システムを含む6つの事業分野が事業領域を越えて連携し特別な価値提供に取り組む複合商社です。三谷産業の情報システム事業は、ITベンダー、SIerとして50年以上にわたりお客様の本質的な経営課題の解決に取り組んでいます。また高校生から応募が可能な長期インターンシップといった、未来の産業を担うプレイヤーの育成にも力を入れており、ログラス代表の布川がインターン生として経験を積んだ企業でもあります。三谷産業が大切にする「社員それぞれが持つ専門性をつなぎ、ますます高度に、複雑になっていくお客様の課題を解決する」という姿勢は、リモートワークの拡大やコーポレートDX推進の機運が高まる中で複雑性を増す経営管理領域においてログラスが提供していく価値と共通し、今回の提携におけるシナジーを最大化する要素の一つです。

 ■営業面および技術面での協力体制を構築
今般の業務提携により、ログラスが有する経営管理コア業務のシステム化における専門性と、幅広い事業領域と5,000社に上る顧客基盤を有する三谷産業の販売スキーム、および三谷産業が開発したFaaSインテグレーター「Chalaza」技術を活かし、次世代型経営管理クラウド「Loglass」における営業面および技術面での協力体制を構築します。
 

•  営業面の連携について

1. 三谷産業は、自社のお客様にコーポレートDXのニーズがある場合、お客様の同意を得た上で、お客様に対してログラスを紹介
2. ログラスは、お客様のニーズを把握し、必要に応じてログラスが提供する次世代型経営管理クラウド「Loglass」をご提案
3. お客様にシステム間連携のニーズがある場合は、両社が連携して三谷産業が提供するFaaSインテグレーター「Chalaza」をご提案

両社で連携してお客様へ価値を提供

 

• 技術面の連携について

1. 「Chalaza」と「Loglass」の連携により、「Loglass」がデータを取得する各クラウドサービスとの連携コストを削減、お客様のサービス利用開始時期の早期化を実現
2. 「Loglass」に限らず、お客様が利用する複数のクラウドサービス上のデータを「Chalaza」で連携、集計や分析をはじめさまざまな業務が効率化。作業者の負担を軽減し業務の生産性向上につなげる

「Chalaza」を活用し連携コストを削減

■本提携に関するコメント
◆三谷産業株式会社 代表取締役社長 三谷 忠照 様
近年の企業には、営業支援や生産管理、在庫管理、勤怠管理などのソフトウェアが浸透しています。それらのソフトウェアにより、日常的な活動の収集・蓄積や、会計ソフトとの連携などが実現されてきました。

また、それらのデータをもとに、経営分析に必要な形で可視化するためのBIツールも数多く誕生しております。しかしながら、その中間に存在している、日常管理データから経営管理データへと入力・加工・活用するプロセスにおいて、決定版と呼べるソリューションはありませんでした。そのため、結局はExcelなどの表計算ソフトを用いて人力による再入力や転記・変換、データ加工から可視化までを行なっている企業も少なくないと考えられています。

そうした背景から、経営管理部門のスタッフは、重要な役割を担っていながらも、データ集計の為の部門間連絡や手作業によるデータ加工に時間を取られ、勤務時間も長時間化しやすい傾向にあります。また、本来必要な経営分析業務に充分な時間と労力を割くことが難しいために、業務品質や業務領域に妥協を強いられています。経営分析の品質は、未来の経営状態を大きく左右するため、経営陣の負荷増大や、可能性の縮小に繋がってしまいます。

Loglassは、日本企業のこうした状況に一石を投じ、「コーポレート・インテリジェンス」分野におけるデファクトスタンダードを目指すサービスです。この度、三谷産業の提供するソリューションの１つとしてラインナップされるだけでなく、当社が開発・提供する「Chalaza（カラザ）」によって企業内にある様々な活動データをLoglassに集約するコネクティビティ向上の面においても、業務提携契約を交わすことができたことに、大きな可能性を感じています。

◆株式会社ログラス 代表取締役CEO 布川 友也
ログラスは、「テクノロジーで、経営をアップデートする。」というミッションのもと、企業価値向上を模索する企業のDXを支援するクラウドソリューションカンパニーです。本業務提携を通じて、営業面・技術面ともに両社で大きく事業を前進するものと考えております。

代表の私自身が学生時代に三谷産業が実施する長期インターンシップに2年以上に渡って参画していた背景から、今回このような事業提携が実現しました。時代の流れを的確に捉え、新たなビジネスの創出を実現している三谷社長と今後パートナーとしてご一緒できることを、大変嬉しく思います。

この提携をきっかけに、三谷産業が提供するFaaSインテグレーター「Chalaza（カラザ）」との連携を強化し、ログラスとしてもお客様の企業価値向上をさらに支援できる領域の拡大が実現し、「テクノロジーで、経営をアップデートする。」というミッションの達成により近づくことができると確信しております。

【株式会社ログラスについて】
＜会社概要＞
代表者：代表取締役CEO　布川 友也
設立： 2019年5月
所在地： 〒141-0031 東京都品川区西五反⽥1-21-8 ヒューリック五反田山手通ビル6階
URL： https://loglass.jp
事業内容： 次世代型経営管理クラウド「Loglass」の開発・提供

【三谷産業株式会社について】
東京証券取引所　市場第一部（証券コード：8285）
＜会社概要＞
代表者： 代表取締役社長　三谷 忠照
創業： 19228年2月
資本金： 48億8百万円（2021年3月時点）
所在地： 〒920-8685 石川県金沢市玉川町1-5
URL： https://www.mitani.co.jp/
事業内容： 情報システム関連、樹脂・エレクトロニクス関連、化学品関連、空調設備工事関連、住宅設備機器関連およびエネルギー関連事業

 

■注釈

注1　DX（ディーエックス）　Digital Transformation（デジタルトランスフォーメーション）の略

デジタルデータや最新テクノロジーの活用により、ビジネスプロセスや働き方、製品、サービス、ビジネスモデルを変革し、競争上の優位性を確立すること。

 

※ 「Loglass」は、株式会社ログラスの登録商標です。

※ 「FaaSインテグレーター」および「Chalaza」は、三谷産業株式会社の登録商標として申請中です。

※ 「Chalaza」は三谷産業株式会社の特許として申請中です。