SNS「パラレル」、シリーズC資金調達完了。累計調達額は約29億円

国内SNSでは最大規模の調達実績／アクティブユーザーも過去最高を更新中／世界中で使われる日本発SNSヘ

パラレル社

2024年3月20日 08時00分

友達と遊べるたまり場アプリ「パラレル」（運営会社：パラレル株式会社、所在地：東京都港区、代表取締役：青木穣・歳原大輝）は、シリーズCラウンドにて、既存投資家であるジャフコグループ、KDDI Open Innovation Fund 3号、三菱UFJキャピタルに加え、新たにNTTドコモ・ベンチャーズ（ファンド名：ドコモ・イノベーションファンド3号投資事業有限責任組合）他4社を引受先として、総額約12億円の資金調達を実施いたしました。2013年以来の歴史を有するドコモ・イノベーションファンドからの出資額は、同ファンド史上最大額となります。

なお、シードからシリーズCラウンドまで計4回にわたる累計資金調達額は約29億円となり、日本発SNSスタートアップでは最大規模の調達実績となります。

「パラレル」について

世界中の人々の根源的欲求に根ざしたソーシャルスペース

私たちは「好きな人たちと過ごす時間を最大化したい」という、誰もが持つ根源的な欲求を叶えることで、世界中の人々が使うSNSを開発することを目指しています。

SNSといっても、知らない人のバズったコンテンツを見る"ソーシャルメディア"ではなく、仲の良い友達と本当のコミュニケーションが取れる"ソーシャルスペース「パラレル」"を運営しています。

「パラレル」は、友達と合流して通話やチャットをしながら様々なミニゲームや動画、音楽を楽しむことができる、オンラインのたまり場です。リアルタイムに合流できずとも、友達が遊んでいた情報などを見ることができ、手軽に友達と共通のコンテンツを楽しむことができます。

プロダクト実績

400万登録者突破・海外比率25%・Z世代利用者7割

「パラレル」はZ世代を中心として主に口コミで広がり、登録者数は400万を突破、海外比率は25%まで到達しました。1日あたりの平均利用時間は3時間超、週5以上でアプリを立ち上げるユーザーが国内で約65%を占めるなど、熱量高く日々のコミュニケーションに利用されています。

2023年8月に開催したゲームイベントでは、全国の中学校・高校総数の約7割にあたる9,555校が参加するなど、若年層を中心にさらに利用が加速しています。

参考プレスリリース：https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000019.000056314.html

本資金調達の概要

この数年間で、職場環境やイベントなどがオンラインに移行し、オンラインで楽しめるエンタメコンテンツも爆発的に増える中、友達との遊び場もオンライン化がどんどん進んでいます。一方、コンテンツが溢れて最適な選択をすることが難しくなる世の中において、”何を”遊ぶかではなく、”誰と”遊ぶかの重要性が増してくると考えています。

「パラレル」は好きな人たちとオンラインでエンタメコンテンツを遊べるソーシャルスペースを創り出しており、ポテンシャルを感じていただいた以下の投資家の方々に出資をしていただきました。

今回調達した資金は、更なる事業成長のための人材獲得や機能開発、エンタメ事業者とのアライアンスなどに活用していきます。

シリーズC 投資家一覧（順不同）

■新規投資家

ＮＴＴドコモ・ベンチャーズ

アドウェイズ・ベンチャーズ

静岡キャピタル

山口キャピタル

りそなキャピタル

■既存投資家

ジャフコグループ

KDDI Open Innovation Fund 3号

三菱UFJキャピタル

投資家からのコメント

株式会社NTTドコモ・ベンチャーズ Managing Director 三好大介氏

パラレル社はZ世代を中心に、友達と遊べるたまり場アプリを提供しています。昔学校から家に帰った後、友達の家に集まってゲームをしたり漫画を読んだりしたようなコミュニティを、オンライン上で再現できないかとかねてより検討していた私にとって、パラレルは非常に興味深いコンセプトで、かつ多くのユーザーを既に定着できていることに驚きを感じました。今後はNTTドコモのコンテンツビジネスやサービスとの連携を検討してまいります。

ジャフコグループ株式会社パートナー北澤知丈シニアアソシエイト白川亜祐旭氏

前回ラウンドでのご出資以降、パラレルのたまり場上での遊ばれ方が多様化し、ユーザーの裾野が一気に広がっています。

今後も新規ユーザー層にサービス価値の証明を進めていくことで、世界中で老若男女問わず利用されるSNSになることに強く期待しております。大きなビジョンの実現を目指す同社の成長を弊社一丸となって引続きサポートして参ります。

KDDI株式会社事業創造本部副本部長中馬和彦氏

日本のインターネットビジネスはいつからフォロワーになってしまったのでしょうか？

日本のスタートアップは、ビッグテックが築き上げたプラットフォーム上で1コンテンツを提供する存在なのでしょうか？

いいえ、日本にはパラレルがいます。彼らはオンリーワンのインターネットカルチャーを産み出そうとしており、必ずや世界で勝つことのできる新たなソーシャルサービスのポジションを掴み取るはずです。

そんな期待を込めて今後も彼らを全力で応援するとともに、一緒に世界を目指してチャレンジしたいと考えています。

三菱UFJキャピタル株式会社投資第二部長田口順一氏

友達と集まり、コンテンツを通話しながら一緒に楽しむたまり場アプリとして急成長中のパラレル社に、2020年、2021年に続き今回ラウンドでも追加出資をさせて頂きました。Z世代が中心ですが、どの世代でも、そして海外でも広く使われるポテンシャルがあるサービスです。

オンライン上での新しいコミュニケーションの場を提供し続け、益々飛躍していくパラレル社を引き続きMUFGのネットワークを活用しご支援出来ればと思います。