【高校生ホンネ調査】高校生の54.6%が「進路を考えるのはしんどい」 プレッシャーになる言葉1位は「期待しているよ」

株式会社ライフマップ

”徹底的な高校生目線”で作る進学情報サイト「コレカラ進路.JP」を運営する株式会社ライフマップ(本社:東京都港区、代表取締役:石川太一郎)は、全国の高校生152人を対象に、進路に関する“モヤモヤ”についてのアンケート調査を実施しました。

 ライフマップでは、”徹底的な高校生目線”を行動指針として掲げ、高校生のリアルな声を拾い上げる実態調査を行っています。昨今、SNSなどを通じて進路や職業に関する情報を手軽に得られる一方、選択肢が広がりすぎてしまい、かえって迷いやすい状況にあるとも言われています。高校生たちは、そんな進路の壁とどのように向き合っているのでしょうか。今回の調査では、進路にまつわる不安や、周囲の言葉から感じるプレッシャーなど、高校生のリアルな本音が明らかになりました。

■ 半数以上の高校生が「進路や将来を考えるのはしんどい」と回答

 「進路や将来について考えることは、どのくらい“しんどい”ですか?」という質問に対し、「とてもしんどい」(17.1%)「ややしんどい」(37.5%)と回答した人が、54.6%と半数以上でした。しんどいと回答した人にその理由を聞いたところ、26.5%が「親や先生に『将来どうするの?』と聞かれた時」と回答し、次いで「テスト勉強中」(24.1%)、「進路について面談や相談をするとき」(13.3%)となりました。親や先生からの何気ない一言や、テストや面談のタイミングで進路に向き合う場面など、日常のふとした瞬間がプレッシャーとなり、進路選択を“しんどい”と感じているようです。

 一方、「あまりしんどくない」(34.2%)「まったくしんどくない」(11.2%)と回答した高校生も45.4%おり、しんどさの感じ方には個人差があることが見受けられました。進路支援においても、一律のアプローチではなく、一人ひとりの感じ方やペースに寄り添った柔軟なサポートが求められています。

■ 高校生が感じる最大のプレッシャーは「期待しているよ」

 続いて、進路について大人から言われてプレッシャーを感じる言葉を聞いたところ、最も多かったのは「期待しているよ」(34.9%)でした。次いで、「将来何になりたいの?」(32.2%)、「○○さんはもう進路決めているってよ」(30.9%)という結果でした。大人にとっては励ましや関心のつもりでも、高校生にはプレッシャーとして受け取られていることがわかります。

■ 親や先生ではなく、「推し」や「SNS」に頼る高校生も

 次に、進路選択の際に最も頼りにしている相手を聞いたところ、「家族」が42.8%で最多となり、次いで「友だち」(14.5%)、「学校の先生」(9.2%)となりました。身近な大人や友人を頼る高校生が多い一方で、「推しや好きなキャラクター」(8.6%)や「SNS・ネットの情報」(7.9%)といった、従来の枠を超えた“自分らしい寄りどころ”を持つ高校生も一定数いることがわかりました。情報があふれる中で、自分らしい答えを探す高校生たちは、学校や家庭といった枠を超えて、さまざまな場所からヒントを得ようとしています。進路支援が家庭や学校内だけで完結しない時代が訪れていることがわかります。また、「頼りにしている人はいない」と回答した高校生も7.2%おり、進路について孤独を感じながら向き合っている姿もうかがえます。

■ モヤモヤの背景は、比較・情報・自己否定

 最後に、進路に関する“モヤモヤタイプ”を聞いたところ、最も多かったのは「周囲と比較してしまうタイプ」(34.9%)、次いで「情報が多すぎて疲れてしまうタイプ」(25.7%)でした。SNSなどで他人の進路や成果が可視化される今、人と比べて落ち込んだり、情報の波にのまれて迷ってしまったりする高校生も少なくありません。選択肢が広がる一方で、「自分に合う正解」を見つけるのが難しくなっているようです。

 高校生からは、「『この大学に行きたい!』と思っていても、数日後には『なにか違う…』と感じてしまう。(高校3年生)」「親には進学せずに就職するのもありだと言われているが、選択肢が増えて余計に頭を抱えている(高校3年生)」「将来なりたい職業がなく、やりたいことがあるわけでもないためどうしたらいいのかわからない(高校1年生)」といった悩みが聞こえてきました。情報や選択肢が多すぎる現代において、自分に合った正解を探し出すことの難しさがうかがえます。また、「自分の得意なことや向いてることを一緒に探してほしい(高校2年生)」「もっといろんなことを学べるようになったらいいのにと思う(高校3年生)」といった声もあり、自分を深掘りできる時間や、様々な可能性に触れられる余裕を求めていることがわかります。

 進路選択は単なる情報収集ではなく、「自分は何者なのか」を見つけようとする過程そのものです。高校生たちが抱える進路のモヤモヤは、大人が思っている以上に深く繊細な悩みなのかもしれません。だからこそ、正解を急かすのではなく、もっと丁寧に対話を重ね、一人ひとりの悩みに寄り添う支援が求められています。

■調査概要

調査内容 :進路選択に関する実態について

調査機関 :自社調査

調査対象 :当社を利用している全国の高校生

有効回答 :152人

調査期間 :2025年4月1日~5月30日

調査方法 :高校訪問でのアンケート調査

※データは小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても100%にならない場合があります。

【会社概要】

■株式会社ライフマップ

代表者:代表取締役社長 石川太一郎

本社所在地:東京都港区芝大門2-12-9 HF浜松町ビルディング3階

設立日:2007年12月25日

会社HP:https://lifemap.jp/

【コレカラ進路.JPについて】

「コレカラ進路.JP」は、「夢を見つける、夢を叶える」をテーマとした進学情報サービスです。高校生の個性と大学・短大・専門学校の特徴をマッチングさせるテクノロジーを搭載し、ユーザーに合った進路の実現を目指しています。

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【本件に関するお問合せ先】

株式会社ライフマップ 広報担当

電話:03-6721-5290 Email:info@lifemap.jp

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業種
情報通信
本社所在地
東京都渋谷区渋谷2-16-5 11F
電話番号
03-5778-0750
代表者名
石川太一郎
上場
未上場
資本金
2300万円
設立
2007年12月