AIで完結させる業務は成果が出ない?マーケター450名のAI活用実態調査
〜完全なAI任せはNG。成果を分ける「人が介在すべき」領域とは〜
AI活用による"工数削減”に留まっている企業と"成果向上"まで実感している企業の違いとは?
シンクパートナーズ株式会社(本社:東京都台東区台東、以下 当社)は、株式会社A1Growth(本社:東京都世田谷区北沢)と共同で、Webサイト・LP、SNS投稿、広告クリエイティブ、動画、ホワイトペーパー、メールマガジン、ブログ記事の制作・発信といったWebマーケティング業務においてAIを活用している全国の20代〜50代の会社員450名を対象に、AI活用の実態調査を実施しました。

本調査は、各社がどの施策の・どの業務フェーズで・どれくらいの深さでAIを活用しているかを捉え、成果を出している企業とそうでない企業の差を明らかにすることを目的としています。
調査の結果、AIを積極的に活用している企業の多くが成果を実感している一方で、成果を分けているのはAIの活用量だけではなく、「AIの限界を見極めたうえで、最終判断は人が行う」という介在のあり方にあることが判明しました。
調査サマリー
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施策単位で見ると、AIを活用している企業のうち80.7%が「期待通り」以上の成果を実感。うち「期待を大きく上回る」トップ層は34.5%に上る。
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「すべての業務がAIで完結している」と回答した割合は、成果実感が下がるほど大きくなる。AIで完結できると考えている層ほど、成果が出ていない。
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高い成果を上げている層は「AIに任せきれない理由」を平均2.5個挙げるのに対し、成果が出ていない層は平均0.9個。成果を出している人ほど、AIの限界を認識し活用の棲み分けができている。
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AIに任せきれない最大の理由は「ターゲットの感情を動かすストーリーや絶妙なニュアンスが表現できない」ため。人が担うべき領域は、感情を動かす表現の検討である。
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工数削減止まりの層は、AIに深く任せている割合がむしろ低く、その53%はAI導入後も施策成果が「変わらない」と回答。AI補助的に使う活用方法だと、効率化に留まってしまう傾向にある。
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調査結果詳細
AIを活用する層の80.7%がポジティブな成果を実感する一方、約2割は成果を感じていない
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制作業務でAIを活用する層に、事前に定めた目標に対する成果を施策ごとに聞いたところ、「期待を大きく上回る成果が出ている(34.5%)」「期待通りの成果が出ている(46.2%)」となり、合計80.7%がポジティブな成果を感じていることがわかりました。
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一方で、「成果は実感していない」と回答した層も約2割存在しており、AIを使っていれば必ず成果が出るわけではなく、成果を左右するポイントが存在することが分かります。

AIに「すべて任せる」層ほど成果が出ない傾向。高成果層は必ず「人の手」を介入させている
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「AIに任せきりにせず、人が手を入れたことで成果や品質が明確に上がったフェーズ」を聞いたところ、「すべての業務がAIで完結している」と回答した割合は、高成果層で0%(160名中0名)、成果が出ていない層では44.1%と、成果が下がるほど一貫して上昇しました。
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また、品質が上がったと感じるフェーズの数も高成果層の平均2.7個に対し、成果が出ていない層は平均0.4個にとどまりました。AIの出力をそのまま成果に直結させることは現状では難しく、人の手による仕上げ・判断の工程が成果の必要条件になっていると考えられます。

高成果層ほど「AIの限界」を言語化できている。成果を分けるのは使い手の”解像度”
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「ここから先はAIに任せきれない」と感じる理由の数を成果実感別に見ると、高成果層は平均2.5個、成果が出ていない層は0.9個と強い相関が確認されました。
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「特に任せきれないと感じることはない(すべてAIに任せられる)」と選択した方の割合は、高成果層の5.0%に対し成果が出ていない層は35.3%と約7倍の開きがあります。成果を分けているのはAIの性能ではなく、「どこまで任せてよいか」を見極める使い手側の解像度であると考えられます。

AIに任せきれない理由の最多は「感情を動かすストーリー設計」。人の介入が不可欠な領域が浮き彫りに
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AIに任せきれない理由の最多は「ターゲットの感情を動かす、独自のストーリーや絶妙なニュアンスが表現できないから」で、成果実感層の64.3%が選択しました。次いで「出力内容の事実確認」「ブランドガイドラインやトーン&マナーへの適合」となっています。
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成果を出している層ほどこの項目を強く認識していることから、マーケティング業務において人が最後まで手放すべきでない中核は、"ターゲットの感情を動かす情緒・ストーリー設計"であると考えられます。

「補助ツール」としての利用は工数削減止まりに。成果向上には広範囲のAI活用が必要
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工数削減止まりの層は、AIに深く任せている割合が全グループで最も低く、人力や補助的な使い方が中心でした。携わる工程のうちAIを活用している割合も53%と、成果実感層の半分程度にとどまり、この層の52.8%は施策成果が「変わらない」と回答しています。
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任せる領域が狭いほど成果実感が限定的であることから、AIを"補助ツール"の位置づけで使うだけでは工数削減の域を出ず、成果向上には「より広範囲の業務を任せる」ことが必要であると考えられます。

まとめ
本調査を通して、成果の差はAIの性能やプロンプトから生まれているのではなく、「人がどこに介在するか」から生まれていることが分かりました。
成果を出していたのは「AIに大胆に任せながらも、任せきれない領域を具体的に見極め、感情を動かす表現方法と最終判断だけは人が行っている」層でした。
AI時代においてマーケティング担当者が生み出す価値の源泉は、手を動かすという作業から「どこまでAIに任せるかの見極め」「感情を動かす表現の設計」「最終判断」を行うことへ移行していることが推察されます。
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こんな方におすすめ
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AIを導入したが「工数削減止まり」で、施策の成果につながっていないと感じている方
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マーケティング施策の成果を、AI×人の協働で引き上げたい方
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成果を出しているマーケターが、どのフェーズをAIに任せ、どこに人が介在しているかを知りたい方
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シンクパートナーズが提供するサービスの概要
スゴシリョでは、主に以下のコンテンツ制作を支援しています。
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A1Growthは、急成長事業でグロースを実践してきたプロフェッショナルが、戦略から実行まで一貫して支援します。フェーズ・事業・組織に応じて、スピーディーで的確な仮説検証体制を実現します。
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代表者経歴
渡 雄太
東北大学経済学部卒業。双日株式会社を経て、2014年から一貫してB2Bスタートアップの事業開発に携わる。株式会社ユニラボ(現・PRONI)取締役、株式会社キャスター執行役員などを歴任。2023年以降は自身が立ち上げた株式会社wibにて、スタートアップ・中小企業を対象としたアドバイザリー、投資活動、ハンズオン支援などを手掛ける。経済産業大臣登録 中小企業診断士 としても活動。
X(旧Twitter):https://x.com/watari922
会社概要
名称 :シンクパートナーズ株式会社
設立 :2018年 10月 26日
代表取締役:渡 雄太
住所 :〒110-0016 東京都台東区台東4-22-4 エスパルハイム602
事業内容 :スゴすぎる事業づくり、ITサービス企画、スタートアップ投資、経営コンサルティング
会社HP :https://think-partners.jp/
調査概要
調査名:
①Webメディア制作・発信業務におけるAI活用実態調査(2026年7月7日〜8日)
②広告制作業務におけるAI活用実態調査(2026年7月10日)
③ライティング業務におけるAI活用実態調査(2026年7月10日)
調査方法:インターネット調査(モニターパネル利用)
調査対象:Webサイト・LP/SNS投稿/広告クリエイティブ(静止画)/動画コンテンツ/ホワイトペーパー/メールマガジン/ブログ・オウンドメディア記事の制作・発信業務においてAIを活用している全国の20代〜50代の会社員等
有効回答数:計450名(各調査150名)
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