[山梨県北杜市×THE NORTH FACE] 山を守り、活かす―近自然工法による登山道整備―「Trail Maintenance 2Days in HOKUTO」
1泊2日の登山道保全ワークショップを開催します
10月12日(木)から専用サイトにて申し込みを開始します。
北杜市は、南アルプス山脈、奥秩父山塊などの国立公園に囲まれ、その豊かな自然環境と受け継がれてきた文化が、平成26年6月に「南アルプスユネスコエコパーク」に、令和元年6月には「甲武信ユネスコエコパーク」にと、それぞれのエリアがユネスコの認定を受けており、自然環境の保護と保全、自然の利活用、地域の人々との共生など持続可能な社会の構築を目指しています。
また、令和2年に、アウトドアを通した地域活性化を目的にアウトドアブランド「THE NORTH FACE」と包括連携協定を自治体としては初めて締結し、登山道の整備などの環境保護、鉄道の駅から登山口までのアクセスのなどの課題解決に向け、連携して取り組みを進めています。
登山道保全ワークショップは、令和3年の白州町、武川町にまたがる中山(標高888m)、令和4年の日向山での開催に続き、今年令和5年が3回目です。全国的に問題となっている登山道や遊歩道での浸食や荒廃に対し、「近自然工法」を実践することで、生態系の復元に取り組み、人と自然の共生を図ることを目的としています。
■登山道保全ワークショップ「Trail Maintenance 2Days in HOKUTO」概要
ホームページはこちら→ https://first-ascent.co.jp/info/post-6061/
▶開催日 令和5年11月11日(土)~11月12日(日)
▶場所 日向山、アグリーブルむかわ(山梨県北杜市武川町山高3567-212)
【集合】11/11(土)09:30 尾白川渓谷駐車場(山梨県北杜市白州町白須1891)
【解散】11/12(日)16:00 尾白川渓谷駐車場
▶スケジュール
11月11日(土)
9:30 | 尾白川渓谷駐車場集合 | 自己紹介、予定・注意事項説明 |
10:00 | 観察に向け登山開始 | 日向山の歴史の説明、「登山道の崩壊がなぜここまで進行してしまったか」「自然観察や人間の行動が及ぼす影響」の解説を行った後、自然の特性・人間の行動特性について考える。 |
11:30 | 山中でランチ | |
12:00 | 下山開始 | |
13:30 | 尾白川渓谷駐車場着 | アグリーブルむかわへ移動(約20分) |
15:00 | 屋内ワークショップ | 観察の振り返り、日本の登山道が抱える課題や各地の取り組みを知る。 |
17:00 | 自由行動 | |
18:30 | 夕食 |
11月12日(日)
7:30 | 尾白川渓谷駐車場集合 | 作業に向けて登山開始、作業 近自然工法での登山道整備 |
14:30 | 作業終了 | 振り返り |
15:30 | 尾白川渓谷駐車場着 | |
16:00 | 解散 |
▶料金 50,000円(税込)
▶定員 15名(要申し込み)
▶講師 北海道大雪山・山守隊 岡崎哲三さん
▶持ち物
・基本的な登山装備(ザック・登山靴・ヘルメット・レインウェア・飲料・行動食及び昼食(2日 分)・防寒着・作業用手袋・虫除け・シート・着替えなど)※2日目は、昼食の調達のため現地に向かう前にコンビニエンスストアを経由します。
・安全のため、ヘルメットをご持参下さい(作業用、登山用何れでも構いません)。なお、お持ちでない方へはお貸出し致します。貸出のために事前の申し出は不要です。
・宿泊に必要なもの。
▶お申込み 専用サイト( https://forms.gle/LjXKXPbHtePRSUGR8) よりお申し込みください。
※お申し込みが定員数を上回った場合は、厳正に抽選させて頂きます。
※お支払いは後日、銀行振り込みとなります。ご参加の皆様へは別途ご案内致します。
※料金にはアグリーブルむかわの1泊2食付き(2~3名1部屋)の宿泊料金が含まれています。性別、家族・同行者で参加の方は、考慮致します。
申込み締切:10月29日(日)23:59まで
■特別ゲスト
岡崎哲三(一般社団法人 大雪山・山守隊 代表)
1975年生まれ 北海道札幌市出身
20代の頃から登山道整備に携わり続け、「近自然工法」に出会ったことで、より植生の回復と、自然にストレスをかけない登山道のあり方を模索し、2018 年に一般社団法人「大雪山・山守隊」を立ち上げる。登山道整備や技術指導で一年中全国を歩き回っている。「人の利便性だけでなく、自然にとって必要な施工物が作れるようになったとき、自然も施工物を利用して成長していきます。そして、その成長を見ることができた時、本当に感動します」(大雪山・山守隊ホームページより抜粋)
■(一社)北杜山守隊
令和4年4月設立。北杜市を拠点に登山道の保全活動と、活動を持続可能にするための仕組みづくりを行っています。登山道保全ワークショップでは、登山道が荒廃している現状を観察し、理由を考える、また、実際に整備作業を体験していただくことで、登山道保全に関心を持ち、関わってくださる人の裾野を広げています。
ワークショップでは(一社)北杜山守隊代表の花谷泰広さん(登山家・北杜市ふるさと親善大使)が実際の登山道で「登山道の崩壊がなぜここまで進行してしまったか」「自然観察や人間の行動が及ぼす影響」を解説します。
■近自然工法とは
近自然工法は、自然界の構造を施工に取り入れ、生態系を復元するものです。
一般的な土木工事では、歩きやすくすることが第一の目的であり、杭を打ったりロープを渡したりしますが、近自然工法では、周りの倒木や石、木の根などを使って、自然の構造を再現するように施工します。そのため、近自然工法を実践するには、自然をよく観察することが大切です。うまくできると、施工した場所がわからなくなるほど、周りの景観によく馴染みます。
■北杜市とTHE NORTH FACEの包括連携協定
令和2年度、北杜市との包括連携協定により、JR小淵沢駅と甲斐駒ヶ岳、八ヶ岳との登山口を結ぶ「MOUNTAIN TAXI」の運行を開始。タクシーは、THE NORTH FACEのラッピングや座席シートにゴアテックス素材を使用するなど、話題となり、登山者にご好評いただいています。そのほか、北杜市内にはクライミング聖地「瑞牆山」があることから、包括連携協定の中では、初心者や障がい者向けのクライミング教室なども企画・実施してます。
イベント企画 :(一社)北杜山守隊 旅行企画・実施:(株)ファーストアッセント
協力:北杜市、北杜市南アルプスユネスコエコパーク地域連絡会、(一社)大雪山・山守隊
【本件に関する一般からのお問合せ先】
・株式会社ファーストアッセント
メール:info@first-ascent.co.jp
・北杜市役所産業観光部観光課
電 話:0551-42-1351 FAX:0551-42-5216
メール:kankou@city.hokuto.yamanashi.jp
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