木下工務店の標準仕様『次世代型制震ダンパー「DUOフレームⅡ」』2025年グッドデザイン賞を受賞！

設置のための加工・専用壁の増設が不要なスマート設置／1つの壁で「耐震+制震」を両立／壁幅455㎜から分割設置が可能な高い柔軟性／ツーバイフォー工法、木造軸組工法に対応

株式会社木下工務店

2025年10月15日 18時20分

木下グループ　株式会社木下工務店（本社：東京都新宿区／代表取締役：田中耕三郎）が開発・研究を続けてきた制震ダンパー「DUOフレームⅡ」が、2025年度グッドデザイン賞（主催：公益財団法人日本デザイン振興会）を受賞しました。

地震大国・日本における住まいづくり

日本での住まいづくりにおいて「地震対策」は欠かせません。ただ、現在の建築基準法で定められている耐震基準および耐震等級は、一回の大きな地震に耐えるための基準です。繰り返し発生する地震や、大地震の後に続く小さな揺れへの対策としては十分ではありません。

「耐震＋制震」で、本当に地震に強い住まいづくりを

木下工務店では「耐震＋制震」で本当に地震に強い住まいづくりを目指し、早くから制震ダンパー「DUOフレーム」を標準採用してきました。

さらに研究・開発を重ね、2024年には施工性・制震性を向上させた次世代型制震ダンパー「DUOフレームⅡ」が誕生。

戸建て住宅において標準採用を続けています。

その性能と企業としての取り組みが認められ、この度、2025年度グッドデザイン賞を受賞しました。

次世代型制震ダンパー「DUOフレームⅡ」

■揺れ幅最大75％低減（※1）

制震ダンパー未設置の試験体と「DUOフレームⅡ」を設置した試験体に、同等の揺れを加える実験を行いました（※2）。

その結果、未設置の試験体と比較し、「DUOフレームⅡ」設置の試験体の揺れ幅が75％低減されたことが確認できました。さらに、繰り返し揺れを加えても、損傷はほとんど確認されませんでした。

※1実験に基づく数値であり、実際の建物性能を示すものではありません。※2実験は同一条件（合板付き）で実施

【設置可能壁幅：455～910㎜】※分割設置の場合は、基本455㎜仕様を使用。間柱や追加建材で調整し456～909㎜に対応します。

■理想の間取りにそのまま制震性能をプラスするスマート設置

次世代型制震ダンパー「DUOフレームⅡ」は、設置の手間や加工を最小限に抑えています。構造体に干渉するような穴や欠きこみ加工を加えたり、専用壁の増設したりする必要がなく、間取りの制限もありません。

建物の耐震基準を満たすための耐力壁を傷つけずに設置でき、1つの壁で耐震と制震の両立を実現します。

次世代型制震ダンパー「DUOフレームⅡ」は、木下工務店が得意とする木造ツーバイフォー工法、新・木造軸組工法の両方に対応します。すべてのお客様に長く、安心して暮らしていただける住まいづくりをこれからも追及してまいります。

木下工務店のグッドデザイン賞

「DUOフレームⅡ」は、2025年グッドデザイン賞を受賞しました。

「グッドデザイン賞」は、公益財団法人日本デザイン振興会（JDP）が運営する60年以上の歴史を持つ日本唯一の総合的なデザイン評価・推奨の仕組みです。ものの美しさだけではなく、人、社会、未来を豊かするデザインに与えられる賞です。

木下工務店は他社に先駆けていち早く制震ダンパーを標準採用し、研究・開発を続けてきました。2024年に制震性能、施工性を向上させた次世代型制震ダンパー「DUOフレームⅡ」が誕生。その性能と企業としての姿勢を評価していただき、2025年度グッドデザイン賞を受賞いたしました。

「DUOフレームⅡ」審査評価コメント

一般住宅への「制振」機能を導入、研究を継続的にしている企業の姿勢を評価したい。菱形の制振ダンパーを上下左右に分割することで、構造材を切り欠くことなく、在来軸組構造、ツーバイフォー構造にも対応している。また左右どちらかを使うことで、在来建築モジュールの半分の455mmの長さの壁にも設置可能で平面プランニングの自由度が広がる点も評価したい。継続的な改良とコストコントロールでさらなる普及の努力を期待したい。

グッドデザイン賞受賞ページ：https://www.g-mark.org/gallery/winners/33143

GOOD DESIGN EXHIBITION 2025　2025年度グッドデザイン賞受賞展

日程：2025年11月1日～5日　各日11：00～20：00　※最終日は18：00まで

場所：東京ミッドタウン内各所