Cloudera、AI-RAN アライアンスに加盟 リアルタイムデータの革新と AI ネイティブな通信の実現を推進
Dell、 NVIDIA、ソフトバンク、T-Mobileと「Data for AI-RAN」グループに参画、通信ネットワーク上リアルタイムデータ管理、エッジ AI、ハイブリッドMLOpsの発展に貢献
※ 本資料は、米国カリフォルニア州にて 2025年6月5日(現地時間)に発表したプレスリリースの日本語抄訳版です。
データ、アナリティクス、AIのための唯一の真のハイブリッドプラットフォームを提供するCloudera株式会社(所在地:東京都中央区、社長執行役員 山賀裕二)は本日、AIを通信インフラに統合することを目的とした国際コンソーシアム「 AI-RAN アライアンス」への加盟を発表しました。Clouderaは、リアルタイムデータとAIにより通信ネットワークをインテリジェントで収益性の高いプラットフォームへと進化させることに注力する、革新的な通信事業者およびデータ・AI企業の先駆的グループに加わります。
通信事業者がネットワーク運用コストの最適化を目指して、仮想化や次世代インフラおよびアーキテクチャの導入を加速させる中、AIは新たな機会を提供しています。AIはネットワークサービスの効率化を通じて、より優れたビジネス成果をもたらすと同時に、サービスイノベーションに向けた大きな可能性も切り拓きます。しかし、分散されたエッジ環境全体にAIを展開することは容易ではなく、通信事業者がAIの商業的な可能性を最大限に引き出すためには、RAN(無線アクセスネットワーク)全体にわたるAIの本格的な運用に向けて、企業全体での戦略的な取り組みが不可欠です。
AI-RANアライアンスは、NVIDIAが創設メンバーとなり、Dell、ソフトバンク、T-Mobile、KT、LG U+が加盟する団体です。AIと通信の融合を通したイノベーションを推進しながら、こうした課題を解決するために設立されました。アライアンスの各メンバーは協力して、既存および次世代ネットワークへのAI統合の標準化、AI最適化のためのインフラ共有、エッジAIアプリケーションの開発加速、そしてAIを確実かつ収益性高く導入するための実証事例の確立に取り組んでいます。
エンタープライズAIおよびモダンデータアーキテクチャにおけるリーダーであるClouderaは、スケーラブルなデータ管理、エッジからAIまでの統合オーケストレーション、オープンソース優先のアプローチにより、アライアンスのミッションを補完します。ハイブリッド、エッジ、オンプレミスといった多様な環境でAIワークロードを展開・管理・拡張できる独自の立ち位置にあります。
ClouderaはAI-RANアライアンスの一員として、以下の取り組みを行います:
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新設された「Data for AI-RAN」ワーキンググループに参加し、通信およびAIワークロード全体におけるデータオーケストレーション、LLM(大規模言語モデル)によるネットワーク自動化、ハイブリッド対応MLOpsの標準化を推進します。Clouderaの参画は、アライアンスにデータおよびAIプラットフォームの専門知見をもたらし、データおよびAIのパイプラインを通信事業者の運用ニーズに適合させることで、AIネイティブなユースケースのより迅速なイノベーションと展開が可能になります。
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「AI-for-RAN」「AI-and-RAN」「AI-on-RAN」を含む、AI-RANアライアンスの3つの中核的な目標の実現を支援します。
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SLAベースのネットワーク可用性やリアルタイム異常検知などのAIアプリケーションの試行・展開に向けて、AI-RANアライアンスの各メンバーと協力し、実践的なAIユースケースの推進を加速させます。これには、通信事業者が実運用環境で導入可能なリファレンスアーキテクチャの構築と検証が含まれています。イノベーションから実装までのプロセスを短縮し、モデルの再利用性およびコラボレーションの最大化を実現します。
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自社のプラットフォームを活用し、エッジにおけるリアルタイムな意思決定を実現します。これにより、スケーラブルな学習データの準備やMLOpsを可能にし、AI推論の大規模な運用を実現する一方で、ガバナンス、可観測性、そしてエッジからコアまでの一貫したオーケストレーションも確保します。
Clouderaの最高戦略責任者 アバース・リッキー(Abhas Ricky)は次のように述べています。「Cloudera が持つデータおよびAIの専門性をAI-RANアライアンスに提供できることを大変光栄に思います。ネットワークは通信事業の中核であり、利益率の向上とサービス変革の両面において重要な役割を担っています。そしてAIは、これらの領域において多大な価値を引き出す可能性を秘めています。Clouderaはこれまで、世界中の数百にのぼる通信事業者に対して、データおよびAIの自動化戦略を支援してきたリーダーとしての実績を築いてまいりました。今後、AI-RANアライアンスの加盟各社と連携し、イノベーションの加速に取り組むことで、お客様にさらなる価値を提供してまいります。私たちの目標は、将来のインテリジェントで適応性のあるAIネイティブなネットワークを支える、データの標準化、オーケストレーションモデル、リファレンスアーキテクチャを定義することです。」
Clouderaの日本リージョナル・バイスプレジデント(RVP)兼カントリーマネージャー(社長執行役員)山賀裕二は次のように述べています。「ソフトバンク株式会社のような世界的な通信事業者と連携し、リアルタイムデータとAIを活用して通信ネットワークをインテリジェントで収益性の高いプラットフォームへと進化させる機会をいただけることを、大変光栄に思います。Clouderaは、業界における豊富な知見と実績を有しており、日本の通信事業者によるデータ管理やエッジAIの高度化、さらには分散環境におけるAI導入の加速を支援してまいります。今回の提携は、データとAIの力を活かして、適応力に優れたAIネイティブな次世代ネットワークの構築を目指す日本の通信事業者に対する当社の継続的なコミットメントの証です。」
「『Data for AI-RAN』ワーキンググループにおいて、Clouderaおよび他のAI-RANアライアンス加盟企業と協力できることを大変嬉しく思います」と、KTのネットワーク戦略担当バイスプレジデント、ジョミン・チョン(Jemin Chung)氏は述べています。「AIが次世代ネットワークの中核としてますます重要になる中、データを安全かつ大規模に活用する能力は、競争上の大きな差別化要因となります。本イニシアチブを通じて、AI中心のRAN進化を可能にし、運用インテリジェンスを向上させるためのベストプラクティスを策定していけることを楽しみにしています。」
「Clouderaの参加は、AI-RANアライアンスにとって非常に心強いものです。業界全体でAIへのアクセス性と導入成果に対する需要が急速に高まる中で、当アライアンスも著しく成長しています」と、ソフトバンク株式会社 先端技術研究所 顧問 兼 AI-RANアライアンス議長のアレックス・ジンソン・チェ博士(Dr. Alex Jinsung Choi)は述べています。「同社のデータおよびAI分野におけるリーダーシップと、通信業界における広範な実績を掛け合わせることで、インテリジェントかつAIネイティブなネットワークという私たちの共通ビジョンの実現に向けて、極めて重要な役割を果たすことになるでしょう。」
ClouderaのAI-RANアライアンスにおける取り組みや、次世代通信の実現に向けた貢献については、こちらのサイトをご覧ください:www.cloudera.com/solutions/telecommunications.html
Clouderaについて
Clouderaは、データ、分析、AIのための唯一の真のハイブリッドプラットフォームです。エンタープライズAIの導入を加速し、モダンデータアーキテクチャを実現します。Clouderaは、クラウド専用ベンダーの100倍以上のデータを管理しており、グローバル企業のあらゆる種類のデータを、パブリッククラウドやプライベートクラウドを問わず、価値ある信頼できる洞察に変換します。 Clouderaのオープンデータレイクハウスは、拡張性と安全性の高いデータ管理と、ポータブルでクラウドネイティブな分析を可能にします。 これにより企業は、信頼性の高い責任あるAIを導入し、プライバシーを保護しながら生成AIモデルをデータに適用できます。金融サービス、保険、メディア、製造業、政府機関などの世界最大規模のブランドが、今日そして未来の不可能を可能にするための課題解決にClouderaを活用しています。 金融サービス、保険、メディア、製造業、政府機関などの世界最大規模のブランドが、今日そして未来の不可能を可能にするための課題解決にClouderaを活用しています。詳細については、 ホームページをご参照 、 Facebook および X をフォローください。
Clouderaおよび関連するマークは、Cloudera Inc.の商標または登録商標です。その他の企業名および製品名は、それぞれの所有者の商標である可能性があります。
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