水戸芸術館で開催する、豊嶋泰嗣(ヴァイオリン)×クンウー・パイク(ピアノ)によるブラームス・ヴァイオリンソナタ全曲演奏会

豊嶋泰嗣の演奏活動40周年を節目に、ピアノの求道者パイクとの共演でブラームスのソナタの神髄に迫る

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水戸で祝う豊嶋泰嗣の40年

 小澤征爾水戸芸術館前館長が、同館専属楽団である水戸室内管弦楽団を最後に指揮したのは、ピアニストのマルタ・アルゲリッチ氏を招いて開催された第103回定期演奏会(2019年)でした。小澤前館長は、もはや全盛期のように全身を使った躍動的な指揮をすることは難しくなっていました。しかし、限られた所作に込められた想いのすべてを受け取り、オーケストラへの橋渡しを見事に果たしたのが、コンサートマスターを務める豊嶋泰嗣でした。晩年の小澤前館長は豊嶋泰嗣に全幅の信頼を寄せ、自ら指揮をする際には、必ず豊嶋をコンサートマスターに指名していました。

©中倉壮志朗

 吉田秀和水戸芸術館初代館長もまた、豊嶋泰嗣という才能をデビュー直後から高く評価していた一人です。1990年の水戸芸術館開館にあたり、吉田初代館長は専属楽団として、水戸室内管弦楽団のほかに、ATMアンサンブルと水戸カルテットという二つの室内楽団を構想しました。そして吉田初代館長は、その二つの楽団に若き豊嶋泰嗣を迎え入れました。その後、吉田と小澤からの熱い要請に応え、豊嶋は水戸室内管弦楽団にも正メンバーとして名を連ねるようになりました。

©ROHSH

 その豊嶋泰嗣が、演奏活動40周年の節目にリサイタルを開催します。この記念すべき演奏会で豊嶋泰嗣が共演者として選んだのが、ソウルに生まれ、国際舞台で活躍するピアノの求道者、クンウー・パイクです。今回の演奏会は、パイクの「演奏活動70周年記念公演」の一環としても開催されます。

 豊嶋は、次のように語っています。「パイクさんは人生の大先輩です。ブラームスをやるのだったらパイクさんという夢がかないました。温かみのある、大きさを感じる音に感激しました。ブラームスの包容力を表現したい」(産経新聞、2026年5月30日)。

 水戸芸術館で、これまで数多くの伝説的な演奏会を実現してきた豊嶋泰嗣。その40年という輝かしい歩みを、皆で祝福するとともに、この稀有な演奏家の真髄に、ぜひ触れていただきたいと思います。

日 時 2026年12月15日(火) 18:30開場・19:00開演

会 場 水戸芸術館 コンサートホールATM

料 金 全席指定 一般 6,000円  U-25(25歳以下)2,000円 ※未就学児入場不可
    【U-25チケットについて】
    ・25歳以下の方が対象のお得なチケットです(未就学児不可)。
    ・ご購入いただきましたご本人様のみご利用可能です。
    ・ご入場の際には、年齢を証明するものが必要となります。
    ・取り扱いは水戸芸術館のみとなります。

出 演 豊嶋泰嗣(ヴァイオリン)、クンウー・パイク(ピアノ)

プログラム

 【ブラームス・ヴァイオリンソナタ全曲】

   ヴァイオリン・ソナタ第1番 ト長調 作品78〈雨の歌〉 

   ヴァイオリン・ソナタ第2番 イ長調 作品100 

   ヴァイオリン・ソナタ第3番 ニ短調 作品108 

  プログラムは、ブラームスが遺した3つのヴァイオリン・ソナタです。「第1番」の第3楽章に織り込まれた〈雨の歌〉の旋律を聴いたクラーラ・シューマンは、この作品の完成間際に亡くなった末子に想いを寄せながら、「天国に持って行きたい」と語ったという。「第2番」は、アルト歌手ヘルミーネ・シュピースへの恋慕の想いの絶頂で書かれた、幸福感に溢れた作品です。「第3番」は、内省的。50代も半ばを過ぎたブラームスにとって、死はますます近しいものとなっていました。人間の宿命を見つめるブラームスがそこにいます。

出演者プロフィール

©中倉壮志朗

豊嶋泰嗣

 東京都出身。1986年桐朋学園大学卒業と同時に22歳で新日本フィルハーモニー交響楽団のコンサートマスターに就任し演奏活動を開始。
 現在は新日本フィルの桂冠名誉コンサートマスター、九州交響楽団の桂冠コンサートマスター、兵庫県立芸術文化センター管弦楽団のコンサートマスター、京都市交響楽団の特別名誉友情コンサートマスター、小澤征爾との30年以上にわたる信頼関係から、サイトウ・キネン・オーケストラや水戸室内管弦楽団でもコンサートマスターを務めている。これまでにソリストとしてベルリン放送交響楽団、ロンドン・モーツァルト管弦楽団などと共演、室内楽ではアイザック・スターン、ヨーヨー・マ、マルタ・アルゲリッチら世界一流の演奏家と共演。第29回青山音楽賞青山賞、第42回京都府文化賞功労賞など受賞多数。京都市立芸術大学教授、桐朋学園大学および大学院講師。小澤征爾音楽塾での指導など、後進の育成にも尽力している。

 水戸芸術館では1990年の開館以来、専属楽団であるATMアンサンブルと水戸カルテットのメンバーを務めたほか、2007年からは水戸室内管弦楽団のメンバーとしても活躍。2008年の第3回ヨーロッパ公演では、小澤征爾が急病で参加できなくなるという不測の事態の中、コンサートマスターとしてオーケストラを見事にリードし、指揮者なしでのヨーロッパ公演を大成功に導いた。

©JINSOO LEE

クンウー・パイク 

 ソウル生まれ。R.レヴィーンやケンプらにも学ぶ。1969年のブゾーニ国際コンクールで金賞を獲得し、71年にはカーネギーホールでオーケストラ・デビュー。
 ヤンソンス、サヴァリッシュ、テミルカーノフらの指揮のもと、ニューヨーク・フィル、サンクトペテルブルク・フィル、ロンドン響、パリ管などと共演。また韓国や中国でベートーヴェンのピアノ・ソナタ全曲演奏会を4度行っている。
 録音も多い。プロコフィエフのピアノ協奏曲全集は年間最優秀ディアパゾンドールほか、国際的な賞を受賞。ベートーヴェンのピアノ・ソナタ全曲(デッカ)は高い評価を受け、最近ではショパン、シューマン、モーツァルト、シューベルトら各々の作品集(グラモフォン)を発表している。
 パリ在住。2000年にフランス政府より芸術文化勲章シュヴァリエを、2010年には大韓民国銀冠文化勲章を受章。2026年にはデビュー70周年、80歳を記念して韓国ツアーを行った。

チケットのお取扱い

 窓 口 水戸芸術館 エントランスホール内チケットカウンター

    (営業時間 9:30〜18:00/月曜休館(月曜日が祝日の場合は火曜日)・年末年始) 

 電 話 水戸芸術館 チケット予約センター TEL: 029-231-8000 

    (営業時間 9:30〜18:00/月曜休館(月曜日が祝日の場合は火曜日)・年末年始)

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関連URL

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●水戸芸術館 音楽部門が制作の現場からお届けする音楽紙『vivo(ヴィーヴォ)』

●Lucky FM 茨城放送のラジオ番組「水戸芸術館 presents みんなのクラシック」

 ※毎週日曜 午前7:30~8:00放送! 

水戸芸術館 施設案内

開館時間  9:30~18:00(催事によって延長いたします)

休館日   毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は火曜日)・年末年始

住 所   〒310-0063 茨城県水戸市五軒町 1-6-8
連絡先   TEL. 029-227-8111(代) FAX. 029-227-8110 (代)

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会社概要

URL
https://www.arttowermito.or.jp/
業種
財団法人・社団法人・宗教法人
本社所在地
茨城県水戸市五軒町1-6-8
電話番号
029-227-8111
代表者名
福田 三千男
上場
未上場
資本金
-
設立
1988年03月