平成29年度「こころのチャレンジプロジェクト」を開催／重量挙げのオリンピックメダリストの三宅宏実さんが「自分をきたえることの大切さ」などを伝えました

　東京都とこころの東京革命協会は、9月6日（水）に重量挙げのオリンピックメダリスト、三宅宏実さんを板橋区立志村小学校に招き「こころのチャレンジプロジェクト」を開催しました。
　東京都とこころの東京革命協会は、次代を担う子供に対して、親と大人が責任を持って正義感や倫理観、思いやりの心を育み、人が生きていく上で当然の心得を伝えていく「こころの東京革命」を推進しています。この取組の一つとして、著名なアスリートが、スポーツを通じて学んだ大切なことを子供に伝える「こころのチャレンジプロジェクト」を実施しています。
　今年度の6回目となる今回は、板橋区立志村小学校の児童380名、保護者・地域の方約120名が参加し、三宅さんとのトークショーやスポーツ体験を通じて「あいさつすることの大切さ」、「自分をきたえることの大切さ」などを伝え、保護者等に対しては子供への「しつけ」の意識を高めていただくよう訴えました。

 

▲三宅宏実さん


　門野吉保校長、木村和弘（東京都担当者）の挨拶に続いて、児童・保護者から大きな拍手で迎えられて三宅宏実さんが登場し、「あいさつすることの大切さ」や「自分をきたえることの大切さ」等について体験談を踏まえてお話をいただきました。

　その後に行われた児童からの質問コーナーでは、「何キロくらい持ち上げることができますか？」という質問には、「ベストの記録が117キロです！体重の2.2倍くらいの重さです。」と答え、児童・保護者とも驚きの声を上げていました。

　そして、スポーツ体験コーナーへ移り、三宅さんによるウエイトリフティング体験が行われました。三宅さんは、児童にウエイトリフティングに取り組む際のウォーミングアップのお手本を披露し、児童も一生懸命に取り組んでいました。その様子をみて三宅さんも「みんな飲み込みが早く、とても上手にできていました。」と感想を述べていました。

　体験後には、今回の記念として三宅さんから代表児童へ、えんぴつと消しゴムのセットが贈呈されたほか、自分の目標を記入し、達成に向けて頑張るための「宣言カード」が配布され、頑張った児童に後日、三宅さんのメッセージ入り達成証が贈られることが発表されました。

　その後、児童代表からのお礼と花束の贈呈のほか、参加した児童からは「あいさつソング」合唱のプレゼントがありました。最後の挨拶で三宅さんは「心が温まる歌声をありがとうございました。」と話し、児童たちも笑顔で応えていました。

　イベント終了後は、三宅さんと保護者・地域の方との懇談会が開催され、保護者からの「本校にもオリンピックを目指す子供がいますが、何かアドバイスをください。」という質問には、「周りの人と自分を比べないことが重要です。できることからコツコツと取り組み、競技を楽しむことを忘れずに励んでいってほしいです。」とこたえました。また、2020年の東京オリンピックへの意気込みについて聞かれると「5大会目となりますが、体力の限界に挑戦し、技術を磨き、一挑戦者として大会に臨みたい」とお話されました。

 

▲児童たちからの質問コーナーでは、児童・保護者ともに真剣に聞き入っていました。

▲ウエイトトレーニングを行う際の準備運動を丁寧にご説明されました。

▲三宅さんによるスポーツ体験児童たちはウエイトリフティングを行う際のウォーミングアップに挑戦しました。
 

▲イベント終了後は、三宅さんと保護者・地域の方との懇談会が開催されました。


　本年度の「こころのチャレンジプロジェクト」は、都内の小学校において25回の実施を予定しており、今後も多数の著名なアスリートに、本プロジェクトへの協力を依頼してまいります。


平成29年度「こころのチャレンジプロジェクト」　開催概要

■名称： 平成29年度「こころのチャレンジプロジェクト」
■日時： 2017年9月6日（水）　13;00　～　14:45
■主催： 東京都／こころの東京革命協会
■会場： 板橋区立志村小学校（板橋区志村2-16-3）
■登壇者：
三宅 宏実さん
（アテネ・北京・ロンドン・リオデジャネイロオリンピックメダリスト  重量挙げ日本代表）
門野　吉保　校長
木村　和弘（東京都青少年・治安対策本部）
堀内　雅一先生、植付　和夫 PTA会長
二瓶　正男先生（司会）

■こころの東京革命 ホームページ
 http://www.kokoro-tokyo.jp/

■こころのチャレンジプロジェクト
http://www.kokoro-tokyo.jp/activity/a_fureai.html


【平成29年度「こころのチャレンジプロジェクト」これまでの実施一覧】
※本年度の「こころのチャレンジプロジェクト」は、都内の小学校において全25回の実施を予定しており、今後もオリンピアンやパラリンピアンを中心に、本プロジェクトへの協力を依頼していきます。