台湾デザイン研究院、「WDO世界デザイン会議東京2023」にて会長賞を受賞。オリバー・リン氏がWDO理事に選出
世界で存在感を高める台湾デザイン。日本とともにアジアのデザインを発信強化
「WDO 世界デザイン会議」は、デザイン分野の国際組織である「World Design Organization（以下、WDO）」が主催する国際カンファレンスです。WDOは、約 40 の国・地域から約 180 のデザイン関連団体や教育機関、企業等が加盟している世界最大級の国際デザイン団体です。より良い世界のためのデザインを提唱し、経済的、社会的、文化的、および環境的な生活の質を高めるインダストリアルデザイン主導のイノベーションに向けた知識を促進・共有しています。
WDOが2年に一度主催する総会で贈られる「WDO会長賞」は、各任期におけるプログラムや活動への積極的な参加、WDOのビジョンであるデザインが世界の生活の質を向上させることへの貢献が評価されたメンバーに授与されるアワードです。
台湾デザイン研究院がWDO会長賞2023を受賞
台湾新任理事が意気込み 日本とともにアジアのデザインを盛り上げる
また、会員総会においては、WDO理事選挙も行われました。WDOでは会長、次期会長、財務責任者、および8人の追加の理事が、自らの時間と専門知識を提供し、組織を強化し、工業デザインの国際的な声としての役割を果たしています。新任理事として、台湾TDRI副院長・オリバー・リン氏が選出されたほか、日本の公益社団法人日本インダストリアルデザイン協会理事長・太刀川英輔氏も当選されました。今後、日本と台湾のデザイン連携をさらに強め、この機会を活かしてアジアのデザインをより一層盛り上げ、世界に向けて発信していく予定です。
台湾デザイン研究院 副院長 オリバー・リン氏がWDO理事に選出
写真左から台湾デザイン研究院 リン副院長、公益社団法人日本インダストリアルデザイン協会 太刀川理事長
TDRIは、WDO会長賞の受賞及び新たにWDO理事に選出されたことを機に、WDOが掲げるSDGs（持続可能な開発目標）に引き続き取り組み、デザインの価値をより高め、デザイナーがさまざまな社会問題に対して積極的に貢献できるように邁進してまいります。
◾️参考情報
・財団法人台湾デザイン研究院（Taiwan Design Research Institute）
2020年に台湾政府が設立した国家級のデザインシンクタンク。デザイン力で省庁のリソースを統合し、デザインをガバナンスや国家戦略の重要な価値とし、産業と社会の持続的発展につなげ、人々の暮らしに付加価値を提供していくことを目標としています。
・WDO理事一覧
https://wdo.org/about/people/board/
・WDO会長賞2023（WDO President’s Award）
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