大阪の老舗ゴムメーカーが手がけるDX戦略。AI自動検査システムで【中小企業の省人化と生産性向上】に貢献
関西のDX先進企業を表彰する「KANSAI DX AWARD 2023」にて近畿経済産業局長賞受賞
人員の約30%を占めていた検査の省人化と生産性向上に期待
錦城護謨のモノづくりノウハウとフツパーがもつ最新のAI技術を組み合わせた事で、業界では難しいとされてきたゴム製品向け自動検査システムを開発。これまでにもAIを活用した自動検査システムは存在していたものの、少量多品種に対応できる汎用的な検査機はなく、AIを構築する上で重要な要素の一つとなる学習フェーズでは錦城護謨の多種多様なサンプルとゴム製製品のノウハウを活かし、高精度かつ汎用的なモデルを構築できた。これにより錦城護謨では、人員の約30%を占めていた検査の省人化と生産性向上が期待できる。
エントリーモデルで中小企業のAI導入のハードルを下げる
中小企業のAI導入が遅れる要因には、通常、数百~千万円を超える開発コストにある。そこで両社はAI自動検査システムをより多くの中小企業が利用できるエントリーモデルとして共同開発。ものづくり製造業をはじめとした中小企業全体のAI導入のハードルを下げ、DX推進を後押しする機会を創出していく。
今後は、毎月定額によるサービス提供を行うサブスクリプションモデルを検討しており、12月から順次導入する企業も増えていく予定だ。
会社概要
企業名 :錦城護謨(きんじょうごむ)株式会社
代表者 :代表取締役社⻑ 太⽥泰造
創業 :昭和11年5⽉
本社所在地 :⼤阪府⼋尾市跡部北の町1丁⽬4番25号
事業内容 :⼯業⽤ゴム部品の⽣産・販売、軟弱地盤改良⼯事(設計・施⼯・管理)、視覚障害者歩⾏誘導マットの製造販売・施⼯、自社ブランド「KINJO JAPAN」での新製品開発事業など
Webサイト:http://www.kinjogomu.jp
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