天神ビジネスセンターⅡにビルOS「Facibble」を日本初導入
竣工後も“進化し続ける複合ビル”へ
福岡地所株式会社(代表取締役社長 榎本一郎、以下「福岡地所」)は、2026年6月30日に竣工した「天神ビジネスセンターⅡ」(所在地:福岡市中央区天神一丁目10-10)に、パナソニック エレクトリックワークス株式会社(代表取締役 社長執行役員 CEO 大瀧清、以下「パナソニックEW」)が提供するビルOS※1「Facibble」を日本で初めて導入※2したことをお知らせします。

「Facibble」は、空調や照明をはじめとする建物内の設備・運営データを一つのデジタル基盤に綱ぎ、新たな機能やサービスの開発・追加をしやすくなる仕組みで、2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)では空調熱源設備の制御最適化に採用されています。本導入ではその知見も活かしながら、ビルデータの利活用とソフトウェアファーストへの転換を通じて、竣工後も機能やサービスを継続的にアップデートできる次世代スマートビルモデルの構築を目指します。
また、ビルデータの一部を公開するホームページを開設し、APIの公開情報や関連サービスの展開に関する情報を発信することで、多様な事業者・開発者との連携を促進していきます。
また、ビルデータの一部を公開するホームページを開設し、APIの公開情報や関連サービスの展開に関する情報を発信することで、多様な事業者・開発者との連携を促進していきます。
■導入の背景
従来のビルは、竣工時点で実装された設備や機能が、その後のビルの価値を大きく左右してきました。竣工後に大幅な機能改善を行うためには、設備機器の更新や大規模な改修が必要となることが多く、働き方や利用者ニーズ、テクノロジートレンドの変化に対して柔軟に対応することが難しいという課題がありました。
その結果、利用者がビルの機能や制約に合わせることが前提となり、急速に変化するニーズや課題に対して、ビル側がスピーディーかつフレキシブルに応えることは容易ではありませんでした。
福岡地所は、こうした課題を解決する手段として、ハードウェアを更新することなく、ソフトウェアのアップデートのようにビルの機能やサービスを継続的に追加・改善できる可能性を持つビルOSに着目しました。
一方で、現状のビルOS市場では、アプリケーションやサービスの追加・更新をビルOSベンダー自身が担うケースが多く、外部の事業者や開発者が自由にビルの価値向上に参画できる環境はまだ限定的です。
■天神ビジネスセンターでの実証を経て、実装段階へ
福岡地所とパナソニックEWは、2024年2月、次世代オープンビルプラットフォームに関する実証実験を共同で行うことを発表しました。同実証では、建物内の設備や運営に関するデータをAPIとして活用し、アプリケーション開発や業務効率化への可能性を検証してきました。
今回、2026年6月30日に竣工した天神ビジネスセンターⅡにおいて「Facibble」を導入することで、これまでの実証及びスマートビルディング共創機構※3の一般会員としての取り組みで得られた知見を実際のビル運営へ展開し、実証段階から実装段階へと取り組みを進めます。
■ビルが人に寄り添い進化する新しいビルモデルへ
天神ビジネスセンターⅡでは、「Facibble」の導入により、建物に関するデータを活用できるデジタル基盤を整備します。これにより、機器そのものを更新しなくても、ソフトウェアのアップデートのように機能やサービスを追加・改善できる環境を構築します。
利用者ニーズや社会環境の変化、テクノロジーの進化に合わせてビルのサービスを継続的に進化させることで、これまでの「人がビルに合わせる」あり方から、「ビルが人に合わせる」新しいビルモデルへの転換を目指します。
■オープンAPIによるサービス創出・拡張
本取り組みでは、ビルデータの一部をオープンAPIとして公開し、多様なサービスを素早く創出・拡張できる開発環境を整備することで、トレンドの変化や利用者ニーズ、運営上の課題に応じたサービス実装を可能にします。
あわせて、APIを公開するホームページを開設します(2027年2月公開予定)。公開対象となるデータや活用方法、今後追加されるサービスに関する情報を発信することにより、外部の事業者や開発者がビルデータを活用しやすい環境を整え、新たなサービス創出のスピードを高めます。
また、入居テナントとの共創を通じて、利用者の声や新たな課題をサービスに反映し、竣工後もビルの新たな価値とイノベーションを継続的に創出していきます。
■次世代スマートビルの実現を目指して
福岡地所は、天神ビジネスセンターⅡを竣工時点で完成する建物ではなく、運用を通じて進化し続けるプラットフォームとして位置付けています。本取り組みは、まだ事例も少なく、小さなユースケースを実績として積み上げていくことからスタートすることとなります。今後もパナソニックEWと連携しながら、ビルデータの利活用とサービス実装を進め、利用者に寄り添いながら価値を高め続ける次世代スマートビルの実現を目指します。
注記:
※1 ビル設備、IoTデバイス、人やロボットの情報を標準化された形式で集約・管理し、メーカーやシステムの垣根を越えて多彩なアプリケーションと連携させるための「中核データプラットフォーム(データ連携基盤)」
※2 「Facibble」正式リリース後、日本初導入。2026年9月時点、標準発売後(2026年3月以降)の契約実績 パナソニックEW調べ
※3 産学官が連携して建物のスマート化やデータの利活用を促進し、都市の持続可能な基盤を築くことを目的とする組織(https://sbco.or.jp/)
【本物件に関するプレスリリース】
建物データの利活⽤を促進し、継続的に進化するスマートビルを実現するビルOS「Facibble(ファシブル)」を標準サービスとして発売 -パナソニック エレクトリックワークス株式会社
(2026年9月29日)
福岡地所とパナソニックが共同でスマートビル実現に向けた次世代オープンビルプラットフォームの実証実験を実施
(2024年2月9日)
【本物件概要】
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事業名称 |
天神ビジネスセンターⅡ |
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所在地 |
福岡市中央区天神一丁目10番10号 |
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敷地面積 |
約4,085㎡(約1,235坪) |
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建築面積 |
約3,517㎡(約1,064坪) |
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延床面積 |
約62,720㎡(約18,973坪) |
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建物高さ |
約87.5 m |
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階数 |
地上18階、地下2階、塔屋2階 |
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用途 |
事務所、店舗、駐車場等 |
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構造 |
鉄骨造、一部鉄筋コンクリート造 |
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耐震性能 |
免震構造 |
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環境認証 |
ZEB Oriented認証取得(設計段階)、DBJ GreenBuilding認証4つ星取得(予備認証)、CASBEE福岡「Aランク」認証取得済み |
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着工 |
2023年10月1日 |
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竣工 |
2026年6月30日 |
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開業 |
2026年8月4日 |
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事業主 |
天神一丁目761プロジェクト合同会社 (福岡地所株式会社、九州電力株式会社、株式会社クラフティアの3社で構成される特別目的会社) 福岡地所株式会社 |
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建物 |
デザイン:重松象平/OMA 基本設計・実施設計・監理:前田建設工業・俊設計設計監理共同企業体 (構成員:前田建設工業株式会社、株式会社俊設計) 施工:前田・旭特定建設工事共同企業体 (構成員:前田建設工業株式会社、株式会社旭工務店) |
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公式 ウェブサイト |
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API公開 ホームページ |
2027年2月公開予定 |
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導入システム |
https://www2.panasonic.biz/jp/solution/smartbuilding/facibble/ |
【本物件位置図】


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