長浜市の中心市街地でAIカメラを用いた来街者調査を実施 ―テクノロジーで、商いをアップデートする。創業150年の老舗食堂発ベンチャー企業EBILAB―

AIカメラの画像認識技術とEBILAB独自のBIツールを活用/長浜市中心市街地のマーケティング活動に必要な来街者データを計測・分析

有限会社ゑびや

 株式会社EBILAB(エビラボ/本社:三重県伊勢市/代表取締役:小田島 春樹/以下 EBILAB)は、長浜市産業観光部商工振興課から委託を受け、長浜市の中心市街地において、2022年3月24日(木)~3月31日(木)の期間、AIカメラを用いた来街者調査を実施しました。

左:長浜市中心市街地イメージ/右:黒壁一號館「黒壁ガラス館」に設置されたAIカメラ左:長浜市中心市街地イメージ/右:黒壁一號館「黒壁ガラス館」に設置されたAIカメラ

 この度の来街者調査は、長浜市の中心市街地エリア全体のマーケティングに役立てることを目的としたものです。長浜市の中心市街地に所在する観光エリア「黒壁スクエア」内の2箇所にAIカメラを設置し、来街者の属性やカウント数を計測・分析しました。

 近年、長浜市の中心市街地を訪れる来街者のニーズは多様化・複雑化しています。同市として、事業者目線に立った「プロダクトアウト」から、来街者目線に沿った「マーケットイン」へと考え方を切替え、マーケティング機能を発揮する必要が生じていました。一方で、現状はマーケティングに不可欠である来街者の基礎データが不足しており、事業効果などを正確に把握することが難しいという課題も抱えていました。
 こうした課題を解決し、マーケティングに必要な来街者データを取得・分析するために採択されたのが、EBILABによるAIカメラの設置ならびに来街者データの計測・集計と分析システムの構築です。黒壁一號館「黒壁ガラス館」と「MONOKOKORO」の軒先(計2箇所)に定点設置したAIカメラを用いて性別・年代といった来街者の属性や日付・曜日・時間帯ごとのカウント数を計測。取得データを分析することで、事業効果を定量的に把握したり、エリア全体のマーケティング戦略の立案、KPIの設定、PDCAサイクルの確立、投資効果の正確な判定などに役立てられます。
 EBILABでは今後も、データに基づき街全体を“見える化”し、街が抱える課題の早期発見・把握とIoTの力によるソリューションの提供を通して、街や都市の課題解決と発展に寄与してまいります。
 
  • 取り組みの詳細
 2022年3月24日(木)~3月31日(木)の期間、長浜市の中心市街地に所在する観光エリア「黒壁スクエア」内にある黒壁一號館「黒壁ガラス館」と「MONOKOKORO」の軒先(計2箇所)にAIカメラを設置。性別・年代といった来街者の属性や日付・曜日・時間帯ごとのカウント数などのデータを計測(※1)します。
 収集したデータは、EBILABが開発したBIツール(※2)「TOUCH POINT BI」で分析・ビジュアライズされ、考察を加えることで、長浜市の中心市街地エリア全体のマーケティング戦略の立案、KPIの設定、PDCAサイクルの確立、投資効果の正確な判定などに役立てられます。

※1 カメラで撮影した映像はIoTカメラ内でAIによりデータ処理され、その結果のみがデータとして管理者に送信されます。来場者の肖像を侵害したり、個人情報を取得するものではありません。
※2 Business Intelligence toolsの略。企業が大量に蓄積したデータから必要な情報を集約し、ひと目でわかるように分析するツール。

【「TOUCH POINT BI」で分析・ビジュアライズされた来街者データ(イメージ)】

左:性別・年代といった来街者の属性を分析/右:来街者数・性別・年代などを日付ごとに比較左:性別・年代といった来街者の属性を分析/右:来街者数・性別・年代などを日付ごとに比較


【設置したAIカメラについて】
AIZE Research(アイズリサーチ)/株式会社トリプルアイズ
長浜市の中心市街地に所在する観光エリア「黒壁スクエア」内の2箇所に設置。取得した画像データはクラウドシステム「AIZE Research(※3)」に送られ、男女比や年齢といった通行者の属性を分析した後、「TOUCH POINT BI」で更なる分析を加えます。
「AIZE Research」に関する詳細:https://aize.jp/#aize_about

AIZE ResearchイメージAIZE Researchイメージ

※3 株式会社トリプルアイズが開発した画像認識AI「AIZE」に基づくクラウドシステム。カメラで取得した顔画像を「AIZE」が分析し、男女比率や年齢といった人の属性をデータ化します。「AIZE」は、囲碁AIの研究から生まれたディープラーニングによる画像認識システムで、世界最大級となる512次元の特徴量を顔画像から検出、個別認識することが可能です。年齢・性別・感情さえも認識できるAIエンジンを備えます。
 
  • EBILABの「スマートシティプロジェクト(街の見える化事業)」について

 スマートシティプロジェクトとは、IoT(Internet of Things:モノのインターネット)の先端技術を用いて基礎インフラと生活インフラサービスを効率的に管理・運営し、環境に配慮しながら人々の生活の質を高め、継続的な経済発展を目的とした新しい都市を創設することを目標とした事業のことです。
 EBILABでは、飲食店舗のデジタルトランスフォーメーションを実現させたノウハウに基づき、街の通行量データを中心とした様々なデータを取得。データを解析することで街が抱えている課題を見える化し、その解決策をご提案することで解決へと導きます。
 この度の長浜市中心市街地におけるAIカメラとBIツールを用いた来街者調査をはじめ、国や地方行政、大手ディベロッパーとのプロジェクトを通して実績を積み上げており、一店舗規模から街規模までの通行量/交通量データの測定、解析、見える化、課題発見からご提案までワンストップで対応します。また、他のビッグデータやオープンデータと通行量/交通量を組み合わせた分析、過去データ等に基づき街の人の流れ、人口動態などをAIを活用して予測することも可能です。

EBILABの「スマートシティプロジェクト(街の見える化事業)」に関する詳細は下記URLをご参照ください。
URL:https://ebilab.jp/service/smartcity/
 
  • 株式会社EBILABについて

 「EBILAB」は三重・伊勢で100年を超える老舗食堂「ゑびや」の経営メソッドから生まれたサービス産業のためのシンクタンクです。
 サービス産業のための飲食・小売り向け店舗分析ツール「TOUCH POINT BI」をはじめとした分析サービスの提供により、店舗のコンディションを可視化するデータを自動で収集・分析することで、効率的で収益性の高い店舗運営の実現をサポート。また、コロナ禍の新たな取り組みとして、飲食店における「混雑予報AI」、遠隔接客システムである「WEB来店」や空間や建物内の「3D構築」などの新規事業を立ち上げております。
 
  • 会社概要
社名:株式会社EBILAB
本社:〒516-0024 三重県伊勢市宇治今在家町13
代表者:代表取締役 小田島 春樹
設立:2018年6月4日
資本金:6,000万円
TEL:0596-63-6364
FAX:0596-63-5222
事業内容:飲食店向けクラウドサービスの開発・販売・サポート
URL:https://ebilab.jp/

社名:有限会社ゑびや
本社:〒516-0024 三重県伊勢市宇治今在家町13
代表者:代表取締役 小田島 春樹
設立:1994年1月
資本金:500万円
TEL:0596-63-5135
営業時間:9:30~17:00
定休日:無休
事業内容:老舗店舗の運営・販売
URL:https://www.ise-ebiya.com/

※有限会社ゑびやと株式会社EBILABの関係性について
有限会社ゑびやは三重県伊勢市にある老舗の食堂。「ゑびや」にて自社開発を行った来客予測ソリューションを活用した経営で、数年間で飛躍的に利益率を増加させました。「株式会社EBILAB」はこの来客予測ソリューションを他社提供するためのシステム開発・コンサル業部門の“新規事業”として2018年に生まれました。

このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります

メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。

すべての画像


会社概要

有限会社ゑびや

3フォロワー

RSS
URL
https://ebilab.jp/
業種
飲食店・宿泊業
本社所在地
三重県伊勢市宇治今在家町13
電話番号
0596-24-3494
代表者名
小田島春樹
上場
未上場
資本金
500万円
設立
1994年01月