With Midwife、アカチャンホンポと協働し子育て家族を支える新規プロジェクトをスタート
〜新しい命を育む家族へ、より専門的なオンラインコンテンツを提供する〜
いのちにまつわる社会問題を解決する助産師ベンチャー、株式会社With Midwife(本社:大阪市、代表取締役:岸畑聖月) は、同じく大阪を拠点とする老舗子育て総合支援企業、株式会社赤ちゃん本舗(本社:大阪市、代表取締役社長:味志 謙司)とともに、11月2日より妊娠・出産・子育てにおける課題解決のための新たな取り組みを開始します。本プロジェクト「DOUBLE SLASH(ダブルスラッシュ)」では、助産師の専門知識と長年培ってきた小売店としてのノウハウやリソースを最大限に生かし、オンライン上や店舗でより質の高いケアやサービスを届けます。私たちはこれにより、今までアプローチしづらかった医療と私生活の2つの領域をまたがるような妊娠中、子育て中の悩み事を瞬時に解決し、オンラインだけではなく対面でもサポートできるような環境を構築します。
│背景:
昨今不妊や産後うつ、虐待などが問題になっており、不妊治療は5組に1組、妊産婦の死因第1位は自殺、0歳児の虐待の8割は生後1か月以内に起きています。昨年国立成育医療研究センターは、産後1年間で、夫婦が同時期に「メンタルヘルスの不調のリスクあり」と判定された世帯は全体の3.4%に達する(*1)ことを明らかにしました。2019年の出生数86.5万人をもとに推計すると、夫婦が同時期に苦しんでいる可能性のある世帯は3万世帯弱に上ります。さらにコロナ禍の妊産婦を対象とした調査によると、参加を予定していた「両親学級」や「母親学級」が中止になった割合は75%にも及び、不安を感じている妊婦は76.2%というアンケート結果もありました(*2)。立会出産や産後の面会を制限している病院も多く、さらに子育てを取り巻く環境が悪化していることが分かります。
│解決策としての「DOUBLE SLASH」プロジェクト:
そのようなお悩みを、私たち助産師は日々ケアで関わる産前産後の女性から、アカチャンホンポは日々接するお客様から聞いてきました。不安の原因はさまざまですが、代表的なものとして“知識不足”や“相談場所の不足”、“コミュニティの希薄化”などがあげられます。企業としてそこにアプローチするために私たち助産師は専門知識がありましたが、たくさんの人に届けるすべがありませんでした。一方でアカチャンホンポはたくさんのコミュニティや接点をもちながら専門知識が不足していました。
同じ社会課題に取り組み、同じエリアで活動する企業同士が出会ったのは今年2月。弊社が創業2年に満たないベンチャーであることも理解していただき、互いの強みを生かし、弱みを補いながら誕生したのが「DOUBLE SLASH」と名付けたプロジェクトです。
│「DOUBLE SLASH」プロジェクトとは
「W/(DOUBLE SLASH ダブルスラッシュ)」は、「with(寄り添う、共にいる)」を意味します。 「DOUBLE SLASH」プロジェクトとは、アカチャンホンポが子育ての専門家である我々With Midwifeと共に、赤ちゃんのいる毎日、そして赤ちゃんを望む方の毎日に寄り添い、最適な情報を提供する取り組みです。まず、現役助産師の知識や知見を活かし、妊娠・出産・子育てに役立つ新たなサービスとして2つのコンテンツを公開します。
アカチャンホンポ公式ホームページ(https://www.akachan.jp)で、11月2日(火)10時公開
1. 助産師監修の動画コンテンツ 【3 minutes baby time】
普通ではみられない。助産師による「妊娠・出産・育児」に役立つ少しマニアックな動画を配信します。内容は寄せられた産前産後のお悩みや不安にお答えするものとし、おしゃれでつい見たくなる妊娠・出産・育児情報をお届けしています。(随時更新)
2. 助産師によるTwitter 【with babylife】
誰でも、気軽に助産師に接点を持てるコミュニティを作り、どんな時でも「妊娠・出産・子育て」について学べる、相談できる新しい体験価値を提供します。
Twitterアカウント; @with_babylife
さらに、店舗に足を運んでくれたお客様の体験をよりよいものにすべく、アカチャンホンポ社内資格制度であるマタニティアドバイザーに向けた、オリジナルカリキュラムを用いた対面式研修も実施します。助産師による専門的な研修を受けていただくことで、お客様へ質の高いアドバイスやサービスの提供を実現します。
│両代表によるトークセッションを公開
本プロジェクトのリリースに合わせて、株式会社赤ちゃん本舗 代表取締役社長 味志 謙司氏と弊社代表取締役 岸畑 聖月のトークセッションをアカチャンホンポ公式YouTubeで公開いたします。ぜひご覧ください。
ダイジェスト版URL;https://youtu.be/obWQnv1X0f4
■株式会社赤ちゃん本舗について:
1932年創業、2022年創業90周年を迎えます。
・「スマイルな育児を。アカチャンホンポ」をコーポレートメッセージに掲げ、妊娠・出産・子育てをサポートする専門店として北海道から沖縄まで、国内に約121店舗を展開しております。
・マタニティ・ベビー・キッズに関連する商品や情報、サービスを提供し、「子育て総合支援企業」としてお客さまの気持ちに寄り添い、ライフスタイルにあった様々なご提案を行います。
・アカチャンホンポ公式ホームページ
https://www.akachan.jp
■株式会社With Midwifeについて:
「生れることのできなかった、たったひとつの命でさえも 取り残されない未来」の実現をミッションに、助産師のみで発足した会社です。主に以下の3つの事業を行っております。
・助産師のサポート事業
└助産師に向けた知識提供や、コミュニティ運営、イベントの開催など
・顧問助産師事業(https://thecare-biz.jp/)
└企業に助産師を導入し、従業員の健康や子育てをオンラインや対面、自宅でもサポートします。女性が子育てをしながらも働きやすい職場環境づくりに貢献します。
・助産師と生活者をつなぐ事業(https://mtmidwife.jp/)
└助産師検索サイト「Meets the Midwife」を運営し、今まで助産師のケアが届かなかった個人に対しても、気軽に自分にあった助産師とつながる環境を提供します。
・その他事業
└助産師の知見をいかした商品開発、コンサルティングなどを行なっています。
■なぜ今、助産師なのか
助産師とは、厚生労働大臣の免許を受けて、助産または妊婦、じょく婦もしくは新生児の保健指導を行うことを業とする女子であり、看護師の上級職です。出産だけでなく、性教育や妊娠、育児、更年期など、女性の生涯に寄り添うことのできる職業であり、昔は「産婆」といわれ、出産だけでなく地域で家族の生涯を通した身近な伴走者として活躍していました。
しかしながら現在は約9割の助産師が病院やクリニックで働いており、多くの一般人が助産師によるケアを入院中の5~7日しか受けられていない状況です。これは戦後GHQによる出生数管理や、「出産=医療」という価値観の変化、出産施設を病院へ集約したことなどが関係しています。地域で仕事を失った助産師は次々と病院に勤務、現在の形態に変わりました。「病院」で「出産のときだけ」関わる現代の一般的な助産師のイメージは実は最近のものです。しかし、そのスキルは衰えるどころか、時代とともにブラッシュアップされています。
私たちは、その助産師のスキルを再び社会に還元し、不妊や産後うつ、虐待などに悩む女性や家族を支援できる仕組みづくりを行っています。
【企業概要】
企業名:株式会社With Midwife
設立日:令和元年11月1日
資本金:300万円
代表:岸畑 聖月(左写真)
所在地:大阪府大阪市北区梅田1丁目11番4 大阪駅前第4ビル9階923
理念:「生れることのできなかった、たったひとつの命でさえも 取り残されない未来」の実現
目の前のいのちだけでなく、流産や死産など、目に見えないいのちも私たちは日常的に目にしています。そんないのちも、決して取り残されない社会を、私たちは助産師の「寄り添う(care)」チカラで実現します。
【お問い合わせ先】
株式会社 With Midwife
担当:杉山 明弥香
メールアドレス:info@withmidwife.jp
当社ホームページ:https://withmidwife.jp/
【参考】
(*1)Scientific Reports, Parental psychological distress in the postnatal period in Japan: a population-based analysis of a national cross-sectional survey,https://www.nature.com/articles/s41598-020-70727-2
(*2)ベビカム 「両親学級」「母親学級」の中止で、学びたくても学べないと不安の声
https://www.babycome.ne.jp/news/id/pregnancy-794/
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