【高校生ホンネ調査】高校生の6割が「将来はお金が不安」 経済的・精神的な安定を求める声が多数

株式会社ライフマップ

 ”徹底的な高校生目線”で作る進学情報サイト「コレカラ進路.JP」を運営する株式会社ライフマップ(本社:東京都港区、代表取締役:石川太一郎)は、全国の高校生152人を対象に、「将来に対する不安や考え方」についてのアンケート調査を実施しました。

 ライフマップでは、”徹底的な高校生目線”を行動指針に掲げ、高校生のリアルな声を拾い上げる実態調査を行っています。進路選択の岐路に立つ高校生たちは、将来をどのように見つめ、どんな不安や期待を抱えているのでしょうか。今回の調査では、将来を考えるうえでの不安・学びのニーズなど、高校生のリアルな本音が明らかになりました。

■ 将来に不安を感じる“社会のこと”トップは「お金」

 「将来について考えるとき、不安に思う“社会のこと”はありますか?」という問いに対して、最も多かった回答は「お金・物価の問題(収入や生活費など)」で60.5%。次いで「就職できるかどうか」(50%)、「働き方(ブラック企業、長時間労働など)」(45.4%)と続き、経済的な将来不安が高校生にも強く影を落としていることが明らかになりました。「お金」や「就職」への不安の背景には、物価の上昇や終身雇用制度の崩壊など、社会構造の変化も影響していると考えられます。高校生たちは、将来が描きにくい時代に、働くことや生活していくことの難しさを早くも実感しているのかもしれません。

■ 高校生が本当に望むのは、“未来に直結する授業”

 続いて、将来について前向きに考えるために「こんな授業があればいいのに」と思うものを聞いたところ、1位は「職業体験ができる授業」(42.7%)、2位は「お金・暮らしについて学べる授業」(36%)、3位は「自己分析の授業」(33.3%)でした。これらの授業を求める声は、前問で上位にあがった「お金」や「就職」に対する不安と連動しており、将来社会でどう生きていくかという漠然とした不安を、具体的な学びで解消したいというニーズがうかがえます。

■ 高校生の“前向きスイッチ”は、「得意かも」「向いてるかも」の実感

 次に、高校生たちが「将来について前向きに考えられる」と感じるのはどんなときか聞いたところ、最多回答は「得意なことや好きなことが見つかったとき」(50%)でした。次いで「誰かに『向いてるかも』と言われたとき」(39.5%)、「将来なりたい職業を見つけたとき」(27.6%)が続いています。まだ将来が漠然としている高校生にとって、得意なことや好きなこととの出会いは、自分なりの進路や将来像を考える出発点になっているようです。また、日常的にSNSの“おすすめ”に触れている世代にとって、「あなたに向いてるかも」という他者からの言葉が、自らの可能性に気づくきっかけとなり、自信を育む後押しになっていると考えられます。

■ 理想の将来像は、“自分らしさ”と“無理のない暮らし”

 最後に、「理想とする未来の自分はどんな人か?」と自由回答で聞いたところ、自分らしく生きることや、経済的・精神的な安定を求める声が中心となりました。こうした回答の背景には、物価高や奨学金返済、メンタル不調といった社会不安のなかで育ってきた世代ならではの現実的な理想像が見えてきます。高校生たちが描く「理想の未来」は、夢や野心にあふれた大きな目標というよりも、“自分らしく、安心して暮らせる日常”を大切にした、等身大の価値観が表れています。

▼安定した生活・経済的自立を望む声

・お金に困らない生活を送っている(高校2年生)

・奨学金の返済に困っていない(高校3年生)

・公務員になって安定した生活を送る(高校3年生)

・普通の生活が送れていればいい(高校3年生)

▼自分らしく生きたいと望む声

・自分軸を確立させている(高校1年生)

・周りと比べず、自分のことを考えられるようになっている(高校1年生)

・人に振り回されず自分のために生きている(高校3年生)

・自分の時間を大切にしていたい(高校2年生)

▼仕事と暮らしの両立を望む声

・仕事と趣味を両立していたい(高校1年生)

・楽しく安定した暮らしがしたい(高校3年生)

・仕事を辞めたいと思わず楽しく生きていたい(高校3年生)

 今回の調査では、高校生たちが描く将来像の多くが、経済的・精神的な安定を基盤とした“現実的な幸せ”を志向していることがわかりました。夢や希望だけでは語れない時代背景の中で、彼らは「自分らしさ」や「無理のない暮らし」といった、持続可能な人生観を重視しています。不確実性の高い社会においても、自分なりの軸を持って等身大の幸せを築こうとする姿勢は、今の高校生の価値観をあらわしています。これからの進路支援や教育においても、こうした声に耳を傾けることが求められているのかもしれません。

■調査概要

調査内容 :高校生の将来に対する不安や考え方について

調査機関 :自社調査

調査対象 :当社を利用している全国の高校生

有効回答 :152人

調査期間 :2025年4月1日~5月30日

調査方法 :高校訪問でのアンケート調査

※本調査データは小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても100%にならない場合があります。

【会社概要】

■株式会社ライフマップ

代表者:代表取締役社長 石川太一郎

本社所在地:東京都港区芝大門2-12-9 HF浜松町ビルディング3階

設立日:2007年12月25日

会社HP:https://lifemap.jp/

【コレカラ進路.JPについて】

「コレカラ進路.JP」は、「夢を見つける、夢を叶える」をテーマとした進学情報サービスです。高校生の個性と大学・短大・専門学校の特徴をマッチングさせるテクノロジーを搭載し、ユーザーに合った進路の実現を目指しています。

https://korekarashinro.jp/

【本件に関するお問合せ先】

株式会社ライフマップ 広報担当

電話:03-6721-5290 Email:info@lifemap.jp

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業種
情報通信
本社所在地
東京都渋谷区渋谷2-16-5 11F
電話番号
03-5778-0750
代表者名
石川太一郎
上場
未上場
資本金
2300万円
設立
2007年12月