ispace、「IAF Excellence in Industry Award」受賞!

株式会社ispace

 株式会社ispace(東京都中央区、代表取締役:袴田武史、以下ispace)(証券コード9348)は、国際宇宙航行連盟(以下IAF)より、民間月面探査プログラム「HAKUTO-R」ミッション1の功績が認められ“Excellence in Industry Award”を受賞したことをお知らせいたします。


 10月15日(火)、イタリア ミラノで開催中の第75回国際宇宙会議(International Astronautical Congress)において受賞式が行われ、ispaceを代表して袴田CEOが登壇し記念の盾を受け取り、受賞の挨拶を行いました。


授賞式にて、左からIAF、Geraldine Naja氏、同じく受賞者のUnited Launch Alliance CEO、Tory Bruno氏、株式会社ispace 代表取締役CEO &Founder、袴田武史、およびIAF、Carlo Mirra氏授賞式にて、左からIAF、Geraldine Naja氏、同じく受賞者のUnited Launch Alliance CEO、Tory Bruno氏、株式会社ispace 代表取締役CEO &Founder、袴田武史、およびIAF、Carlo Mirra氏


 ispaceのアワード受賞理由は下記の通り発表されました。

「ispaceは若いグローバル企業で、日・米・欧の3法人で国際的なコラボレーションを実現しました。このミッションは、30以上の国籍が集まるチームが多様な視点や能力を融合することで生まれる相乗効果を体現しており、東京、ルクセンブルク、デンバーから24時間体制で取り組みました。2022年の打ち上げの際には、世界的なパンデミックに直面しながらも、プロジェクトを推進しました。「Never Quit the Lunar Quest」の精神に対する揺るぎない献身は、“復活”と“決意”を示しています。」


株式会社ispace 代表取締役CEO & Founder 袴田武史が、受賞後にスピーチを行う株式会社ispace 代表取締役CEO & Founder 袴田武史が、受賞後にスピーチを行う


 本アワードは、2022年12月に民間企業として世界で初めて月着陸船を打ち上げ、最終的な月面着陸にこそ至らなかったものの、ミッション1マイルストーンの10段階の内Success8まで成功を収め、月周回軌道を経て月面着陸直前までの安定的なランダー運用を成功させたという、先駆的なミッション1を評価するものです。ispaceは月への高頻度かつ低コストの輸送サービスを提供することを目指しており、新たに顧客のペイロードを搭載したランダーがフロリダ州ケープカナベラルから、最速2024年12月にミッション2に挑みます。



株式会社ispace 代表取締役CEO &Founder 袴田武史 コメント

「ミッション1をIAFや業界の方々に高く評価いただき、このようなアワードを受賞出来たことを非常に嬉しく光栄に思うと共に、身の引き締まる思いです。ミッション1は完全に民間資金で実施したミッションで、私個人ではなく、無限に広がる宇宙を象徴するような、多様に富んだ国際的なispaceチーム全員の功績です。私は、民間企業には新しい産業を開拓し、さらに多くの人に新たな機会を提供していくことが出来ると信じています。月面着陸は、その先へ続くただの始まりに過ぎないのです。」


株式会社ispace エンジニア ジャネル・ウェロンズ(Janelle Wellons)コメント

「私たちが初めて挑戦したミッション1で、献身的に支え合った関係者が共にこのアワードを受賞出来たことを大変光栄に思います。同業のコミュニティの中で評価をいただいたことは、私たちがこれからも情熱的に挑戦を続けていくための糧となります。

ミッション1の成果は、長年の献身と努力の賜物です。私たちは地球から140万キロメートル離れた月軌道までランダーで到達し、貴重なデータと経験を得るべく着陸シーケンスを実行しました。この経験をミッション2で活かし、更なるマイルストーン達成のために確実に準備していきます。」



 ispaceの2度目の月面探査挑戦となるミッション2は、最速2024年12月にフロリダ州ケープカナベラルからSpaceX社のFalcon 9で打ち上げられます。RESILIENCEランダー(月着陸船)は商用及び科学的ペイロードを月面に輸送し、NASAが主導するアルテミス計画に貢献することが期待されています。さらに、このミッションには、ランダーから展開機構を用いて月面に着地し、レゴリス採取を含む月面探査を実施するTENACIOUSローバー(月面探査車)も搭載されます。


 地球と月の間の空間にシスルナ経済圏構築を目指すispaceは、日・米・欧の3法人でそれぞれの地域の文化や多様性を活かしながら、1つの統合的なグローバル企業として宇宙開発を進めています。2024年冬に日本法人が主導するミッション2、続いて2026年には米国法人が主導するミッション3を順次実行していく計画です。また、2027年には、現在日本で開発中のシリーズ3ランダー(仮称)を用いたミッション6を予定しています。


株式会社ispace ( https://ispace-inc.com/jpn/ )について

「Expand our planet. Expand our future. ~人類の生活圏を宇宙に広げ、持続性のある世界へ~」をビジョンに掲げ、月面資源開発に取り組んでいる宇宙スタートアップ企業。日本、ルクセンブルク、アメリカの3拠点で活動し、現在約300名のスタッフが在籍。2010年に設立し、Google Lunar XPRIZEレースの最終選考に残った5チームのうちの1チームである「HAKUTO」を運営した。月への高頻度かつ低コストの輸送サービスを提供することを目的とした小型のランダー(月着陸船)と、月探査用のローバー(月面探査車)を開発。民間企業が月でビジネスを行うためのゲートウェイとなることを目指し、月市場への参入をサポートするための月データビジネスコンセプトの立ち上げも行う。2022年12月11日には SpaceXのFalcon 9を使用し、同社初となるミッション1のランダーの打ち上げを完了。続くミッション2の打ち上げを最速2024年12月[i]に、2026年[ii]にミッション3、2027年に[iii]ミッション6の打ち上げを行う予定。

 ミッション1の目的は、ランダーの設計および技術の検証と、月面輸送サービスと月面データサービスの提供という事業モデルの検証および強化であり、ミッション1マイルストーンの10段階の内Success8まで成功を収めることができ、Success9中においても、着陸シーケンス中のデータも含め月面着陸ミッションを実現する上での貴重なデータやノウハウなどを獲得することに成功。ミッション1で得られたデータやノウハウは、後続するミッション2へフィードバックされる予定。更にミッション3では、より精度を高めた月面輸送サービスの提供によってNASAが行う「アルテミス計画」にも貢献する計画。




[i] 2024年10月時点の想定

[ii] 2024年10月時点の想定

[iii] 2024年10月時点の想定

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会社概要

株式会社ispace

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URL
https://ispace-inc.com/jpn/
業種
倉庫・運輸関連業
本社所在地
東京都中央区日本橋浜町3-42-3 住友不動産浜町ビル3F
電話番号
-
代表者名
袴田 武史
上場
東証グロース
資本金
-
設立
2010年09月