東京都のスタートアップ支援展開事業「TOKYO SUTEAM」の重点分野協定事業者「TMIP」が運営するプログラム「Tokyo GreenTech Challenge」の最終報告会を開催

東京都が運営する「多様な主体によるスタートアップ支援展開事業(TOKYO SUTEAM)」において、大企業の新規事業創出支援や大企業とスタートアップ、産・官・学・街との連携で事業創出を目指すオープンイノベーションプラットフォームTokyo Marunouchi Innovation Platform(以下、TMIP)は、株式会社野村総合研究所(以下、野村総合研究所)、グリーンタレントハブ株式会社(以下、グリーンタレントハブ)、トークンエクスプレス株式会社(以下、トークンエクスプレス)と共同での重点分野(環境・エネルギー・気候変動分野)の協定事業者として採択され、TMIPスタートアップ支援プログラム「東京から環境・エネルギー領域の社会課題解決スタートアップを全国・世界へ。 Tokyo GreenTech Challenge」(以下、TGC)を実施してまいりました。
この度、TGCが終了するのに際し、採択されたスタートアップ7社(ESREE Energy株式会社、株式会社バイオーム、株式会社WALLTECH、RYDE株式会社、株式会社TerraInsight、株式会社WAKU、株式会社Vanwaves)によるプロジェクト最終報告会を2月26日(木)に開催いたしました。
TGCでは、環境・エネルギー・気候変動分野で社会課題解決を目指すスタートアップに向けて350団体を超えるTMIPコミュニティを活用し、「大企業・自治体等のプレイヤー集め」、「協調領域の抽出」、「実証費用・フィールド提供」など伴走支援を実施してまいりました。結果、協業セッション22件(目標比183%)、NDA締結数9件(目標比225%)を達成し、スタートアップと大企業・自治体との連携が拡大しました。TMIPは今後も社会課題解決を目指すスタートアップと連携し、新技術のノウハウを結集させることで、新たなイノベーションの創出に取り組んでまいります。
「Tokyo GreenTech Challenge」採択スタートアップ・プロジェクト概要について

【エネルギーマネジメント領域】
会社名:ESREE Energy株式会社
事業概要:蓄熱による長期エネルギー貯蔵
プロジェクト概要:砂利を使った蓄熱技術の開発。余剰電力をヒーター又はヒートポンプを活用して熱として蓄え、必要時に工場向け熱供給や発電に活用できるシステムで、再生可能エネルギーの安定供給と脱炭素を図る。
代表者コメント:TGCでは、砂利を使った新たな蓄熱技術の開発と、熱利用に焦点を当てたビジネスモデルの再構築を行い、技術と事業の両面で前進することができ、結果として、各分野に強みを持つ3社の企業様より出資をいただくことができました。これを糧に、研究開発を加速させてまいります。

【生物多様性】
会社名:株式会社バイオーム
事業概要:自然環境のデジタル化。生物自動判定、種分布解析サービスの提供
プロジェクト概要:バイオームが保有する生物分布ビッグデータとエコロジカルネットワーク解析、竹中工務店が持つ人流解析や都市環境の知見を組み合わせ、都市の「賑わい」と「生物多様性」を統合的に可視化・解析。データに基づき、人と生きものの双方が恩恵を享受できる都市緑地の設計指針の確立を目指すプロジェクト。
代表者コメント:本実証では、人流と生物分布のビッグデータを統合し、賑わいと自然が共生する都市のポテンシャルを可視化できました。今後は解析の更なる精緻化や心理的属性の活用が課題です。データに基づく対話を通じ、建築や都市計画におけるネイチャーポジティブの社会実装を強力に推進していきます。

【サーキュラーエコノミー】
会社名:株式会社WALLTECH
事業概要:3Dプリンタと廃材を活用したアート壁パネルの開発
プロジェクト概要:工事現場の仮囲いをアートギャラリーにする実証実験。地方の名産や工事現場からの建材の廃棄物を原料とし、3Dプリンタを活用したサーキュラーエコノミーである立体アート。奥沢駅入口の仮囲いに掲載中。
▶記事:アートとテクノロジーの力で、「廃材活用」の市場を創造する
▶関連プレスリリース:立体アートが 3 都市を接続廃棄資源×DX で地域循環モデルを実証
代表者コメント:今回の実証により、都市空間における資源循環型アートの可能性を確認できました。今後はより多くのアーティストに参加いただける仕組みを整え、他業界への展開も進めながら事業拡張に挑戦します。

【モビリティ】
会社名:RYDE株式会社
事業概要:公共交通のデジタル化サービス
プロジェクト概要:二次交通のデジタル乗車券を活用できるプラットフォーム「RYDE PASS」で、公共交通の利用を促進する「エコのるプロジェクト」。自治体・交通事業者と連携し、環境負荷低減・利用習慣化の事業性を検証。
▶関連プレスリリース:
代表者コメント:TMIPのご支援のもと短期間で様々な自治体・交通事業者に「RYDE PASS」をご活用頂き、多くの方に公共交通をご利用頂くことができました。取り組みを通じ地域による利用特性、課題・ニーズの違いなどが確認でき、今後の事業加速に活かしていきたいと考えております。

【統合水資源管理】
会社名:株式会社TerraInsight
事業概要:統合水管理ソリューション
プロジェクト概要:統合水資源管理モデルを活用し、ダムへの流入水量を予測することで、無駄に流す水の量を減らし、発電に使う水量を増やす実証実験。ダム管理の課題である、「治水と利水(発電や農業用水の確保)の最適なバランス」の実現し、ダムの発電効率を向上させ、ダムそのものの価値を高める。
▶記事:「水資源管理」を通して地球の未来を守り、ビジネスを加速させる
▶関連プレスリリース:東北電力株式会社、株式会社TerraInsightによる世界250年分の水関連ビッグデータを活用した地域防災・企業BCP支援ソリューションの共同開発について
代表者コメント:本プロジェクト成果をもとに、東北電力様と東北6県・新潟県における地域防災力・企業BCP(事業継続計画)の強化および再エネの有効活用などで連携させていただくことになりました。地域の課題に寄り添って、環境に優しく、災害にも経済性にも優れた水管理を推進していきます。

【アグリ】
会社名:株式会社WAKU
事業概要:グルタチオンを用いた環境負荷を低減させた肥料の製造販売
プロジェクト概要:グルタチオンというアミノ酸ベースのバイオスティミュラントを芝生ユニットに適用し、生育初期の立ち上がりや、灌水量を制限した条件下での植物の活力度への影響を検証。農業分野で培ってきたグルタチオンを活用した技術を、建築・都市緑化分野へ応用。
代表者コメント:芝生分野での実証は初めての挑戦でしたが、初期生育や水分制限下での活力度向上に可能性を見出すことができました。農業分野で培ったグルタチオン技術の応用範囲を広げ、今後は芝生用途への展開を本格的に進めてまいります。

【森林】
会社名:株式会社Vanwaves
事業概要:地元の木材を利用したサウナ製造
プロジェクト概要:「国産材」と「国内製造」にこだわった独自サウナを、都市の“未開拓地”としての屋上に設置する検証。都市部では新たに開発できる土地がほぼ存在しない状況のなかで、数少ない外気浴ができる屋上サウナを開発。
代表者コメント:限られた都市空間のなかで、屋上を外気浴の場に変える可能性を示せたことが最大の収穫です。国産材を活かしたものづくりへの反響も想像以上でした。技術面・制度面の課題を糧に、屋上サウナという新しい都市体験の社会実装を目指してまいります。
「Tokyo GreenTech Challenge」採択スタートアップ成果報告会の開催
TMIPスタートアップ支援プログラムの総括として、2026年2月26日に「Tokyo GreenTech Challenge」採択スタートアップ成果報告会」を東京・大手町にあるビジネス支援型シェアオフィス「Global Business Hub Tokyo」にて開催しました。当日は採択スタートアップ7社のプログラム期間中の活動成果および今後の展望をピッチ形式で発表し、連携先からのフィードバックやアドバイザーによるコメントを通して今後の事業展開への期待が高まる機会となりました。
・タイトル:「Tokyo GreenTech Challenge」採択スタートアップ成果報告会
・開催日:2026年2月26日(木)
・参加人数:65名
・ゲストスピーカー:守屋実氏(新規事業家)、
・コメンテーター:出馬 弘昭氏(東北電力 事業創出部門 アドバイザー)
・内容:
大企業とスタートアップのオープンイノベーション(新規事業家 守屋実氏)
採択スタートアップ7社のピッチ(各社ピッチ、連携先コメント、アドバイザーコメント、質疑)


多様な主体によるスタートアップ支援展開事業「TOKYO SUTEAM」について
TOKYO SUTEAMは、「Global Innovation with STARTUPS」で掲げる 「10x10x10(5年で、東京発ユニコーン数10倍、東京の起業数10倍、東京都の協働実践数10倍)」達成のため、多様な主体による多彩なスタートアップ支援策の実施を後押しする取り組みです。
東京都と協働してスタートアップを支援する事業者を「協定事業者」として選定し、協定事業者は東京都や他の協定事業者と連携しながら、スタートアップや創業希望者等に対し、原則1年半にわたりそれぞれのアイデア・ネットワーク・フィールド等の強みを生かした、多彩な支援を展開します。
TOKYO SUTEAM公式サイト
https://tokyosuteam.metro.tokyo.lg.jp/
TMIPについて
TMIP は、一般社団法人 TMIPが運営する組織で、丸の内エリア(大手町・丸の内・有楽町)のイノベーション・エコシステム形成に向けて、大企業とスタートアップ、産・官・学・街との連携で事業創出を目指すオープンイノベーションプラットフォームです。会員、パートナーを含めると 350団体を超える組織になります。
<TMIPスタートアップ支援プログラム「Tokyo GreenTech Challenge」について>
「東京から環境・エネルギー領域の社会課題解決スタートアップを全国・世界へ。 Tokyo GreenTech Challenge」は、スタートアップが最短距離で社会課題解決のインパクトを実現できるよう、 350団体を超えるTMIPコミュニティを活用し、「大企業・自治体等のプレイヤー集め」、「協調領域の抽出」、「実証費用・フィールド提供」など強力に伴走いたします。プログラムでは環境・エネルギー・気候変動分野でのスタートアップを採択した上で、TMIPコミュニティの大企業や自治体とチームを組成し、実装を見据えた実証実験などを実施します。あわせて、スタートアップの活動の紹介や広報活動も支援いたします。本プログラムにおいて、野村総合研究所は全体サポートや採択スタートアップのメンタリングや協業伴走を、グリーンタレントハブは採択スタートアップに対する人材採用支援やプロモーション支援を、トークンエクスプレスはインパクト測定及びインパクトレポートの作成を行います。
Tokyo GreenTech Challenge特設サイト:https://lp.tmip.jp/tokyogreentechchallenge
一般社団法人TMIP
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