AIR RACE X 2026開幕へ|初の米国人女性パイロット参戦、エアレース王者 室屋義秀の拠点 福島で実戦準備

時速400km・最大10Gの世界へ―新世代が挑む「空のモータースポーツ」

AIR RACE X

エアレース王者・室屋義秀選手の拠点・ふくしまスカイパークでレース本番に向けた公式キャンプ開催©Taro Imahara TIPP

■ 注目ポイント

  • AIR RACE X初の米国人女性パイロット、メリッサ・バーンズが参戦

  • カナダのマイケル・トリグヴァソンも参戦、新世代の台頭が加速

  • 福島・ふくしまスカイパークで5日間の実戦準備プログラムを実施

  • 最高時速400km・最大10G環境でのフライトを通じ競技適応を推進

  • 2026シーズンは6月〜9月に全4戦開催

初参戦のマイケル・トリグヴァソン選手(左・カナダ)とメリッサ・バーンズ選手(右・米国)©Suguru Saito AIR RACE X

AIR RACE X(エアレースエックス)は、航空機が三次元空間でスピードと精密な操縦技術を競う空のモータースポーツ・エアレースにおける世界最高峰リーグです。

今回初めて実施された大会公式キャンプ「AIR RACE X パイロットアカデミー」は、初参戦パイロットを対象に設計された、レース本番に向けた準備の場です。

その中で注目されるのが、メリッサ・バーンズ選手です。AIR RACE Xにおける初の米国人女性パイロットとして、新たな層の参入を象徴する存在です。

エアロバティックスで培った技術をベースに、「魅せる飛行」から「タイムを競う競技」へと軸足を移し、競技への適応を進めています。

米国人女性としてAIR RACE Xに初参戦するメリッサ・バーンズ選手 ©Suguru Saito AIR RACE X
©Suguru Saito AIR RACE X
©Suguru Saito AIR RACE X
©Suguru Saito AIR RACE X

■ 王者・室屋義秀が提示する“世界基準”

本キャンプは、2017年レッドブル・エアレース世界王者であり、AIR RACE X初代王者・2024シリーズチャンピオンの室屋義秀選手の拠点(ふくしまスカイパーク)で実施されました。

室屋選手はメンターとして参加し、「速さと精度の基準」を共有しながら、実戦に向けた準備をサポート。

  • ゲート進入時のライン設計

  • 速度と機体姿勢の最適化

  • 高G環境下での身体コントロール

  • フライトデータに基づく改善

といった競技の核心について、両選手にアドバイスを行いました。また、低高度で行われる競技特性を踏まえ、安全面に関する理解や対応力についても段階的に確認が行われました。

データ解析の様子 ©Suguru Saito AIR RACE X
©Suguru Saito AIR RACE X
トリグヴァソン選手にアドバイスを行う室屋選手 ©Suguru Saito AIR RACE X
イメージトレーニングに取り組む両選手 ©Suguru Saito AIR RACE X

■ 室屋義秀 コメント

参加した2人は、座学から実践的なライン取りまでを理解し、タイムも飛躍的に短縮するなど、非常に効果的な取り組みとなりました。彼らの成長は、大会全体のレベルを引き上げる上でも重要だと考えています。

また、低高度で行われる競技特性を踏まえ、初期段階では失速時のリカバリーや緊急時の対応について重点的に確認しました。あわせて、フライト技術だけでなく、フィジカルやメンタル面を含めた競技者としての準備についてもアドバイスしています。

自分自身としては、今シーズンは王座奪還を目標に、再び頂点に立つための準備を進めています。

室屋義秀選手(日本・LEXUS PATHFINDER AIR RACING)

■ 新世代の台頭が加速 ― 上位争いの構図が変わる

AIR RACE Xでは近年、新たな選手の台頭が上位争いの構図に変化をもたらしています。

2025シーズンにはアーロン・デリュー選手が初参戦ながら上位争いに加わり、その流れを決定づけました。

2026シーズンに参戦するメリッサ・バーンズ選手とマイケル・トリグヴァソン選手も、その流れを引き継ぐ存在です。

メリッサ選手はエアロバティックスをベースに競技への適応を進めているのに対し、トリグヴァソン選手はエアラインやエアショーで培った多様な飛行経験をもとに、異なるアプローチで競技への適応を図っています。

異なるバックグラウンドを持つ2人の挑戦は、競技の奥行きと競争の幅を広げています。

カナダから初参戦のマイケル・トリグヴァソン選手©Suguru Saito AIR RACE X
カナダから初参戦のマイケル・トリグヴァソン選手©Suguru Saito AIR RACE X

■ スピードではなく「精度」で勝つ競技へ

AIR RACE Xは単なるスピード競争ではありません。三次元空間において

  • ライン取りの精度

  • 瞬時の判断

  • 環境変化への対応

を統合する能力が問われます。最高時速約400km、最大約10Gという極限環境の中で、「どれだけ正確に飛べるか」が勝敗を分けます。

■AIR RACE X公式サイト https://airracex.com/ja/

高G環境下で飛行する機体(福島・ふくしまスカイパーク)©Taro Imahara TIPP

■ 選手コメント

メリッサ・バーンズ(米国)

【AIR RACE X参戦への思いと抱負】

エアレース参戦は私の長年の夢でした。今回、アメリカ初の女性パイロットとして、母国を代表してAIR RACE X の舞台に立てることを非常に光栄に思います。また、パイロットであり母、教師でもある立場から、この挑戦を通じて子どもたちの良いロールモデルとなる姿を見せたいです。

【福島でのキャンプと室屋選手について】 

私が曲技飛行を始めた2004年から、室屋選手は常に目標であり見上げる存在でした。今回、憧れの室屋選手から直接レースの基礎を学べたことは本当に光栄で、非常に実りあるキャンプとなりました。また、ふくしまスカイパークの環境はまさに夢のようで、『引っ越したい』と思うほど素晴らしい施設です。

メリッサ・バーンズ選手(米国)©AIR RACE X

マイケル・トリグヴァソン(カナダ)

【AIR RACE X参戦への思いと抱負】

 エアラインパイロットやエアショー、そして妻とのウィングウォークなど、私がこれまで培ってきた航空の経験と知識の集大成として、AIR RACE Xに参戦できることを非常に楽しみにしています。ルーキーとしてチャレンジングな年になりますが、昨年のアーロン選手のように新人でも実力を示せるようトレーニングを重ね、自分がどこまで行けるのか挑戦したいです。

【福島でのキャンプと室屋選手について】 

福島は、景色が美しく素晴らしい場所です。今回のキャンプでは、室屋選手からゲートの入り方やライン取りなど、安全かつ速く飛ぶための技術を非常に細かく教えていただきました。室屋選手のレースに対する情熱やビジョンに直接触れることができ、また彼が地域の方々と築き上げてきた素晴らしい環境にも深くリスペクトしています。

マイケル・トリグヴァソン選手(カナダ)©AIR RACE X

■ 2026シーズンの見どころ

今シーズンは、トップ争いをリードする室屋義秀選手に対し、新世代がどこまで迫るかが最大の焦点となります。

異なるバックグラウンドを持つ新世代の選手たちが、この厳しい競技環境と順位争いにどう適応し、結果を残すのか。

空のモータースポーツは、次のフェーズへと進もうとしています。

©AIR RACE X


■ 2026シーズン 開催スケジュール

2026シーズンは全4戦を予定しています。

・第1戦:6月28日(日)

・第2戦:7月19日(日)

・第3戦:8月16日(日)

・第4戦:9月13日(日)

※各ラウンドの詳細日程は順次発表予定

©AIR RACE X

■ 視聴方法

AIR RACE X は、AIR RACE X公式YouTubeチャンネルで視聴可能です。

https://www.youtube.com/@AIRRACEX

また、レース中継に加え、各パイロットのドキュメンタリーや競技を楽しむための情報番組など、様々なコンテンツも放送予定です。


■ AIR RACE Xとは

©AIR RACE X

エアレースとは、航空機が三次元空間に設けられたコースを飛行し、スピードと精密な操縦技術を競う空のモータースポーツです。

AIR RACE Xは、そのエアレースにおける世界最高峰リーグであり、世界トップレベルのパイロットが参戦します。最高時速約400km、最大12Gという過酷な環境の中で、操縦精度とタイムを競います。

各レースの結果に応じてポイントが付与され、シーズンを通じた総合ポイントによって年間チャンピオンが決定します。

最新情報は公式サイトをご覧ください。

▶公式サイト https://airracex.com/ja/

©AIR RACE X

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会社概要

AIR RACE X

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URL
https://www.airracex.com/
業種
サービス業
本社所在地
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代表者名
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上場
未上場
資本金
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設立
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