体毛が男らしい時代は終わり！？「ツル肌男子」がトレンド傾向顔回りはもはや当たり前。処理範囲は「すね毛」や「胸毛」「指の毛」まで

貝印株式会社が、20代～40代の男女に「男性の美容意識」に関する調査を実施。「男性の体毛」と「男性のネイルケア」への関心度を、男女合わせて666名に調査

貝印　株式会社

2013年7月5日 15時23分

ディスポカミソリ(使い捨てカミソリ）で国内No.1のシェアを誇る貝印株式会社が、昨今の男性の美容意識への高まりを受け、2013年6月に20代～40代の男女計666名に「男性の体毛」についてと「男性のネイルケア」について意識調査を実施しました。美容のベースとなる体毛や爪の処理に対して、これまで女性の分野あったものが男性にも広がっている実態を調査するために実施いたしました。

【調査概要】

■サンプル数　：20代、30代、40代の男女各333人　合計666人
■調査対象者　：全国
■調査方法　　：インターネットリサーチ
■調査時期　　：2013年6月
■調査内容　　：男女それぞれに「男性の体毛ならびに爪に関して」単一回答ならびに複数回答にて調査を行い分析。

【アドバイザー】

男性美容研究家
藤村　岳　（ふじむらがく）

男性のシェービングやスキンケアなどに関する様々な情報を発信する「DANBIKEN～
男性美容研究所」を主宰。シェービングを中心に据えた独自の男性美容を打ち立てている。
テレビやラジオ、新聞、雑誌への出演のほか、講演・イベント、企業コンサルティングや
商品開発なども行っている。

体毛が男らしい時代は終わった！？
男性の約半数が、自分の体毛を気にしている！中でも20代が顕著。

男性に自分の体毛が気になるか、を聞いたところ全体で約50％の人が“気になる”と答えました。中でも20代が
最も多く約55％となりました。“かなり気になる”と答えたのは30代が最も多く、体毛
への意識の高さがうかがえました。また、世代別では40代が最も“気にしている人”が少な
かったものの、40％を超える人が関心を持っており、男性の美意識の高さを表す結果となりました。一昔前は
わざと体毛を見せるなど、体毛が男らしさの象徴だったのが、現在は綺麗に処理し、ツルツルした肌を保つ事が
男性の美意識に変化してきているのかもしれません。

藤村岳氏　考察

概ね男性のスキンケアに対する意識と同じような数値が出たと思います。若い世代の方がミドルエイ
ジよりも、見た目をより重視する傾向にあるといってよいでしょう。やはり、若い世代ほど異性や周
りの目を気にしがち。それは積極的に好かれたいという理由も考えられますが、孤立化したくないと
いう顕れでもあります。体毛が不必要にあることによって悪目立ちしてしまい、それが周囲の調和を
乱してしまうおそれがあると考える人が少なくないということかもしれません。

女性はしっかり見ている！？体毛で気にするポイントは、ヒゲや鼻毛など顔回りに集中！！
体では、すね毛や胸毛に加え“手足の指の毛”まで見ている！！

男性の体毛で気になるポイントを、女性に聞いたところ、「鼻毛」や「ヒゲ」といった顔回り、そして夏に露出が
多くなる事で露呈される「胸毛」や「すね毛」と答えた人が多くを締めました。その中で、注目すべき点は「す
ね毛」や「腕の毛」といった目立つポイントに近い数値となった「手足の指の毛」です。パッと見は目立たなく
ても指であれば、デートなどで接近した際に見ていたり、足であれば夏に履く人が多いサンダル越しなど、細かい
ポイントまで女性は見ている事がわかりました。

藤村岳氏　考察

「鼻毛」や「ヒゲ」に関していえば、もはや体毛というよりも最低限のエチケットと捉えているので
はないでしょうか。一般的に体毛は服で隠れてしまうことが多いわけですが、鼻毛やヒゲは目に見え
てわかります。また、「手足の指の毛」もおもしろいポイントですね。特に今年は、男性のジュエリ
ーが流行しています。手の指輪だけでなく、足指につけるトゥーリング、足首のアンクレットなどで、
意外にも視線が集まる部位です。男性はこういう細かいところにも気をつけるとよいでしょう。
ケアすることで気配りができる人という認識に繋がりそうです。

体毛以外では、男女ともに「男性の臭い」が気になる！？
実は、臭いの原因の汗は“体毛処理”をする事で軽減できる！！

体毛以外の身だしなみでケアをしているポイントを聞いたところ、
男女ともに「臭い」を気にしている傾向が見られました。
特に夏には、汗の量も増えるため異性との距離が近い際には、気を
つけるポイントとしての認識が強いようです。

藤村岳氏　考察

実は、体毛と臭いは密接に関係しています。体毛が多いとそれだけ汗がたまりやすく蒸れが生じてし
まうから。さらに制汗剤や消臭剤を使用しても、体毛が邪魔をして、肌に薬液が密着しません。最近
はスプレーよりもロールオンタイプやクリームなど、より密着して効かせるものが支持されるのはそ
の点からです。皆さん、きちんと認識しているんですね。また、男女ともに「持ち物」よりも「爪」
や「髪型」といったいわゆる「身だしなみ」に重きを置いていることも読み取れます。
男性は清潔さなど自分自身の魅力でいかに勝負するかを考えるべきでしょう。

体毛処理は、自宅で自分で行う派が9割以上！
そのうちほとんどの男性が、体毛処理の道具を買うのに抵抗はなく恥ずかしくない！！

体毛の処理している、と答えた人のうち“自分で道具を購入して処理する
人“が約98％になりました。また、道具を“自分で購入するのに
抵抗がない“答えた人は約90％となり、周囲の目などは気にせず、当た
り前の行為となっている事がわかりました。お店でも男性のグルーミン
グコーナーが作られるなど男性が買い求めやすい環境があるのも要因の
一つだと考えられます。

藤村岳氏　考察

体毛を処理することに抵抗がない男性が多いのは、ある意味、納得です。というのは、体毛ケアは、
男性にはなじみのある「シェービング」と同じ感覚でできることだから。また、男性は洗顔やシェー
ビングなど、今あるものをなくすことにはあまり抵抗がないもの。反対に保湿ケアのように何かを
塗ったり、加えたりというような行為は、擬似的にでもメイクのように感じてしまい、抵抗を示す
場合が多く見受けられます。手軽で、爽快感を感じられる体毛ケアのアイテムが増えれば広く男性に
受け入れられるでしょう。

女性の60%以上が、男性の爪に注目！
男性はもっと気にする必要あり！？男性は約9％しかネイルケアをしていない現状。

男性の爪について、女性に聞いたところ、60％以上の方が、
“気になる”と答えました。一方で男性にネイルケアをしている
か聞いたところ、約9％しかケアをしていない事がわかりました。
ビジネスシーンやデートなどON／OFF問わず女性との接点がある
際に、男性は爪の先まで気にする必要があるかもしれません。

藤村岳氏　考察

男性の回答で「まったくしていない」とありますが、これはネイルサロンに通うなどの積極的な
ケアに対してのことでしょう。ホームケアでの「爪を切る」「角をとる」などの行為は、ほとんど
の人がやっていると思われます。清潔度のバロメーターともいわれる爪ですから、切る以上のケア
を行うことで、他の男性と差別化を図れるはず。ただし、男性の場合、やり過ぎは要注意。
不必要に爪が光っていたり、色が塗られていたりすると、それはそれでかえって女性の不興を買っ
てしまいそう。微妙なさじ加減が男性には求められています。

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