「2014年度グッドデザイン賞」を受賞 ― アキュラホーム、2作品受賞 ―

― アキュラホーム、2作品受賞 ―
木造注文住宅を手がける株式会社アキュラホーム(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:宮沢俊哉)と全国工務店ネットワーク「ジャーブネット」(主宰:宮沢俊哉)は、「2014年度グッドデザイン賞」(主催:公益財団法人日本デザイン振興会)において、「住みごこちのいい家~暮らしを豊かにするソリューション~」と、「顧客と育つナレッジネットワーク―永代ビルダー塾―」の2作品が受賞いたしました。
これにより受賞は3年連続、計11作品となりました。
アキュラホームとジャーブネットは、「人の暮らしをデザインする」ことをコンセプトに住まいをつくるだけでなく、住まう人の暮らし、地域コミュニケーション、社会のより良い関係づくりに取り組んでいます。グッドデザイン賞の受賞を受け、さらに同活動の社会への啓発を推進してまいります。
グッドデザイン賞は、1957年にスタートした日本で唯一の総合的なデザイン評価・推奨の運動です。日本の産業や生活文化を向上させる運動として展開されて国内外の多くの企業や団体が参加しています。
グッドデザイン賞公式WEBサイト : http://www.g-mark.org/
― 2つの受賞作品概要 ―
1. 住みごこちのいい家~暮らしを豊かにするソリューション~
生活者の価値を最大化する商品開発システム
受賞カテゴリー「住居に関するサービス・システム」
「住みごこちのいい家」は暮らしの価値を最大化するために、OB顧客の「体験事例」を収集、整理、分析、順位付けを行い、優先順位の高いアイテムを標準化することで価格を上げずに商品開発するシステム。住み手の利便性と商品開発のギャップを埋め、より良い住まい環境を提供しつつ、住まいの問題を捉えることができ、これまでに無いスピードかつ効率的で価格合理性を備えた商品開発が可能になっています。さらにこの商品は地域の優良工務店約320社で構成されるネットワークジャーブネットへも展開し、日本で過半を占める地域工務店で建築される住宅へ「住み心地」を還元していきます。
<審査員評価>
昔に比べて家屋の機能/構造/性能は格段に改善されたが、暮らしにおける困りごと、不満は依然として存在している。その問題に堅実なアプローチをしたのが、「住みごこちのいい家」である。建物にとって初期計画は重要であるにも関わらず、顧客にとっては初めての試みであり、失敗の撤回は困難なことが多い。住み手の利便性と商品開発のギャップの解消は顧客の求めるクオリティそのものに繋がる。それを追い求めるためのスパイラルアップデザインとして高く評価した。
2.顧客と育つナレッジネットワーク-永代ビルダー塾-
約320社の工務店の活動をネットワーク化
受賞カテゴリー「ビジネスメソッド、ビジネスマネージメント」
住宅には本来生活者の暮らしを豊かにする役割がありました。しかし供給量優先の風潮と効率性の過度な追求が加速する中、工務店と生活者の結びつきは薄れ、住宅は『画一的な供給で済まされるもの』になっています。
「永代ビルダー塾」は、本来の工務店と施主(生活者)の関係を取り戻すための、全国約320社の工務店が取組む活動です。様々な参加型・経験型イベントやメンテナンス活動を通じて生活者のニーズを取得、既存ネットワークを活用し全国規模でこれらの経験や知恵を共有します。また、生活者のニーズに基づく住まいづくりを取り戻し、市場縮小の中で工務店が勝ち残っていくための戦略を提供しています。
<審査員評価>
具体的な取り組みとして、生活者に対しての参加型・経験型イベント等を実施、またメンテナンスに生活者を立ち会わせることで、生活者からのニーズを取得する機会を仕組化した。次に工務店単独で管理できる情報には限界があるため、情報内容各々に対して秀でた工務店がリーダー役となることで地域間連携を図り、補完体制を形成するプラットフォームを形成。情報量が少ない地域工務店に先導教示することで存在価値を高め、生き残りを支援する連携システムとして高く評価した。
これまでのグッドデザイン賞受賞実績
2013年 : 「リーディングプロジェクト」 顧客を守るセーフティーネット
「リリーフ住宅」 未来の住宅価値創造
2012年 : 「木望の未来プロジェクト」 工務店によるCSR活動
「木和美(きわみ)」【LCCM】 地域に適合した先進的エコ住宅を建築可能にするシステム
2010年 : 「アキュラシステム」 地域工務店による家づくりを適正価格で実現する工務店経営支援システム
2008年 : 「オプティス・サスティナブル」 新築住宅における価値持続の仕組みと暮らし方をサポートする様々なサービスメニューの構築
「JAHBnet・リノベーションデザインプロジェクト」 地域工務店と住まい手、職人との新たな連携によって既存住宅の価値を再創造する仕組み
2006年 : 「ガラスウォール(耐力壁) 大空間・大開口ニーズに対応できる、光が通り抜ける耐力壁
2005年 : 「匠階段」 伝統工法の木組みの技術を再現して木だけで組まれた階段
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