Kuroco、AI時代のサイバー脅威に備え、セキュリティ対策をさらに強化
~第三者セキュリティ評価も高いシステムに、AIによる設定チェック、マルチクラウドバックアップ、復旧機能を拡充~
株式会社ディバータ(以下、当社)は、ヘッドレスCMS・会員システムのバックエンド基盤「Kuroco」において、昨今のサイバー攻撃の高度化を踏まえ、セキュリティ対策をさらに強化することをお知らせいたします。
Kurocoは従来から、継続的な脆弱性対策、WAF、DDoS対策、きめ細かなアクセス制御など、多層的なセキュリティ対策を実施してきました。
第三者セキュリティ評価プラットフォーム「Assured」においては、100点満点中96.6点、評価全体の上位5%に位置する高い評価を受けています。
また、クラウド基盤についても、複数のアベイラビリティゾーンを利用した冗長構成や、東京・大阪リージョン間のバックアップなど、障害・災害に備えた対策を標準で実施しています。
当社では、こうした既存のセキュリティ対策を継続するとともに、AIの進化によって変化するサイバーセキュリティ環境に対応するため、AIを活用したセキュリティチェック、マルチクラウドによるデータ保護、管理画面からの復旧機能などをさらに強化してまいります。
AI時代においても、基本的なセキュリティ対策が重要
近年、企業や組織における情報漏えいやランサムウェア被害など、深刻なセキュリティインシデントが相次いでいます。
こうしたインシデントの背景には、サーバーやネットワーク機器、ミドルウェアのアップデート漏れ、既知の脆弱性への対応不足、設定ミスなど、従来から存在する問題が悪用されるケースもあります。
AIの進化によって、脆弱性や設定不備の発見、攻撃手法の分析が効率化され、攻撃者側の能力がさらに高まることが懸念されています。
一方で、AI時代においても、システムを適切に更新し、設定を継続的に点検するという基本的なセキュリティ対策の重要性は変わりません。
Kurocoでは、コンテナ更新時の脆弱性スキャンをほぼ毎日実施するとともに、VADDYを活用した標準APIの脆弱性診断を行っています。また、WAF、DDoS対策、2要素認証、IPアドレス制限などの機能を提供しています。
さらに、運営会社である当社は、ISMS(ISO/IEC 27001)、ISMSクラウドセキュリティ認証(ISO/IEC 27017)およびプライバシーマークを取得しており、組織的な情報セキュリティ管理にも取り組んでいます。
今後もこれらの対策を継続・改善するとともに、AIを防御側でも積極的に活用することで、セキュリティ対策の高度化を進めてまいります。
AI時代に向けた新たなセキュリティ強化施策
1. AIによるセキュリティ設定チェックSkillの提供【提供済み】
Kurocoでは、AIから管理機能を操作できる「Kuroco Admin MCP」を活用した、セキュリティ設定チェック用Skillを既に提供しています。
お客様自身がAIを利用して、APIの公開設定、認証方式、アクセス制御、権限設定などを確認でき、設定不備や潜在的なセキュリティリスクの早期発見に役立てることができます。
これにより、専門的な知識が求められるセキュリティ設定の点検を効率化し、お客様自身による継続的なセキュリティチェックを支援します。
2. Anthropic「Cyber Verification Program」への申請【審査中】
当社は、Anthropicが提供する「Cyber Verification Program」に申請しており、現在審査中です。
同プログラムは、審査を通過したセキュリティ専門家や組織に対し、高度なサイバーセキュリティ関連のAI機能へのアクセスを提供するものです。
当社では、AIを活用した脆弱性の発見やセキュリティ検証など、防御側におけるAI活用をさらに高度化していく方針です。
3. サイト単位の定期バックアップとマルチクラウド化【10月15日提供予定】
Kurocoでは従来から、マルチAZ構成による冗長化に加え、東京リージョンで運用する環境のバックアップを大阪リージョンに保管するなど、広域災害への対策を実施してきました。
2026年10月15日からは、これらの基盤全体のバックアップに加え、サイト単位の定期バックアップ機能を標準提供する予定です。
従来は手動操作が必要だったサイト単位のバックアップを自動化するとともに、稼働環境とは異なるクラウドサービスへバックアップデータを保存します。
これにより、既存のリージョン間バックアップに加えて、マルチクラウドによるデータ保護を実現し、サイバー攻撃やクラウド障害などへの備えをさらに強化します。
なお、Kurocoでは既に、マルチクラウドでのシステム基盤の再構築にも対応しています。
4. 管理画面からのバックアップ復旧機能【10月15日提供予定】
これまでサイト単位のバックアップからの復旧には、当社への依頼と当社側での作業が必要でした。
2026年10月15日より、お客様自身がKurocoの管理画面からバックアップを利用した復旧操作を行える機能を標準提供する予定です。
これにより、万が一のデータ破損や誤操作、セキュリティインシデントなどが発生した場合にも、お客様自身で復旧対応を進めやすくなり、事業継続性の向上につながります。
5. サイト単位のログ定期削除機能【10月15日提供予定】
2026年10月15日より、サイト単位のログを定期的に削除する機能を標準提供する予定です。
これまで手動で実施していたログ削除を自動化することで、不要なデータを長期間保持するリスクを低減し、適切なデータ管理を支援します。
必要なログの保存と不要なデータの削除を適切に管理することで、万が一の情報漏えい時における影響範囲の抑制にもつなげます。
今後の展望
AIの進化に伴い、サイバー攻撃の高度化・効率化が進む一方、防御側においてもAIを活用したセキュリティ対策の高度化が期待されています。
Kurocoでは、従来からのセキュリティ対策を継続的に改善し、高いセキュリティ水準の維持・向上に努めるとともに、AIによるリスクの早期発見、マルチクラウドによるデータ保護、お客様自身による迅速な復旧を支援する機能を充実させてまいります。
今後も、セキュリティに強いヘッドレスCMS・会員システムのバックエンド基盤として、お客様が安心して利用できるサービスの提供に努めてまいります。
関連情報
Kurocoについて
Kurocoは、株式会社ディバータが提供する国産のエンタープライズ向けヘッドレスCMS・バックエンド基盤です。コンテンツ管理、会員管理、認証、権限管理、承認ワークフロー、API連携などの豊富な機能を備え、企業のWebサイトやアプリケーション、業務システムの構築・運用を支援しています。
さらに、「API中心設計」から「AI中心設計」へと進化し、MCPを通じてAIエージェントと連携できる仕組みを提供。既存の権限管理や承認ワークフローなどの統制機能を活かしながら、AIエージェントによる業務遂行やAI駆動開発、企業のシステム内製化を支援しています。
金融機関や上場企業をはじめ、前身サービス「RCMS」を含めて6,000社以上の導入実績があります。
公式サイト:https://kuroco.app/ja/
