<製品発表>点円環中央点型光パターン形成LED照明「ホロライト・ドットリング・センター」を開発
天井クレーン吊荷周囲の安全対策とフックの位置決め作業支援の機能を一体化
光学機械器具製造販売のパイフォトニクス株式会社(静岡県浜松市東区/代表取締役:池田貴裕)は、高輝度発光ダイオード(LED)と光学素子の組み合わせにより、視認性の高い点円環状の光と、その中央部に収差の無い点状の光を形成する「ホロライト・ドットリング・センター」を開発しました。本製品は、工場内の天井クレーン吊荷周囲の立入禁止ゾーンを円環状の光で可視化する安全対策とクレーン下部の位置決めなどの作業支援の機能を一体化した光パターン形成LED照明装置として、本年4月1日から受注を開始します。本製品は4月19日~21日にパシフィコ横浜で開催される「OPIE’23」および5月8日~11日に米国デトロイトで開催される「AISTech 2023」にて展示します。
<製品の概要>
点円環中央点型光パターン形成LED照明「ホロライト・ドットリング・センター」は、遠方に視認性の高い複数の点で円環状の光と、その中央部に点状の光を形成するLED照明です。光パターンの大きさはS型(小)、M型(中)、L型(大)の3種類、照明色は赤色、緑色、青色の3種類をご用意しました。工場内の天井クレーン吊荷周囲の立入禁止ゾーンを点円環状の光で可視化する安全対策とクレーン下部の位置決めなどの作業支援の機能を一体化しました。点円環状の光と中央点の光は異なる色に選択することも可能です。また、従来製品の「ホロライト・ドットリング」M型とL型は、従来比1.5~2倍に照度を高めた高出力型を製品化し、15mを超える高い揚程のクレーンに対しても十分な視認性が得られます。さらに、オプション機能として、点円環光の周囲に方角を示すドット光を追加可能です。以上、クレーン吊荷下の退避距離を示す安全対策、クレーン下部の位置決め作業支援、方角を示す光の追加に関して、特許出願済みとなります。本製品は、鉄鋼、自動車、ゴム、食品、製紙などの製造工場や物流倉庫、さらには土木建設現場における安全対策用に、国内のみならず東南アジア、北米、欧州などの海外市場に向けても提供します。<主な特長>
1.安全対策と作業支援の機能を一体化
工場内の天井クレーン吊荷周囲の立入禁止ゾーンを点円環状の光で可視化する安全用注意喚起とクレーン下部の位置決めなどの作業支援の機能を一体化しました。また、中央点の光は点円環状の光と異なる色に選択することもオプション対応可能です。LED光源を用いているため、低消費電力で経済的、眼への安全性も高く、レーザー光線とは異なり人体への安全性が確保されています。
2.高出力化でより高い揚程のクレーンに対応可能(M型とL型のみ)
新製品「ホロライト・ドットリング・センター」および従来製品「ホロライト・ドットリング」の高出力型を開発しました。標準型と比較して、電力は2倍、明るさは1.5~2倍を実現し、15mを超える揚程のクレーンに対しても十分な視認性が得られます。
3.点円環光の周囲に方角を示すドット光を追加可能
クレーン吊荷周囲の立入禁止ゾーンを可視化する点円環光の周囲に方角を示すドット光をオプション機能として追加可能です。従来、作業者はクレーン操作時に都度上方にある方角表示を確認する必要がありました。今回、オプション機能を追加することで、床面から目を離すことなく方角を確認でき、クレーンの誤操作防止になります。また、ドット光は点円環状の光や中央点の光と異なる色を選択可能です。
<主な仕様>
<仕様比較>
<外観写真>
<当社の概要>
当社は、2008年4月に高指向性LED照明「ホロライト」を開発し、製造現場での検査、各種イベントや建築物の演出照明、大学研究機関の実験などさまざまな場面で採用されてきました。光パターン形成LED照明「ホロライト・シリーズ」は、高輝度LED光源と大型光学素子の組合せにより空間にさまざまな光パターンを形成するオンリーワン製品で、日本、米国、欧州、中国で特許登録済みです。近年は、工場内の労働災害を低減する安全対策事業、地域の魅力を生かして新しい景観を創造する空間演出事業、SDGs達成に向けた取り組みとして光を用いた鳥獣対策事業などの新しい光の使い方を追求しています。
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