8割がNISAを利用、お金の勉強はSNS、2025年に向けた20-40代の家族のお金の意識変化について。
NISAは当たり前、貯金や投資はしっかりと、お金はメリハリ付けて使い、金融はネットで学んで行動する。20-40代家族の新しい金融スタンダードが明らかに。
株式会社OsidOri(本社:東京都新宿区、代表取締役:宮本敬史)は、共有家計簿アプリ「OsidOri(オシドリ)」をご利用いただいている20〜40代の男女296人を対象に、アンケート調査「夫婦のお金と2025年に向けたアンケート」を実施しました。
調査の背景・目的
2024年に新NISAが始まってからの家族の資産形成の変容、またこれらの金融に関する情報をどのように入手し、行動に移しているのかについてアンケートを実施いたしました。一方で昨今話題となっている「年収の壁」についての認知度含め、今どきの家族の金融の関心度調査を実施しています。
調査概要
調査テーマ |
家族のお金に関するアンケート調査 |
調査期間 |
2024年12月21日〜2024年12月31日 |
調査対象 |
共有家計簿アプリOsidOri(オシドリ)をご利用のお客様 |
サンプル数 |
296名 |
調査結果サマリ
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2024年に200万以上貯金を増やした層が19.9%と全体の2割に対し、50万未満が35.5%と貯金ができていない層も多く、二分化されている傾向にある。投資も同様に200万以上投資に回したユーザーが24.1%に対し、50万未満の投資に収まっている家族も39.7%と高い数値になっている。
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NISAの利用率は80.1%と非常に高く、一方でiDeCoは34.0%とまだ広がっていない。保険加入率は73.6%となっているが、20代は55.9%と低迷している。
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関心あるお金の情報は、複数回答で「NISA/iDeCo」「家計/節約術」「税制(ふるさと納税、確定申告、収入の壁)」がそれぞれ8割の方が”関心が高い”と回答。
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お金に知識を学ぶ場として、複数回答でSNSが66.6%、ブログ・ネット記事が49.8%、書籍・新聞等が37.1%。一方で銀行や証券、保険会社の窓口は11.0%、フィナンシャルプランナーも14.7%と非対面のサービスでの学びが中心になっていることが見受けられる。
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「年収の壁」に関する認知度は、高い理解が46.1%、何となく知っているが45.4%、名前を聞いたことがある以下8.5%となっており、9割以上が一定の理解をしており、高い関心が持たられていることが想定される。
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2024年に最もお金をかけたのは「旅行」が38.7%と全体の4割弱を形成、続いて「結婚式」や「住宅」「子供に関する費用」等、ライフイベントに関する項目が多い。2025年は「旅行」にお金をかけたいが52.3%と約半数。
調査の詳細
2024年に貯金できた金額
2024年に貯金した金額に対する質問。
20代はやや低い傾向にあるが、30-40代は200万円以上の貯金額が全体の25%前後の数値となっており、共働きの高い収入から貯蓄へと資金が流れていると想定。
一方で50万円未満についても20代、40代が33%前後と同様に高い比率になっていることが見受けられる。貯金額で大きな差が表面化しており、収入による二分化が進んでいると考えられる。
2024年に投資に回せた金額
2024年に投資に回せた金額は先程の貯金よりも顕著に二分化が進んでいる。
全体の24%弱が200万以上の投資が実行出ているに対して、50万未満も全体の39.7%と高い数値となっている。
NISA、iDeCo、保険の利用(加入)率
NISAやiDeCo、保険の利用及び加入について利用有無を2択にて確認。
8割がNISAを利用
NISA利用率は全体で80.1%の利用率となっており、特に20-30代の利用者が多い。
一方で40代は70%程度まで減少する傾向が見られる
iDeCoは34%と低迷
iDeCoは2022年の改定からほとんどの方が加入できる状態ではあるが、現状は全体で34.0%、20代においては19.6%とまだ加入率は高くない。
生命保険加入率は73.6%
生命保険は全体で73.6%だが、20代においては55.9%と約半数が加入していない。
一方で30代は80.8%と急上昇しており、家族構成の変化等が大きな影響を与えていると想定される。
お金・金融における関心度や学び、理解について
アンケート回答者のお金や金融に関する関心度を項目ごとに複数選択式で選択。またお金の学びや昨今話題になっている「年収の壁」についてもアンケートを実施した。
お金・金融情報のニーズにおいては、「NISA/iDeCo」「家計/節約術」「税制(ふるさと納税、確定申告、収入の壁等」がそれぞれ8割前後と高い関心を持たれている。
また一定のリスク商品であり、利用顧客が絞られる「暗号資産」や「不動産投資」「外貨/FX」については、「余り関心がない」がそれぞれ5割を超える比率となっている。
一方で「どちらでもない」が高いのが生命保険であり、強い関心はないが、無知でもいられないという家族層の課題が見られる。
お金の知識は今や66.6%が「SNS」を介した学びとなっており、続いて「ブログ、ネット記事」が49.8%、「書籍、新聞等」が37.1%と続く。
一方で「銀行や証券、保険会社の窓口」では11.0%、ファイナンシャルプランナーが14.7%、「金融セミナー」が7.4%、「有料の金融教育サービス」が0.3%と、全体として企業が提供する金融ノウハウを提供する場においては、家族顧客の利用が進んでいない傾向がある。
世間で話題となっている「年収の壁(100万、103万、106万円等)」について、詳しく知っている、大体理解しているで46.1%、何となくは分かるで45.4%、名前は聞いたことがある7.5%、聞いたこともないが1%という結果。
実に91.5%が理解度の差はあれ「分かるレベル」となっており、内容が分かっていない層は8.5%と、関心が高いテーマと捉えられる。
お金・金融における関心度や学び、理解について
2025年に向けた家族のお金の使い方や、貯金・投資の目標額と2024年との比較について。
2024年に最もお金をかけたのは「旅行」で38.7%となっている。
続いて結婚式や住宅購入、子供の資金等、ライフイベントに関する出費が大きかったことが分かる。
2025年に最もお金をかけたいのは「旅行」で全体平均52.3%。20-40代まで全層において最も関心が高く、他の項目と大きな差がある。
2025年に貯金したい金額は2024年に貯金した金額と比較し、より高い金額を設定している傾向がある。年間200万円以上の貯金を27.7%の家庭が望んでいる。
また投資においては2024年と大きな変化はない。NISAの積立投資枠や成長投資枠の範囲での投資を実施していると想定され、その範囲内での投資を2025年も継続して実施されるものと想定される。
調査結果について
本調査にて、昨今の若い世代のご家族・夫婦が、NISA等を活用した堅実な資産形成を実施する一方で、出費に関しては「コト」消費に対する意欲的な行動を垣間見ることができました。
またこれまで金融の知識・情報を提供してきた金融サービス事業者に頼るのではなく、SNSでの金融の学び、金融情報の取得が今や主流となり、定着しつつあるのではないかと感じられました。
OsidOriについて
株式会社OsidOri
株式会社OsidOriは、家族の共有管理アプリ「OsidOri」を軸とした、家族向けソリューションサービスを通じて、家族のお金の問題解決を目指しています。
家族の未来を構築するゴールベースアプローチの「ライフプラン」や目標貯金サービス「Goal」、住宅購入支援サービス「理想の住まい探し」、お客様のお金の総合相談窓口「家族のお金相談」、金融機関様向けEmbedded Financeサービスの「OsidOri for Bank」などの提供及び運営実績があります。
アプリ概要
アプリ名 |
OsidOri(オシドリ) |
サービス利用料 |
無料 |
プレミアムサービス |
家族プラン 880円/月 個人プラン 440円/月 ※2025年1月はプレミアムプラン利用で Amazonギフトキャンペーンを実施しています。 |
公式サイト |
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本内容のお問い合わせ先
株式会社OsidOri
info@osidori.co
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