パーソルキャリアのハイクラス転職サービス「iX（アイエックス）転職」が「地方副業」の経験がある1,000万円プレイヤーの実態を徹底調査

「今の生活に満足している」人の割合は地方副業の経験がある人の方がない人よりも高いことが判明！

ハイクラス人材サービス「doda X」

2021年8月2日 11時00分

転職サービス「doda」などを提供するパーソルキャリア株式会社が運営するハイクラス転職サービス「iX転職」＜ https://ix-tenshoku.jp/ ＞は、3大都市圏※1に住み、「地方副業」※2を行ったことのある年収1,000万円以上のハイクラス人材（以下、1,000万円プレイヤー）と年収300万円～600万円未満のビジネスパーソン（以下、平均年収層）を対象に、地方副業に関する調査を実施し、結果をまとめましたので報告いたします。

※1 本調査では、東京圏・大阪圏・名古屋圏を3大都市圏とし、それ以外を地方と定義
※2 本調査では、地方副業を「3大都市圏に住みながら、それ以外の地域でフルリモート含め副業すること」と定義

【調査結果サマリー】
① 副業経験者のうち、地方副業の経験がある人の方がない人よりも「今の生活に満足している」人の
割合が高い
② 地方副業を行った理由は、年収に関係なく「地元やゆかりのある地域だから」が最多
1,000万円プレイヤーは「元々の知り合いやゆかりのある人に頼まれた」人が約2割
③ 1,000万円プレイヤーは、平均年収層より現在の職種と同じ地方副業を行う人が多い傾向
④ 1,000万円プレイヤーが地方副業をしてみてよかったことは、「地域への貢献」や
「人脈の形成」、「仕事の幅が広がったこと」

① 副業経験者のうち、地方副業の経験がある人の方がない人よりも「今の生活に満足している」人の割合が高い
まず、年収に関係なく、副業経験者に「今の生活に関する満足度」について尋ねたところ、「とても満足」「満足」と回答した人は、地方副業の経験がある人が60.9%、経験がない人が36.7%となり、地方副業経験がある人の方が24ポイント高いことが分かりました。

【グラフ①】今の生活に関する総合的な満足度をお答えください。
（全体N=3,656※、地方副業経験ありn=578、地方副業経験なしn=3,078、それぞれ単回答）

※ 事前のスクリーニング調査にて、副業経験があると回答した年収300万円以上～600万円未満、年収1,000万円以上の20代～50代の男女計3,656名を対象として調査実施

② 地方副業を行った理由は、年収に関係なく「地元やゆかりのある地域だから」が最多
1,000万円プレイヤーは「元々の知り合いやゆかりのある人に頼まれた」人が約2割
1,000万円プレイヤーと平均年収層それぞれに、「都市部での副業ではなく、あえて地方での副業を選んだ理由」を尋ねたところ、年収に関係なく、「地元やゆかりのある地域だから」という理由が最多となりました。また、差が見られた回答としては、1,000万円プレイヤーは「元々の知り合いやゆかりのある人に頼まれたから」と回答した人が約2割（17.5％）で3位に、平均年収層は「地方の企業のほうが、普段より経営に近い立場で働けそうだったから」と回答した人が14.0%で5位にランクインしました。

【表①】都市部での副業ではなく、あえて地方での副業を選んだ理由があれば教えてください。
（全体N=400、1,000万円プレイヤーn=200、平均年収層n=200、それぞれ複数回答）

③ 1,000万円プレイヤーは、平均年収層より現在の職種と同じ地方副業を行う人が多い傾向
続いて、現在の職種と、実際に地方副業で経験したことのある職種を聞いたところ、現在の職業と同じ職種の地方副業の職種を行った1,000万円プレイヤーは75.0%、平均年収層は65.5%となり、平均年収層よりも約10ポイント上回る結果となりました。

【グラフ②】現在の職種と同じ地方副業の職種を経験したことがある人とない人の割合
（全体N=386、1,000万円プレイヤーn=192、平均年収層n=194）

④ 1,000万円プレイヤーが地方副業を実際にしてみてよかったことは、「地域への貢献」や「人脈の形成」、

「仕事の幅が広がったこと」
次に、地方副業を実際にやってみてよかったこと・楽しかったこと・嬉しかったことについて聞いたところ、1,000万円プレイヤーからは、「貢献できている充実感」などの地域への貢献に対する満足感や、「人脈が開拓できたこと」「自分の仕事の幅が広がった」など、自身の仕事に繋がる手ごたえを感じている回答が多く上げられました。平均年収層からは「感謝された」「地域の方々との交流」など、その地域の方との交流や感謝の気持ちに満足感を感じているほか、収入が増えたことに関しての回答が目立つ結果となりました。

【図①】地方副業を実際にやってみてよかったこと・楽しかったこと・嬉しかったことなどを教えてください。
（全体N=400、1,000万円プレイヤーn=200、平均年収層n=200、それぞれ自由回答）

■ iX事業責任者　土本剛嗣（つちもとたけし）からの総括コメント
今回の調査結果から、1,000万円プレイヤーが地方副業をする理由として「元々の知り合いやゆかりのある人に頼まれたから」を挙げる人が約2割いました。地方副業で従事したことのある職種が、本業と同じであると回答した人の割合が平均年収層よりも高い傾向にあることも踏まえると、本業での手腕が買われ声がかかる人が多いのかもしません。
また、実際に地方副業をしてみてよかったこととして、1,000万円プレイヤーからは「更なる人脈ができた」「仕事の幅が広がった」という声が目立ちました。日ごろから人脈を大切にしているからこそ自身の持つ人脈経由で副業を行うことになり、またそこで成果を残すことで、さらなる人脈の拡大に繋がるという、好循環が生まれていると言えそうです。ほかにも、地方副業経験がある人の方がない人よりも「今の生活に満足している」と回答した人の割合が多かったことから、地方副業は、1,000万円プレイヤーの本業や、新たなビジネスへも繋がるものであり、心の充実度、ひいては人生の豊かさにも寄与するものと考えられるでしょう。

＜調査概要＞
・調査期間：2021年6月
・対象：【スクリーニング調査】
3大都市圏（東京圏・大阪圏・名古屋圏）に住む、20~50代の会社勤めの男女
（フリーランスは除く）計11,970名
【本調査】
3大都市圏（東京圏・大阪圏・名古屋圏）に住み、地方副業を行ったことのある会社勤めの男女
（フリーランスは除く）計400名
①20代～50代で、年収1,000万円以上：200名
②20代～30代で、年収300万円以上～600万円未満：200名
・調査方法：インターネットによるアンケート回答方式

■iX事業責任者　土本剛嗣　プロフィール
大学卒業後、大手コンサルティングファームで戦略策定やM&A支援、大手通信会社・金融ミドルベンチャーなどで新規事業や新規サービスの立ち上げを経験。2018年パーソルキャリア株式会社入社。転職サービス「doda」、「doda Recruiters」などの企画を経て、2020年4月より、現職に就任。

■「iX（アイエックス）」とは＜ https://ix-portal.jp/ ＞
「iX」は、キャリアを戦略的に築くことを目指す人のパートナーとして、さまざまな「情報」と「選択」を提供するサービスです。近年、一つの企業でキャリアを積むだけでなく、転職や副業（複業）、独立、起業など、多様な働き方が存在します。「iX」では、希少性の高い求人を取り扱うヘッドハンターと出会えるハイクラス転職サービス「iX転職」＜ https://ix-tenshoku.jp/ ＞をはじめ、これからの働き方を考えるメディア＆コミュニティ「iXキャリアコンパス」＜ https://ix-careercompass.jp/ ＞などを通じて、ハイクラス人材にキャリアの選択肢を提案します。