第67回グラミー賞授賞式で、SHUREの音響技術が成功を支える

音楽業界の結束力を示すこの特別な日に、Soundtronics社とATK社のエンジニアたちがShure AXT Digitalワイヤレスシステムを採用し、会場にクリアな音を届ける。

シュア・ジャパン株式会社

第67回グラミー賞授賞式でパフォーマンスを行うチャペル・ローン(Chappell Roan) (写真:Christopher Polk/Billboard via Getty Images)

第67回グラミー賞授賞式を前に、Crypto.comアリーナは熱気に包まれていました。今回の授賞式は、1月の大規模火災から復興に取り組むロサンゼルス地域への連帯と支援を示す機会ともなり、各パフォーマンスや追悼の場面は世界中の視聴者にとって意義深いものとなりました。

音響制作チームは、Shure AXT Digitalワイヤレスシステムハンドヘルド型送信機46チャンネル分、PSM® 1000インイヤーモニタリングシステム送信機24チャンネル分、ボディーパック型受信機150台分、さらに司会者トレバー・ノア(Trevor Noah)用のIFB(音声送り返しシステム)1チャンネル分のAXT Digital PSMアドバンスト・デジタル・インイヤーモニタリングシステムを導入し、Shureのワイヤレスシステムを活用してクリアで卓越した音響体験を提供しました。


「Shureは40年以上にわたってグラミー賞を支え続けており、世界中の何百万人もの視聴者に届けるクリアで信頼性の高い音質を保証し、アーティストたちが最高の音で輝けるようサポートしてきました。」と、第67回グラミー賞のオーディオプロデューサーのマイケル・アボット(Michael Abbott)は熱意を込めて語りました。

プレミア授賞式でAXT Digital PSMが活躍

グラミー賞のプレミア授賞式では、Shure AXT Digitalワイヤレスマイクロホンが20チャンネル分、そしてAXT Digital PSMアドバンスト・デジタル・インイヤーモニタリングシステムは、13チャンネル分使用されました。

プレミア授賞式のモニターエンジニア、ダスティン・デルーナ(Dustin DeLuna)は次のように評価しています。「大規模なショーでAXT Digital PSMを使用するのは今回が2回目でしたが、期待を裏切りませんでした。RFの伝送性能は、私がこれまで使用したどのシステムよりも優れています。音の素晴らしさに感動した多くのスタッフやアーティストが、ハイタッチやハグで感謝を示してくれました。今後も私の機材リストには必ず入れておくようにしたいです。」

Nexadyneマイクロホンがステージに登場

グラミー賞授賞式に先立ち開催された2025年MusiCares Person of the Year(MusiCares年間最優秀人物賞)では、Grateful Dead(グレイトフル・デッド)が受賞し、Dead & Company(デッド・アンド・カンパニー)、My Morning Jacket(マイ・モーニング・ジャケット)、Bruce Hornsby(ブルース・ホーンズビー)、Dwight Yoakam(ドワイト・ヨーカム)、Zac Brown(ザック・ブラウン)、Marcus King(マーカス・キング)、Maggie Rose(マギー・ローズ)、Billy Strings(ビリー・ストリングス)、The War on Drugs(ザ・ウォー・オン・ドラッグス)、Norah Jones(ノラ・ジョーンズ)、Maren Morris(メアレン・モリス)、Noah Kahan(ノア・カーン)らによるパフォーマンスが披露されました。Mick Fleetwood(ミック・フリートウッド)とStewart Copeland(スチュワート・コープランド)による伝説的なドラム対決を含む全てのパフォーマンスには、Shure Nexadyne楽器用マイクロホンが使用されました。

オーディオミキサーのLarry Reed(ラリー・リード)は次のように評価しています。「NXN6タム/スネアマイクロホンはとても頑丈で、しっかりと固定されたマウント部分のおかげで、ドラマーがどれほど激しく演奏しても位置がずれませんでした。高さの調整もできて、ダイアフラムの径も大きいので、安定性が大幅に向上しました。NXN2キックドラムマイクロホンとNXN6タム/スネアマイクロホンのEQカーブは、これまで外部EQで実現していたイコライジングを自然に再現します。優れた軸外特性により、追加のゲーティングやEQの必要性が最小限に抑えられました。総合的に見て、これらのマイクはあらゆるドラムキットに対応する即戦力であり、今後、現場で欠かせない存在になると確信しています。」

グラミー賞で最優秀新人賞を受賞したChappell Roan(チャペル・ローン)は、ヒット曲「Pink Pony Club(ピンク・ポニー・クラブ)」のパフォーマンスで、Shureの新製品Nexadyne 8/Sスーパーカーディオイド・ダイナミック・ボーカルマイクロホンカプセルをAXT Digitalのワイヤレスマイクロホンに装着して使用しました。

Chappell Roanのモニターエンジニア、Malcolm Gil(マルコム・ギル)は次のように語っています。「Shure Nexadyneはクリアにボーカルが抜けるので、ミックス作業がとても楽になります。さらに、アーティスト自身が自分の声をコントロールしやすくなるという利点もあります。」

音楽制作チームの紹介

グラミー賞では、使用される膨大な数のワイヤレス機器の周波数コーディネーションが重要な役割を果たします。Soundtronics社のRFコーディネーター、Stephen Vaughn(スティーブン・ヴォーン)は、AXT DigitalとWireless Workbench®を使用してモニタリングを行い、周波数過密状態のロサンゼルス中心部で、とても重要な任務を担当しました。

「司会者用のIFB(音声送り返しシステム)にはAXT Digital PSMシステムを使用しました。出力40mWで、空間ダイバーシティを使いながら、アンテナはバックステージとステージ下手に設置しました。これにより、アリーナの広いエリアをカバーする安定した通信環境を実現できました。受信機の音質も優れており、今後のイベントではさらに高度なWMAS技術*を活用できることを期待しています。」
* WMAS(ワイヤレス・マルチチャンネル・オーディオシステム)技術は2025年3月現在一部の国・地域でのみ認可されており、日本国内においては今後新たな技術基準の策定が検討されています。

スティーブンとマイケルに加え、音楽制作チームには、FOHミュージックミキサーのJamie Pollock(ジェイミー・ポロック)、放送A1(音声チーフエンジニア)のTom Holmes(トム・ホームズ)、ミュージックミキサーのEric Schilling(エリック・シリング)とJohn Harris(ジョン・ハリス)が参加しました。会場全体の音響は、FOHプロダクションミキサー兼ATKプロジェクトマネージャーのJeff Peterson(ジェフ・ピーターソン)が指揮しました。

Soundtronics社は会場内のマイクロホンシステムとワイヤレス通信のための送受信設備を担当し、ATK社は本番の授賞式でアーティストが使用するインイヤーモニタリングシステムと、プレミア授賞式で使われた全てのワイヤレス機器を提供しました。

ハービー・ハンコック(Herbie Hancock)(左)とスティーヴィー・ワンダー(Stevie Wonder)(右)が2025年2月2日、カリフォルニア州ロサンゼルスのCrypto.comアリーナで開催された第67回グラミー賞授賞式でパフォーマンスを披露する様子(写真:John Shearer/Getty Images for The Recording Academy)

グラミー出演者たちがShureワイヤレスに音を委ねる
授賞式は、Dawes(ドーズ)が演奏したRandy Newman(ランディ・ニューマン)の楽曲「I Love LA」の陽気なパフォーマンスで幕を開け、Brittany Howard(ブリタニー・ハワード)、St. Vincent(セント・ヴィンセント)、Sheryl Crow(シェリル・クロウ)、John Legend(ジョン・レジェンド)、Brad Paisley(ブラッド・ペイズリー)が共演しました。Dawes(ドーズ)のリードボーカル、Taylor Goldsmith(テイラー・ゴールドスミス)はShure SM58®マイクロホンカプセルを装着したAXT Digitalハンドヘルド型送信機(AD2)を使用。Best Alternative Music(最優秀オルタナティブ音楽賞)にノミネートされたBrittany Howard(ブリタニー・ハワード)はShure BETA® 87Aマイクロホンカプセルを取り付けたAD2ハンドヘルド型送信機で歌いました。Brad Paisley(ブラッド・ペイズリー)はTelecasterを演奏しながら、AD2ハンドヘルド型送信機にShure BETA® 58Aマイクロホンカプセルを装着して歌唱。その他の著名アーティストたちもAD2ハンドヘルド型送信機を使用しました。

Quincy Jones(クインシー・ジョーンズ)への心温まる追悼セッションでは、Stevie Wonder(スティーヴィー・ワンダー)がAD2ハンドヘルド型送信機にSM58®マイクロホンカプセルを装着してパフォーマンスを披露。共演したHerbie Hancock(ハービー・ハンコック)も同じくSM58/AD2とShure SE846高遮音性イヤホンを使用しました。

Bruno Mars(ブルーノ・マーズ)とLady Gaga(レディー・ガガ)はThe Mamas and the Papas(ママス・アンド・パパス)のヒット曲「California Dreamin'」を演奏しました。Bruno MarsはAD2ハンドヘルド型送信機にBETA 58Aマイクロホンカプセルを装着してパフォーマンスを披露しました。

このグラミー賞では、他にもBillie Eilish(ビリー・アイリッシュ)、Sabrina Carpenter(サブリナ・カーペンター)、Lainey Wilson(レイニー・ウィルソン)、Benson Boone(ベンソン・ブーン)とそのバックコーラス、Teddy Swims(テディ・スウィムズ)などのトップアーティストたちがShure AXT Digitalワイヤレスシステムを使用して素晴らしいパフォーマンスを披露しました。

「グラミー賞は毎回制作クオリティを高め続けています。こうした素晴らしいイベントを支える音響スタッフやアーティストたちをサポートできることを嬉しく思います。デビューしたばかりの新人アーティストから業界のベテランまでが、音楽界最大の舞台で最高のパフォーマンスを届けるためにShureのマイクロホンカプセルやワイヤレス技術を信頼してくれています。」とShureエンターテイメント担当マネージャーのJenn Liang-Chaboud(ジェン・リアン=シャブード)は語りました。

Shureは、カリフォルニアの大規模火災の被災者支援に尽力しています。Shureの支援活動の詳細については当社グローバルサイト(英語)をご覧ください。
https://www.shure.com/en-US/newsroom/shure-statement-on-relief-assistance-for-california-fires



【Shure (シュア)について】

Shure(www.shure.com)は、およそ1世紀に渡って人々が驚くほど冴えわたるサウンドを世界に送り出してきました。1925年に設立され、その品質、性能、耐久性で知られているオーディオ機器の世界的リーディングカンパニーです。マイクロホン、ワイヤレスマイクシステム、インイヤーモニター、イヤホン/ヘッドホン、会議システムなど様々な音響機器をユーザーに届けています。クリティカルリスニングで、ここ一番の大事なステージで、スタジオで、そしてミーティングルームでも、いつでもShureがあなたを強力にバックアップします。

Shure Incorporatedは、米国イリノイ州ナイルズ(Niles)に本社を置き、米国、ヨーロッパ・中東・アフリカ、アジアに30以上の製造施設と販売拠点を有しています。

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シュア・ジャパン株式会社(Shure Japan Limited/www.shure.com/ja-JP) は、Shure Incorporatedの日本法人です。

※Shureは米国Shure Incorporatedの登録商標です。
※記載されている会社名、商品名は、各社の商標及び登録商標です。
※ その他の商標およびトレードネームは、それぞれの所有者に帰属します。

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会社概要

シュア・ジャパン株式会社

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URL
https://www.shure.co.jp/
業種
製造業
本社所在地
東京都港区虎ノ門城山トラストタワー35階
電話番号
-
代表者名
澤口 宙也
上場
未上場
資本金
-
設立
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