リーマンショックを乗り越えた経営者が語るV字回復に、約9割が「リーダーシップ」が重要だったと回答「目標設定」や「優先順位の明確化」の場面で効果を発揮
〜88.0%が、コロナ禍においても「リーダーシップ」の重要性の高まりを実感〜
「中小ベンチャー企業の社長を元気にする!」ために人・組織づくりのコンサルティングを提供する白潟総合研究所株式会社(代表取締役社長:白潟 敏朗)は、リーマンショックを乗り越えた経営者108名に対し、「リーマンショック期の経営」に関する実態調査を実施いたしましたので、お知らせいたします。
■調査概要
調査概要:「リーマンショック期の経営」に関する実態調査
調査方法:インターネット調査
調査期間:2022年4月18日〜同年4月19日
有効回答:リーマンショックを乗り越えた経営者108名
*事前の調査で「リーマンショック前後でV字回復(売り上げが一時的に下がり、その後元に戻った状態)をした」と回答した経営者に調査を実施しています。
- 9割以上の経営者が、リーマンショック後の経済回復のために「リーダーシップ」が重要だったと回答
・かなりそう思う:60.2%
・ややそう思う:33.3%
・あまりそう思わない:3.7%
・全くそう思わない:2.8%
- リーマンショック後のリーダーシップを発揮した行動、「何をするのかを明確にし、具体的な目的目標を設定する」が69.3%で最多
・何をするのかを明確にし、具体的な目的目標を設定する:69.3%
・優先順位を明確にする:48.5%
・メンバーの意見に耳を傾け、少数意見や貴重なアイデアを殺さない:36.6%
・共通の目的やVisionを打ち立てる:32.7%
・チームに対して目的や計画の要点を説明する:32.7%
・定期的にフィードバックをおこなう:28.7%
・自分自身が良き模範となる:28.7%
・メンバーの自己管理、自律を促す:24.8%
・チームの価値観に基づいた行動を考える:24.8%
・個々人が抱える問題を解決する:19.8%
・定期的にチームビルディングをおこなう:17.8%
・その他:5.0%
・特にない:7.9%
- 他にも、「各得意先と密なコミュニケーションをとり、リサーチを徹底した」や、「同じアイテムを集中して全員で拡販して、結束力を高めた」などの行動も
<自由回答・一部抜粋>
・69歳:各得意先と密なコミュニケーションをとり、リサーチを徹底した。
・58歳:同じアイテムを集中して全員で拡販して、結束力を高めた。
・66歳:ターゲットとする顧客を絞り、マーケティングも研究開発もそこに集中させた。
・59歳:新規顧客の開拓。
・54歳:営業力の強化。
・62歳:本音と規範の合致を目指して、一人一人と話し合いを重ねた。
・57歳:同業他社と連携。
・56歳:新規開拓、新規事業に力を入れました。
- コロナ禍で、88.0%がリーダーシップの重要性の高まりを実感
・かなりそう思う:48.2%
・ややそう思う:39.8%
・あまりそう思わない:8.3%
・全くそう思わない:3.7%
- コロナ禍でリーダーシップを発揮した行動、「具体的な目的目標を設定」(65.3%)や「優先順位の明確化」(56.8%)
・何をするのかを明確にし、具体的な目的目標を設定する:65.3%
・優先順位を明確にする:56.8%
・メンバーの意見に耳を傾け、少数意見や貴重なアイデアを殺さない:36.8%
・メンバーの自己管理、自律を促す:35.8%
・チームに対して目的や計画の要点を説明する:34.7%
・共通の目的やVisionを打ち立てる:31.6%
・定期的にフィードバックをおこなう:28.4%
・自分自身が良き模範となる:24.2%
・個々人が抱える問題を解決する:22.1%
・定期的にチームビルディングをおこなう:15.8%
・チームの価値観に基づいた行動を考える:14.7%
・その他:3.2%
・特にない:5.3%
- 他にも、「到達可能な目標を協同で掲げた」や「対面ではなくリモートでできる方策の検討・実施」などの行動も
<自由回答・一部抜粋>
・65歳:到達可能な目標を協同で掲げた。
・62歳:対面ではなくリモートでできる方策の検討・実施。
・59歳:人材確保。
・69歳:時短や在宅ワークを増やした。
・68歳:自由な行動の制限。
・59歳:さらに定期的な収入につながる業務に集中するようになった。
・50歳:管理者向けの研修を強化した。
・56歳:DXや新規事業に力を入れた。
- リーダーシップを発揮するための重要な要素、「判断力」(63.0%)や「コミュニケーション能力」(60.2%)の声
・判断力:63.0%
・コミュニケーション能力:60.2%
・目標設定能力:51.9%
・責任を取る能力:47.2%
・業務実行力:47.2%
・育成能力:29.6%
・モチベーション管理能力:28.7%
・寛容性:26.9%
・誠実性:24.1%
・その他:1.9%
ー52歳:人間力
ー59歳:ケースバイケースな対応。
・特にない/わからない:4.6%
- 76.9%の経営者が、「他企業の経営者が、コロナ禍で発揮したリーダーシップの行動」に興味あり
・かなりそう思う:36.2%
・ややそう思う:40.7%
・あまりそう思わない:14.8%
・全くそう思わない:8.3%
- まとめ
まず、9割以上の経営者が、リーマンショック後の経済回復のために「リーダーシップ」が重要だったと振り返っており、リーマンショック後のリーダーシップを発揮した行動を伺うと、「何をするのかを明確にし、具体的な目的目標を設定する」が69.3%で最多でした。他にも、「各得意先と密なコミュニケーションをとり、リサーチを徹底した」や、「同じアイテムを集中して全員で拡販して、結束力を高めた」などの行動も挙がりました。
また、コロナ禍の今、88.0%の経営者がリーダーシップの重要性の高まりを実感していることが分かりました。このコロナ禍でリーダーシップを発揮した行動を伺うと、リーマンショック後と同様に、「具体的な目的目標を設定」(65.3%)や「優先順位の明確化」(56.8%)を実施したことが判明しました。他にも「到達可能な目標を協同で掲げた」や、「対面ではなくリモートでできる方策の検討・実施」などの行動を実施した経営者もいました。
そこで、経営者の考えるリーダーシップを発揮するための重要な要素を伺うと、「判断力」(63.0%)や「コミュニケーション能力」(60.2%)が挙がりました。また、76.9%の経営者が、「他企業の経営者が、コロナ禍で発揮したリーダーシップの行動」に興味を示しました。
今回の調査では、リーマンショックや新型コロナウィルス流行の経験を経て、企業のV字回復のためには「リーダーシップ」がカギになると、多数の経営者が実感していることが分かりました。また、今も長引くコロナ禍でも、強い企業となるためにリーダーシップの重要性が高まっていると考えられているようです。コロナ禍の経営方針においては、不測の事態の連続となり、経営者によって様々なアクションを実施したのではないでしょうか。他企業の経営者のリーダーシップを知る機会は有益だと関心が高い経営者は多く、アフターコロナを成長し続けるためにも情報収集に意欲的なようです。
- 白潟総研について
いま、日本には385万社の中小ベンチャー企業があり、その数だけの社長がいます。私たちの存在意義は、そうした社長を力づけ元気にすること。私自身が経営者の家庭に育ったからこそ、ここには強いこだわりがあります。「深さ」と「広さ」を兼ね備えた総合経営コンサルティングで、社長の悩みに向き合い、本質からブレずに新たな方法論を生みだしていきます。
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会社名:白潟総合研究所株式会社
代表 :代表取締役社長 白潟 敏朗
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