南日本運輸倉庫株式会社で、ベトナム人大学生のインターンシップがスタート・第3期生となる今回はトゥイロイ大学物流学科の男女6名が参加・日本文化の理解にも意欲的
南日本運輸倉庫株式会社(本社:東京都中野区 代表取締役社長:大園圭一郎 以下、南日本運輸倉庫)は、ベトナム人大学生6名をインターンとして受け入れ、8月29日に入社式ならびにオリエンテーションを行なった。
6名はいずれもベトナムのトゥイロイ大学(本部:ハノイ市 学長:チン・ミン・トゥー)の物流学科に在籍する2年生および3年生の男女で、1年間の滞在期間中に、実務経験を交えながらフローズン・チルドを始めとした日本の物流技術を学ぶとともに、日本語や日本文化についての理解も深める予定。配属先は埼玉物流センター(埼玉県さいたま市)。
インターン生は自己紹介の場でそれぞれの抱負や意欲を語り、明るく前向きな姿勢を見せたが、オリエンテーションの一環として行なわれた事業理解のためのセミナーを踏まえた質疑応答においても活発かつ具体的に発言した。
入社式で大園社長は映像を通じて挨拶し、「われわれはDENBAの鮮度保持装置などを活用し、今後コールドチェーンにおいて海外との架け橋になっていくだろう。この1年で物流の基礎を学び、活躍できる人材になってほしい。国元を離れ心配なこともあるでしょうが、生活面でのサポートもしていきます」などとメッセージを送った。
南日本運輸倉庫でのインターンシップは2022年に始まり、今回は第3期生となる。これまでに計17名を受け入れており、今年12月にも6名を受け入れ予定となっている。
ベトナム国内では近年、物流業の成長が著しく、急速な成長性と同時に安定した成長率を見せており、また、輸出と国内消費の両面において発展していることもあって、国際的にも大きな注目を集めている。南日本運輸倉庫は2020年に株式会社アプライズ(本社:東京都品川区 代表取締役社長:岩堀克英 以下、アプライズ社)とともに、物流におけるグローバル人材の育成を目的とした合弁会社をハノイ市に設立している。
なお、インターン生6名の在籍するトゥイロイ大学のチン・ミン・トゥー学長は、8月21日に東京で開催されたベトナム農業農村開発省主催による越日間で質の高い農業人材育成のための国際協力フォーラムに参加しており、その席上で弊社社長 大園ならびにアプライズ社の岩堀社長とも交流し協力関係を深めている。
8月21日開催のフォーラムの様子を伝えるトゥイロイ大学の学内報
https://en.tlu.edu.vn/news-and-event/president-of-thuyloi-university-attends-the-11247
南日本運輸倉庫は、1975年に創業。食品輸送のエキスパートとして、特にチルド・フローズンの低温輸送の分野に注力。また、DENBA DISS の鮮度保持装置を使った次世代コールドチェーンにおいては、社会的な課題であるフードロス問題の解決に貢献し、顧客企業のSDGsに対する取り組みを支援している。
DENBA DISS株式会社(本社:埼玉県戸田市 代表取締役社長:大園圭一郎)は、鮮度保持装置「DENBA(デンバ)」を開発するDENBA JAPAN株式会社(本社:東京都中央区 代表取締役:後藤錦隆)と南日本運輸倉庫による合弁会社。「温度管理+鮮度管理」=「次世代コールドチェーンの構築・運営」をコーポレートミッションとするソリューション企業。
株式会社アプライズは、2014年6月創業、ベトナムに事業進出する日本法人のコンサルティングやベトナムでの人材育成を手がける一方、「頑張るベトナム人留学生を応援する」をコンセプトに、東京都内を中心に神奈川・千葉・埼玉において、在日ベトナム人留学生への就職支援やアルバイト紹介も行なっている。
トゥイロイ大学は、1959年にハノイ工科大学から分離する形で設立されたベトナムの国立大学であり、理系総合大学として、学部生約2万2500名、大学院生約2300名が学んでいる。ハノイ市内のメインキャンパスの他、ホーチミン市、フンイエン市、ニントゥアン省にもキャンパスがあり、日本の企業や大学などと積極的に交流を図っている。
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