コグニザント、ServiceNowとの提携を発表 両社の基盤を統合し、企業における「責任あるAI」の安全な本格運用を加速
コグニザント株式会社(本社:米国ニュージャージー州、CEO:ラヴィ・クマール S、以下、コグニザント)は、「Cognizant Neuro® AI Trust」と「ServiceNow」の統合を発表しました。これにより、世界中で広く利用されているエンタープライズAIプラットフォームが、事業規模に合わせて構築された継続的なAI保証インフラストラクチャによってさらに強化されます。
本統合ソリューションは、AIの管理体制を単に可視化・管理するだけでなく、AI運用におけるすべての段階で稼働する「責任あるAIエージェント」を通じて、実効力のある統制を単一の環境で提供します。
■ 導入の背景
現在、AIの導入自体は企業にとってもはや大きな障壁ではなく、最大の課題は「信頼の確保」へと移っています。厳格なルールが求められる業務プロセスや顧客対応システムにおいて、企業の中核業務に組み込まれたAIが本来の目的や定められた基準通りに正しく稼働していることを組織全体で確実に証明できるかどうかが問われています。こうした安全性を保証する仕組みが整っていないことが、企業の本格的なDX推進を阻む足かせとなっています。
■統合の目的
今回の統合は、企業がAIを管理し、その活用範囲を広げていくプロセスを根本から変革します。これまで現場の各チームは、AIの稼働状況が部分的にしか見えないことや、手作業でのコンプライアンス対応、開発期間の長期化といった課題に直面していました。今後は、稼働中のあらゆるAI資産をリアルタイムで一元管理し、適切な運用ルールやリスク管理を日常の業務プロセスへ直接組み込むことが可能になります。これにより、迅速かつ確実なAIの導入と、監査への即時対応を実現します。さらに、経営陣や規制当局、顧客に対してAIがもたらすビジネス価値を客観的な成果として提示できるようになります。
コグニザントが目指すのは、AIシステムに障害や予期せぬ挙動(ドリフト)が発生した際、組織が即座に検知して自動対応し、「責任を持って運用していること」を確実に証明できる環境です。これにより、AIは運用面や企業の評判に関わるリスクの種から、信頼できるビジネスの原動力へと変わります。
コグニザント クラウド&インフラストラクチャサービス グローバル責任者のスリラム・クマレサンは、「AIを利用する環境はすでに整いつつあります。企業が今必要としているのは、自社のビジネスが求める規模とスピードに合わせて、AIを責任を持って運用する能力です。今回の統合により、お客様は単なる『見える化のツール』にとどまらず、学習・適応・実行のプロセス全体を継続的に管理・監視する『実践的な運用基盤』を獲得することになります。」と述べています。
■本ソリューションの特長
ServiceNowの「AI Control Tower」は、すべてのAIシステムやエージェント、業務フローにわたり、戦略から実績管理までを統合し、管理体制と稼働状況を把握する基盤を提供します。ここに「Cognizant Neuro AI Trust」が加わることで、企業内のAIシステム全体をリアルタイムで安全に保つことが可能になります。
具体的には、「責任あるAIエージェント」と「ガーディアンエージェント」が柔軟に連携し、AIの開発から運用に至るまで、公平性や安全性、セキュリティ、透明性、コンプライアンスといった原則が守られるよう支援します。また、他社製システムとの連携も前提としているため、外部のエージェントネットワークにも管理を広げ、AIの稼働環境を問わず一貫したルール適用ができます。これにより企業は、これまでの定期的なコンプライアンス確認から、常に監視と安全保証が機能する状態への移行が実現します。
ServiceNow セントラルプロダクトマネジメントおよびセキュリティ&リスク担当 シニアバイスプレジデント兼ゼネラルマネジャーのジョン・アイシエン氏は、「エージェント型AIの活用範囲や影響力は急速に拡大していますが、その稼働状況が見えにくいという深刻な課題があります。AI Control Towerは、ServiceNowのシステム内にとどまらず、企業全体のあらゆるAIモデル、エージェント、資産、そしてそれらのIDや権限を管理する『統合的な司令塔』を提供します。コグニザントと共に統合的な管理アプローチを通じて、AIの展開と説明責任を結びつけ、この課題を解決していきます。包括的な仕組みにより、組織は信頼と制御を維持しながら、イノベーションを加速させることができます。」と述べています。
本統合システムは、厳格な規制が求められる企業向けAIの実態に合わせて設計されています。コグニザントの基盤には、主要な標準規格や規制の枠組み、あらかじめ構築された法令遵守のための設定が組み込まれており、ルールの策定から運用開始までの期間を大幅に短縮します。「明確な計画」「管理体制を伴う導入」「自信を持った運用」という三段階のモデルを支援することで、AIへの投資をビジネスの成果に直結させます。これにより、適切な管理体制は足かせではなく、事業を推進するスピードの源へと変わります。
Everest Group パートナーのニティッシュ・ミッタル氏は、「AI管理における真の難題は、ルールを作ることではなく、自律的に学習し行動するシステムに対して『いかにルールを適用し続けるか』という点にあります。企業は、この課題が自動的に解決され、ビジネスの成果につながる仕組みをますます求めています。Cognizant Neuro AI TrustとServiceNow AI Control Towerの連携は、企業向けAIの管理体制が、これまでの静的な監視から継続的で実行力のある運用へと進化していく方向性を明確に示しています。」とコメントしています。
今回発表したソリューションは、「AI Builder」としてのコグニザントの幅広い戦略を体現するものです。本番環境のAIが、関係者や社内ルール、規制当局に対して常に説明責任を果たせる状態を維持することで、企業のAI活用を試行錯誤から価値創出へ導きます。
Cognizant Neuro AI Trustの制御機能およびインテリジェンス層に関するさらなる詳細は、近日中に発表予定です。
コグニザントとServiceNowのパートナーシップの詳細については、こちらをご覧ください。
コグニザントについて
コグニザント(NASDAQ: CTSH)は、AI Builderおよびテクノロジーサービスプロバイダーとして、お客様にフルスタックのAIソリューションを構築することで、AI投資と企業価値を結ぶ架け橋となっています。業界、ビジネスプロセス、エンジニアリングに関する当社の深い専門知識を活かし、組織固有のビジネス環境をテクノロジー・システムに組み込みます。これにより、人間の可能性を最大限に引き出し、確かな成果を実現するとともに、急速に変化する世界においてグローバル企業が常に一歩先を行くための支援を行っています。
詳細については、www.cognizant.ai をご覧いただくか、@cognizant をフォローしてください。
※本リリースはUS本社のCognizant announces ServiceNow partnership to accelerate scalable, operationalized AI governance at enterprise scaleを翻訳したものです。
コグニザントジャパンの詳細は下記ページをご覧ください。
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