1300年以上の歴史をもつ夏の風物詩岐阜県の鵜飼が5月11日よりシーズンイン
鵜飼開きを皮切りに、鮎釣りの解禁も!より“ぎふたび”を楽しめるシーズンが到来
岐阜県を流れる日本三大清流のひとつ「長良川」で、「鵜飼」が5月11日に開幕しました。
鵜飼は鵜匠が鵜を使って魚を捕まえる伝統漁法で、国の重要無形民俗文化財に指定されており、5月11日~10月15日までの期間中、鵜飼観覧船での観覧などが可能です。
また、6月からは鮎釣りが本格化し、長良川の魅力を存分に味わえるシーズンが到来します。
大阪・関西万博で盛り上がる大阪やインバウンドでにぎわう京都と首都圏の中間に位置する岐阜県。岐阜でこそ味わえる日本の歴史・自然・原風景・食文化・地域性にご注目ください。

◆(動画エンベッド)https://www.youtube.com/watch?v=CbI_wAZBt3c
長良川で行われる鵜飼は、岐阜市内の「ぎふ長良川の鵜飼」、関市の「小瀬鵜飼」があり、5月11日の「鵜飼開き」により開幕し、10月15日まで開催されます。(※1)
現在の岐阜県の一部「美濃国」では、7世紀頃から鵜飼が行われ、1300年以上の歴史があるといわれています。特に岐阜城がそびえる金華山の麓で行われる「ぎふ長良川の鵜飼」は、室町時代になると将軍・や、のが長良川の鵜飼を観覧したという記録があります。
そして、この「ぎふ長良川の鵜飼」を「見せる(=魅せる)」ことで客をもてなすエンタテイメントに昇華させたのが、織田信長です。1568(永禄11)年6月上旬、武田信玄の使者として岐阜に来訪したを鵜飼観覧に招待し、鵜匠を集めて鵜飼を見せるように命じています。また、秋山伯耆守の乗る船を信長が乗る船と同様にしつらえたり、鵜飼観覧後も、捕れた鮎を信長自ら見て、甲府へ届けさせる鮎を選んだりするなど、信長流のおもてなしが最大限に発揮されていました。
以降現在に至るまで、「ぎふ長良川の鵜飼」は多くの人々に楽しまれています。
(※1) 鵜飼休み(2025年は10月6日予定)と増水などで鵜飼が中止になる日を除いて、毎日行われます。
■「長良川うかいミュージアム」で鵜飼を知る

「おもうしろうて やがてかなしき 鵜舟かな」―――松尾芭蕉がそうしたためたほど圧巻の「ぎふ長良川の鵜飼」。その歴史・伝承・魅力を体感するならば、長良川越しに岐阜城が見える「長良川うかいミュージアム」へ。ここでは、鵜飼漁で使われる用具な実物資料や、漁や暮らしの現場を感じさせる映像・写真資料などで「ぎふ長良川の鵜飼」のすべてがわかるように演出されています。
◆ぎふ長良川の鵜飼:https://www.ukai-gifucity.jp/
◆ぎふ長良川の鵜飼―風雅1300年 今に伝える感動絵巻:https://www.gifucvb.or.jp/sightseeing/ukai.php
◆長良川うかいミュージアム:https://www.ukaimuseum.jp/
◆小瀬鵜飼:https://www.ozeukai.net/
清流長良川あゆパークで「長良川システム」を楽しく学ぶ・遊ぶ・味わう!

流域に86万人の人々が暮らす長良川。その清流はどのように守られているのでしょうか。それを知るため、長良川鉄道に乗って、長良川沿いの渓谷美を愛でながら3時間、クルマなら東海北陸自動車道を走って1時間、せせらぎの音が心地よい、「清流長良川あゆパーク」へ。
「清流長良川あゆパーク」は、世界農業遺産「清流長良川の鮎」の情報発信の拠点として、岐阜県が整備した体験学習施設です。そう伝えると堅いイメージですが、ひとり旅でも家族旅行でもみんなで長良川の清流と生きる鮎と、地域の人たち、自然・文化・食に触れて、遊んで、食べて、楽しめる空間です。
特に人気の「魚つかみどり広場」では、生きた鮎に触れ、命を感じながら実際に捕まえる体験ができます。その鮎は塩焼きにしてその場で味わえるため、楽しいだけでなく、命の恵みや食の大切さを学べる貴重な食育の場ともなっています。
また、レストラン「里川」では、川魚料理や地元の食材を使った郷土料理が楽しめます。さらに「里川あゆハウス」では、臨場感ある多面映像により「長良川システム」が楽しく学べます。
◆清流長良川あゆパーク:https://tabitabigujo.com/outdoor/outdoor_spot/ayu-park/
6月からは爽やかな風味の若鮎、7月からは脂がのった成魚鮎が楽しめる

長良川の鮎は、6月から7月上旬にかけては、12cmから15cmの「若鮎」と呼ばれ、柔らかい身と脂が乗りきる前のさわやかな風味を楽しめます。頭から骨まですべて食べられる天ぷらがおすすめ。7月中旬から8月中旬に、20cmほどに成長した鮎の成魚は、最も脂がのり、スイカのような芳香が味わえます。香りを味わえるシンプルな塩焼きがおすすめ。そして、9月から10月にかけては、産卵のために川を下っていく途中の「落ち鮎」が、お腹にプチプチとした卵を持っています。身と卵を一体で楽しめる甘露煮や田楽などがおすすめです。
名古屋駅から電車で約20分の好アクセス、改めて知る岐阜県


歴史・絶景・絶品・アクティビティが多彩な岐阜県は、斎藤道三、織田信長をはじめ、武田勝頼、金森長近、石田三成、徳川家康といった名だたる武将がこの地で物語を刻んだまさに「戦国のメインステージ」であるほか、「飛山濃水」と表されるように、飛騨地域に連なる山々と、美濃地域を流れる雄大な川といった自然の恵みを得て、“大自然の静かで圧倒的なダイナミズム”を体感できる地です。
いま、多彩な魅力が詰まった岐阜で“ぎふたび”がアツい!

「混雑する名古屋・京都・大阪で疲れるぐらいなら、いま岐阜のほうが10倍楽しい!」 そんなコメントがSNS投稿で見受けられるほど、多彩な魅力が詰まった岐阜は、ゆっくりのんびり旅することができます。たとえば、岐阜公園に蘇った現代の楽市楽座「岐阜城楽市」で信長のおもてなしを体感したり、「ぎふ長良川の鵜飼」乗船場からすぐ、京都の古町を想わせる雰囲気漂う川原町界隈を散策したり。
格子のある町家、赤くて丸いポスト、蔵の高い黒壁には挟まれた路地。織田信長の時代から商人の行き交う川湊だった川原町は、間口が狭く奥行きのある昔ながらの日本家屋が続く町並をつくり、古きよき趣はそのままに、町家や蔵を改装したお店が多く点在します。年々その数は増え続け、イタリアンから中華料理、カフェやスイーツ、雑貨と実に多彩に。鮎の塩焼きや鮎菓子、岐阜うちわなど、岐阜ならではの伝統的なお土産がそろうのも魅力です。
◆川原町界隈:https://www.kankou-gifu.jp/spot/detail_910.html
岐阜駅の「THE GIFTS SHOP」には名産品が勢揃い

そして“ぎふたび”の玄関口、JR岐阜駅にも、注目スポットがあります。駅直結の商業施設「アクティブG」2階東にある岐阜県魅力発信拠点「THE GIFTS SHOP」(ザ・ギフツショップ)が、2024年4月にリニューアル。
県産品を通じて岐阜県の魅力を発信するお店「THE GIFTS SHOP」には、岐阜県の伝統文化をはじめ、地域の名産品を県内各地から集め、商品とともに作り手の想いや物語を届けます。岐阜県各地の酒蔵が醸す銘酒をはじめ、関の刃物、美濃焼、美濃和紙など、岐阜県の名産品がそろっています。
“ぎふたび” 実は岐阜羽島駅もおすすめ!

そして最後は、「実はJR岐阜羽島駅がおすすめ」というお話。岐阜県で唯一の新幹線駅である岐阜羽島駅は、ほぼ全時間帯で「ひかり」と「こだま」が毎時1本ずつ停車することから、「ひかり」「こだま」でゆっくり行くのもよし、名古屋や京都で「のぞみ」から乗り換えて行き来することもできます。また、JR岐阜駅、名鉄岐阜駅へは、岐阜羽島駅と接続する名鉄竹鼻線・羽島線・名古屋本線で40~50分で行き来できます。
そして岐阜羽島駅をおすすめする最大の理由が、ホテルもレンタカーも駅近辺に充実していることです。駅のすぐ南には、名神高速道路 岐阜羽島インターチェンジもあることから、レンタカーで岐阜県内を旅するときにも便利です。たとえば、岐阜羽島駅から長良川沿いの郡上八幡までは、自動車で所要時間約1時間です。
東京、大阪から新幹線で乗り換えなく来られる「岐阜羽島」を起点に“ぎふたび”をスタートするのもいかがでしょうか。
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像