コインパーキング向け車両検知センサ「ViiK」が日本パーキングビジネス協会主催のJPBアワード2016でベストセレクション受賞。
~ ループコイルセンサに変わる新方式の車両検知センサ ~
当製品は、ゲート式駐車場のゲート制御に使用するタイプと、各駐車エリア内(車室)の車の有無の検知するタイプのセンサで、現在主流の地中に埋設したループコイルセンサに変わる、業界先駆けての新方式の車両検知センサです。センサを埋設するために地面を掘り起こす作業が不要となり、施工性やメンテナンス性の向上を実現でき、コインパーキング運営の発展に貢献できることが評価されました。
駐車場経営は、遊休地の有効活用として始められることが多く、契約期間が2年で更新されることが多いため、駐車場設備の施工と撤去において工事の簡易化が求められています。現在主流であるコインパーキングや駐車場における車両の有無を検知するセンサは、地中に埋設するループコイルです。これは電線をループ状に巻いたもので、車両の金属部分による信号変化を利用して、車両の有無を検知します。しかし、ループコイルの設置には地面を掘り起こす作業、アスファルト舗装や配線などの大掛かりな工事が必要です。また、設置ミスや車両の圧力により電線が断線した場合、再び地面を掘り返すこととなり、メンテナンスにも時間と費用を要するため、近年、商業施設やビルの地下駐車場などにおいてループコイル埋設禁止の動きが進みつつあります。
2016年4月に発売した当社の車両検知センサは、埋設不要でポールに設置することができるため、工期を従来の約半分に削減するなど、施工面での省力化に貢献します。また、今後普及が進むと予想される炭素繊維強化プラスチック(CFRP)を採用した車も確実に検知できるため、車種を選ばない駐車場運営が可能となります。
1.工期半減
埋設工事が不要でポールに設置できるため、従来は約 6 日間要した工期を約 3 日間の半分に短縮できると共に、故障時にかかる手間を省力化できます。駐車場を 1 日でも早くオープンできればそれだけ収入を得られるので、
駐車場を運営する会社やオーナーにとっても大きなメリットになります。
2.炭素繊維強化プラスチック(CFRP)も正確検知
マイクロ波(電波)と超音波(音波)のコンビネーション方式を採用し、ループコイル式のような金属を検知する方式ではないため、金属構成比が低い炭素繊維強化プラスチックを車体の主材料に使用された車も、確実に検知できます。
3.屋外環境に強いセンシング技術で、安心・快適な駐車場運営が可能
降雨・降雪・風の影響を受ける屋外環境においても、安定した車両検知により安心してご利用いただけます。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
戦略本部 VDS事業開発部 増沢 渉
車両検知センサViiKの販売開始後、約100か所の駐車場やコインパーキングなどに納入させていただきました。
先日、神奈川県のショッピングセンターの駐車場において、有人の料金精算から無人化(機械化)を進めるため当製品が採用されました。出入口のバーゲート付近にセンサを設置する際、これまでのようにループコイルを埋設する工事が不要なため、駐車場の利用を制限をすることなく工事を進めることができ、お客様に大変ご満足いただきました。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
今後オプテックスは、ループコイルに置き換わる車両検知センサを、コインパーキング等の駐車場用途に広く展開し、駐車場運営の保守・管理の効率化や省力化と快適な車社会の実現に貢献していきたいと思います。
コインパーキング向け車両検知センサ「ViiK」について
http://www.optex.co.jp/parking/product/
【一般社団法人 日本パーキング協会について】
日本パーキング協会は、環境にやさしい車社会実現のために、これからの駐車場づくりを踏まえたコインパーキングをはじめとする駐車場対策や違法駐車対策に賛同する企業、団体と協働し、主として駐車場の整備のあり方、交通安全対策、違法駐車対策に関する幅広い情報の提供と支援・協力を行っています。
http://www.gia-jpb.jp/gia.html
JPBアワード
2015年にはじめた、コインパーキングの発展に寄与してきた個別の製品・技術・サービス等と関係者を表彰し、その貢献を称えることを目的としたものです。
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像