白島国家石油備蓄基地における総合防災訓練の実施について
JOGMEC(本部:東京都港区、理事長:河野博文)が国から委託を受けて管理している白島国家石油備蓄基地(福岡県北九州市、以下「白島基地」)において、7月2日(木)、若松海上保安部と合同で総合防災訓練が実施されました。
本訓練は、平成27年度の白島基地防災訓練計画に基づき、操業会社である白島石油備蓄株式会社北九州事業所と協働して、若松海上保安部と連携した災害発生時における緊急連絡訓練のほか、現地災害対策本部の立ち上げによる初期対応や迅速かつ適切な緊急対応などを内容とし、被害軽減に資することを目的として行われました。
訓練は万一のケースとして「シーバース着桟中の原油タンカーへの払出荷役中、付近を航海中の貨物船が航路を外れ、原油タンカーに衝突、その反動でローディングアームの継手から原油の流出が発生した。」との想定により、若松海上保安部巡視艇及び基地防災船出動のもと、事故発生の緊急連絡、現地災害対策本部の設置、オイルフェンスの展張、流出油の状況調査・防除、負傷者の救出搬送等の各種訓練が行われました。
本番さながらの緊張感の中、各参加者が作業手順の確認等を行いながら、約2時間の訓練を無事終了しました(訓練参加者数は全体で102名)。
■ 白島国家石油備蓄基地の概要
同基地は、平成8年8月に完成し、浮遊式海洋構造物による洋上タンク方式が採用されています。この方式は、海洋空間を有効に活用でき、さらに地震・津波に強く、漏油拡散の危険性が低いと国内外からも注目されています。平成27年6月末現在、約473万キロリットルの原油が保管されています。
http://www.jogmec.go.jp/about/domestic_007-06.html?mid=pr_150713
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