エアバス社より“Propulsion of Tomorrow”共同開発パートナーに再度選出
Rolls-Royce 社向け“UltraFan®”実証プロジェクト案件追加
日機装株式会社（社長：甲斐敏彦、本社：東京都渋谷区、以下、「当社」）は、エアバス社が進めている“Propulsion of Tomorrow”プロジェクトにおいて“Cradle”の共同開発パートナーに選出されました。同プロジェクトにおいて既に“Inlet Outer Ring”の開発製造を担当していますが、この度さらに新たな部位も担当することになりました。
日機装株式会社（社長：甲斐敏彦、本社：東京都渋谷区、以下、「当社」）は、エアバス社が進めている“Propulsion of Tomorrow”プロジェクトにおいて“Cradle”の共同開発パートナーに選出されました。同プロジェクトにおいて既に“Inlet Outer Ring”の開発製造を担当していますが、この度さらに新たな部位も担当することになりました。“Propulsion of Tomorrow”プロジェクトはロールス・ロイス社の「UltraFan®」実証機用のナセルを開発製造するプロジェクトで、“Cradle”は翼にエンジンを懸架する“パイロン”のカバーに相当する部品です。エアバス社と日機装は2020年に共同開発契約を結び、Intake（吸気口）に、低燃費と低騒音を実現する複合材部品の“Inlet
Outer Ring”を開発し納入しています。
■UltraFan®プロジェクトの概要
「UltraFan®」は、ナローボディ機とワイドボディ機（単通路機と双通路機）の両方に搭載可能なエンジンファミリーで、ロールス・ロイス社の次世代実証機です。
大型の「UltraFan®」は、ファンブレードとファンケースの製造に複合材を使用することで大幅な軽量化を図っており、26年前に就航した初代「Trent」エンジンと比較して25％の効率化を実現します。エアバス社は「UltraFan®」プロジェクトにおいて、革新的な構造と関連技術を備えたナセルのロールス・ロイス社への供給を担当しますが、当社はエアバス社からナセルを構成する部品である“Inlet Outer Ring”につづき“Cradle”の共同開発パートナーに選出されました。
■本プロジェクトにおける新技術
前回Inlet Outer Ring で採用 され た帝人 株式会社 との共同開発による新しい速硬化樹脂材料を、今回の Cradle でも採用 しています。 今回は、この速硬化樹脂材料を 従来の手作業 による 積層 ではなく、 AFP 積層 (=Automated Fiber Placement) での 自動積層に対応するようにさらなる開発を進めました。
今回製造されたCradle の プロトタイプは、試験 品の 1 つとして 、 2021 年末までにエアバス社に納入される予定です。
■エアバス社と当社の関係について
当社は1984年にCFRPカスケードの開発に成功し、エアバス社のA300に搭載されたエンジンナセルの顧客への直接納入を開始しました。その後、当社のカスケードは他のプログラムで開発・搭載された新型機にも次々と採用され、現在ではエアバス社のすべての民間機に採用されています。
当社はカスケードの他にも、A320、A330、A350の主翼、ナセル、エンジンの部品を製造しており、30年以上にわたる実績を築いております。
■当社の航空業界への貢献
当社は1983年に世界で初めてCFRP製カスケードの開発に成功し、現在では大型機から小型のリージョナル機まで90%以上の世界シェアを獲得しております。
新型コロナウイルスの影響で世界的に航空市場が低迷する中、当社はキーサプライヤーとして航空業界に貢献し続けるとともに、市場の回復、新技術や新市場の開拓にも備えていきます。
＜日機装 会社概要＞
会社名： 日機装株式会社
本社所在地： 東京都渋谷区恵比寿 4 丁目 20 番 3 号 恵比寿ガーデンプレイスタワー22階
創業： 1953 年 12 月 26 日
代表者： 代表取締役社長 甲斐 敏彦
事業内容： 日機装は 1953 年の創業以来、産業用特殊ポンプやそのシステム製品、 CFRP 製航空機部品、そ
して血液透析やヘルスケア製品の医療部門機器など、日機装がパイオニアとして市場を創出し、その先頭を走り続けてまいりました。独創的な発想と高度な技術から生まれた日機装の製品は、「万が一」が許されない過酷で社
会的価値の高い環境下で 威力を発揮しており、お客様から高い評価をいただいています。「日機装だからこそ、やってくれる」「日機装に しか、できない」というお客様からの期待 に、そして社会からの要請に応え続けるべく、私たち日機装は、これからも技術の力を磨き、ものづくりの力を高めてまいります。
HP https://www.nikkiso.co.jp/
Outer Ring”を開発し納入しています。
■UltraFan®プロジェクトの概要
「UltraFan®」は、ナローボディ機とワイドボディ機（単通路機と双通路機）の両方に搭載可能なエンジンファミリーで、ロールス・ロイス社の次世代実証機です。
大型の「UltraFan®」は、ファンブレードとファンケースの製造に複合材を使用することで大幅な軽量化を図っており、26年前に就航した初代「Trent」エンジンと比較して25％の効率化を実現します。エアバス社は「UltraFan®」プロジェクトにおいて、革新的な構造と関連技術を備えたナセルのロールス・ロイス社への供給を担当しますが、当社はエアバス社からナセルを構成する部品である“Inlet Outer Ring”につづき“Cradle”の共同開発パートナーに選出されました。
■本プロジェクトにおける新技術
前回Inlet Outer Ring で採用 され た帝人 株式会社 との共同開発による新しい速硬化樹脂材料を、今回の Cradle でも採用 しています。 今回は、この速硬化樹脂材料を 従来の手作業 による 積層 ではなく、 AFP 積層 (=Automated Fiber Placement) での 自動積層に対応するようにさらなる開発を進めました。
今回製造されたCradle の プロトタイプは、試験 品の 1 つとして 、 2021 年末までにエアバス社に納入される予定です。
■エアバス社と当社の関係について
当社は1984年にCFRPカスケードの開発に成功し、エアバス社のA300に搭載されたエンジンナセルの顧客への直接納入を開始しました。その後、当社のカスケードは他のプログラムで開発・搭載された新型機にも次々と採用され、現在ではエアバス社のすべての民間機に採用されています。
当社はカスケードの他にも、A320、A330、A350の主翼、ナセル、エンジンの部品を製造しており、30年以上にわたる実績を築いております。
■当社の航空業界への貢献
当社は1983年に世界で初めてCFRP製カスケードの開発に成功し、現在では大型機から小型のリージョナル機まで90%以上の世界シェアを獲得しております。
新型コロナウイルスの影響で世界的に航空市場が低迷する中、当社はキーサプライヤーとして航空業界に貢献し続けるとともに、市場の回復、新技術や新市場の開拓にも備えていきます。
＜日機装 会社概要＞
会社名： 日機装株式会社
本社所在地： 東京都渋谷区恵比寿 4 丁目 20 番 3 号 恵比寿ガーデンプレイスタワー22階
創業： 1953 年 12 月 26 日
代表者： 代表取締役社長 甲斐 敏彦
事業内容： 日機装は 1953 年の創業以来、産業用特殊ポンプやそのシステム製品、 CFRP 製航空機部品、そ
して血液透析やヘルスケア製品の医療部門機器など、日機装がパイオニアとして市場を創出し、その先頭を走り続けてまいりました。独創的な発想と高度な技術から生まれた日機装の製品は、「万が一」が許されない過酷で社
会的価値の高い環境下で 威力を発揮しており、お客様から高い評価をいただいています。「日機装だからこそ、やってくれる」「日機装に しか、できない」というお客様からの期待 に、そして社会からの要請に応え続けるべく、私たち日機装は、これからも技術の力を磨き、ものづくりの力を高めてまいります。
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