埼玉工業大学、愛知県日間賀島の自動運転社会実装実証事業に協力 ~自動運転バスの車両提供および運行を技術サポート~
埼玉工業大学(本部:埼玉県深谷市、学長:内山俊一、略称:埼工大、https://www.sit.ac.jp/)は、愛知県日間賀島において、2020年1月25日(土)~27日(月)に開催される自動運転社会実装実証事業の実証実験に協力します。
今回、愛知県自動運転社会実装実証事業の「住宅団地・郊外モデル」として、愛知県南知多町日間賀島において、「離島における観光型MaaSによる移動」をテーマに、自動運転の実証実験が行なわれます。同島の外周道路(約3.62km)の公道を、高速船発着点の一つである西港を起点として自動運転バスが走行します。
埼工大は、NTTドコモを核とする共同体で事業実施される本実証実験において、一般公道を自動運転バスが走行を実現するために技術面で協力します。本学が開発・保有する自動運転バスを車両提供し、車両運行を実施する名鉄バス運転手の訓練と指導をします。また埼工大発ベンチャーのフィールドオート(本社:埼玉県深谷市、社長:渡部大志)が、自動運転のオペレータを派遣します。埼工大の自動運転バスは、マイクロバス「リエッセⅡ」をベースに「自動運転AI(AIPilot / Autoware*)」を実装し、AI(人工知能)技術を本格的に活用した自動運転が特長です。
今回は開催中に、日間賀島住民、一般観光客、あいち自動運転推進コンソーシアム会員等の試乗者が毎回最大12名乗車して走行し、初日には大村愛知県知事も試乗される予定です。
愛知県自動運転社会実装実証事業の実験内容は、別途1月10日発表の愛知県のプレスリリース「南知多町日間賀島において、自動運転の社会実装を見据えた実証実験を実施します。」を参照願います。
埼工大は、自動運転の研究・開発に積極的に取り組んでいる大学です。2017年10月より公道で自動実験を開始して、全国各地での公道の実証実験に多数参加してきました。自動運転バスは2019年8月1日に公開し、埼玉県内の複数の実証実験や、兵庫県播磨科学研究都市では市民を乗せて法定速度(最高速度50km)内での公道の自動運転に協力しました。最近では、本学キャンパスと最寄駅間の公道のスクールバスとして自動運転バスの実証実験を開始しています。
●「自動運転技術開発センター」について
「自動運転技術開発センター」は、本学学長直轄の研究組織として、本学の全面的な協力・支援のもと、産学官連携による国内トップクラスの先進的な自動運転技術の研究・開発を目指して2019年4月に設立しました。
本センターには、新たに和田正義特任教授、大山航教授、山﨑隆治教授、鯨井政祐准教授等、ロボットや AI(人工知能)等関連分野を専門とする研究者も参画し、工学部情報システム学科教授 渡部大志がセンター長として活動を統括します。
本センターでは、①自動運転機能を持つ福祉車両の開発、②先端 AI技術を活用した自動運転技術の研究、③自動運転を題材にした実践的な AI人材育成などの課題に取り組みます。
現在、特に自動運転バスの開発を進めています。
●自動運転バスについて
車両の仕様(大きさ625×203×261、重量4.7t、補助席含め24人乗り、4000ccディーゼル車)、AIPilot / Autowareで自動運転可能な自動運転実証実験の試験車両となっています。
Autowareを利用し、AIによる障害物の検知(識別・分類する)機能を強化して、複数のライダーやカメラの画像情報をディープラーニング(深層学習)により、周囲環境をAIで認識して障害物を回避して走行することも可能です。
埼工大の自動運転バスは、埼玉県が将来の事業化を目指して行うスマートモビリティの実証を支援する「埼玉県スマートモビリティ実証補助金」(テーマ:公道走行可能な自動運転バスの実験車両とAIの実用化・市販化)に2019年度採択されました。
同車両の開発には株式会社ミクニライフ&オート(社長:大西 浩樹、本社:埼玉県加須市)の全面的な協力により実現しています。
●埼玉工業大学のAI人材育成
埼工大はAI(人工知能)人材の育成を強化するため、工学部情報システム学科にAI専攻を全国に先駆けて2019年4月に開設するなど、AIエンジニアの育成、およびAIを活用する人材育成に向けた教育・研究に取り組んでいます。
https://www.sit.ac.jp/gakubu_in/kougaku/ai/
●関連情報
〇プレスリリース:埼玉工業大学、「自動運転バス」を開発(2019/8/2)
https://www.sit.ac.jp/media-s/2019/press/190805_01.pdf
〇プレスリリース:「自動運転技術開発センター」設立(2019/5/30)
https://www.sit.ac.jp/media-s/2019/press/190604_01.pdf
〇埼工大 自動運転特設サイト
http://saikocar.sit.ac.jp/
*:「Autoware」はThe Autoware Foundationの商標です。
埼工大は、NTTドコモを核とする共同体で事業実施される本実証実験において、一般公道を自動運転バスが走行を実現するために技術面で協力します。本学が開発・保有する自動運転バスを車両提供し、車両運行を実施する名鉄バス運転手の訓練と指導をします。また埼工大発ベンチャーのフィールドオート(本社:埼玉県深谷市、社長:渡部大志)が、自動運転のオペレータを派遣します。埼工大の自動運転バスは、マイクロバス「リエッセⅡ」をベースに「自動運転AI(AIPilot / Autoware*)」を実装し、AI(人工知能)技術を本格的に活用した自動運転が特長です。
今回は開催中に、日間賀島住民、一般観光客、あいち自動運転推進コンソーシアム会員等の試乗者が毎回最大12名乗車して走行し、初日には大村愛知県知事も試乗される予定です。
愛知県自動運転社会実装実証事業の実験内容は、別途1月10日発表の愛知県のプレスリリース「南知多町日間賀島において、自動運転の社会実装を見据えた実証実験を実施します。」を参照願います。
<写真:埼玉工業大の自動運転バス>
埼工大は、自動運転の研究・開発に積極的に取り組んでいる大学です。2017年10月より公道で自動実験を開始して、全国各地での公道の実証実験に多数参加してきました。自動運転バスは2019年8月1日に公開し、埼玉県内の複数の実証実験や、兵庫県播磨科学研究都市では市民を乗せて法定速度(最高速度50km)内での公道の自動運転に協力しました。最近では、本学キャンパスと最寄駅間の公道のスクールバスとして自動運転バスの実証実験を開始しています。
●「自動運転技術開発センター」について
「自動運転技術開発センター」は、本学学長直轄の研究組織として、本学の全面的な協力・支援のもと、産学官連携による国内トップクラスの先進的な自動運転技術の研究・開発を目指して2019年4月に設立しました。
本センターには、新たに和田正義特任教授、大山航教授、山﨑隆治教授、鯨井政祐准教授等、ロボットや AI(人工知能)等関連分野を専門とする研究者も参画し、工学部情報システム学科教授 渡部大志がセンター長として活動を統括します。
本センターでは、①自動運転機能を持つ福祉車両の開発、②先端 AI技術を活用した自動運転技術の研究、③自動運転を題材にした実践的な AI人材育成などの課題に取り組みます。
現在、特に自動運転バスの開発を進めています。
●自動運転バスについて
車両の仕様(大きさ625×203×261、重量4.7t、補助席含め24人乗り、4000ccディーゼル車)、AIPilot / Autowareで自動運転可能な自動運転実証実験の試験車両となっています。
Autowareを利用し、AIによる障害物の検知(識別・分類する)機能を強化して、複数のライダーやカメラの画像情報をディープラーニング(深層学習)により、周囲環境をAIで認識して障害物を回避して走行することも可能です。
埼工大の自動運転バスは、埼玉県が将来の事業化を目指して行うスマートモビリティの実証を支援する「埼玉県スマートモビリティ実証補助金」(テーマ:公道走行可能な自動運転バスの実験車両とAIの実用化・市販化)に2019年度採択されました。
同車両の開発には株式会社ミクニライフ&オート(社長:大西 浩樹、本社:埼玉県加須市)の全面的な協力により実現しています。
●埼玉工業大学のAI人材育成
埼工大はAI(人工知能)人材の育成を強化するため、工学部情報システム学科にAI専攻を全国に先駆けて2019年4月に開設するなど、AIエンジニアの育成、およびAIを活用する人材育成に向けた教育・研究に取り組んでいます。
https://www.sit.ac.jp/gakubu_in/kougaku/ai/
●関連情報
〇プレスリリース:埼玉工業大学、「自動運転バス」を開発(2019/8/2)
https://www.sit.ac.jp/media-s/2019/press/190805_01.pdf
〇プレスリリース:「自動運転技術開発センター」設立(2019/5/30)
https://www.sit.ac.jp/media-s/2019/press/190604_01.pdf
〇埼工大 自動運転特設サイト
http://saikocar.sit.ac.jp/
*:「Autoware」はThe Autoware Foundationの商標です。
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