DRONE FUND、海ごみ削減を目指す「プロジェクト・イッカク」に参画。ドローンとAIによる海ごみ検知システムの開発進捗とデモ飛行を公開
なおこの取り組みは、海洋ごみ削減とビジネス創出を目指す「プロジェクト・イッカク」の一環で実施しております。プロジェクト・イッカクの採択を受けているDebris Watchersは、6つの企業、2つの大学で構成され、人工衛星・ドローン・地上型設置デバイス・AIの連携による海岸漂着ごみ検知システムを開発しております。
▼実証実験の概要
日時 | 2020年7月31日(金)13時30分~14時30分 |
場所 | 長崎県対馬市の上槻海岸(同市厳原町上槻)、上槻地区公民館(同左) |
目的 | 上槻海岸の上空からドローンで撮像した画像をAIで解析し、プラスチックごみをはじめとする海岸漂着ごみの画像認識技術の実用性を検証すること。 |
実証実験の構成員 | ・実施責任者:井上翔介(株式会社自律制御システム研究所 以下ACSL) ・ドローン空撮:ACSL、株式会社ドローンクリエイト ・AIによる画像解析:株式会社Ridge-i ・コーディネート・広報:長崎大学、DRONE FUND |
備考 | 新型コロナウイルスの感染防止策として、主催者・参加者ともに下記4点を徹底いたしました――(1)マスクの着用、(2)屋内施設入口等での非接触検温・手指消毒の実施、(3)屋内施設での距離を取った座席配置、(4)屋内施設内の換気 |
海岸の撮像は、ACSLが開発する、高信頼設計の国産ドローン「ACSL-PF2」などを用いて実施しました。今回、空撮画像に占めるごみ面積から回収要否の判断を支援するべく、株式会社Ridge-iを中心に開発してきた独自のAIを活用した結果、少ない学習データでも正常にごみの識別を行えていることが明らかとなりました (下記画像参照)。
DRONE FUNDは、今後もDebris Watchers/プロジェクト・イッカクでの活動などを通じて、海ごみをはじめとする社会問題に対し、ドローン・エアモビリティをはじめとする空のテクノロジーがどのように貢献できるか、それをどうビジネスにつなげていけるのかについて、その可能性の開拓に取り組んでまいります。
■プロジェクト・イッカク 概要
公益財団法人日本財団、一般社団法人日本先端科学技術教育人材研究開発機構 (JASTO)、株式会社リバネスが共同実施する「プロジェクト・イッカク」は、海洋ごみ削減とビジネス創出を同時に実現する事業モデル構築を目指し、ベンチャー企業を中心とした超異分野チームを組成して推進しています。2019年より3つのチームが採択されています。
・ ウェブサイト: https://ikkaku.lne.st/
■Debris Watchers 概要
衛星とドローン、そして地上の定点観測装置を組み合わせて、長期・網羅的な観測及び詳細分析が可能な海ごみ診断システムを開発することにより、漂着ごみの削減と地域課題の解消、そして新たなビジネスの創出を目指します。ベンチャーを中心に6つの企業、2つの大学で構成されています。
・ ウェブサイト: https://coastal-cleanup-satellite-drone.com/
■ドローンファンド 概要
ドローンファンドは、ドローン関連のスタートアップに特化したベンチャーキャピタルとして 2017 年 6 月に千葉功太郎により設立されました。現在、2号ファンドにおいては、「ドローン前提社会」と「エアモビリティ社会」の実現をテーマに、国内外での投資を行なっております。
・ 略名称: DRONE FUND (ドローンファンド)
・ 正式名称: 千葉道場ドローン部 1号/ 2号投資事業有限責任組合
・ 運営会社: DRONE FUND株式会社
・ 代表者: 千葉 功太郎、大前 創希
・ 所在地: 東京都渋谷区恵比寿 3-3-6 滝澤ビル 3F
・ 設立: 2017年6月(1号)、2018年8月(2号)
・ 事業内容: ドローン、エアモビリティ関連への投資及び協業支援
・ ウェブサイト: http://dronefund.vc
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