三菱総合研究所とサイバー大学、デジタル・DX人材育成で業務提携検討を開始
1. 背景
近年、企業価値の向上を図るには、人的資本への投資が重要です。一部企業では、人的資本経営の観点から必要な人材像の明確化、現状とのギャップの可視化・分析・評価、人材育成の目標設定と実践に取り組んでいます。一方、市場環境のめまぐるしい変化に対応した自社の商品・サービスの開発、および社内業務の効率化・高度化の実現のためにも、AIやIoT、ビッグデータなどの先端技術の活用が求められます。このような状況を踏まえ、多くの企業においてデジタル・DX人材の育成が喫緊の経営課題になっています。
MRIは、経営戦略と連動した人材戦略の策定・実行を支援するコンサルティングおよびサービスを提供しています。サイバー大学は、高等教育機関として社会で活躍できるデジタル人材を育成するため、最新のITとビジネスの知識を学べるオンライン教育を約17年にわたり提供してきました。
こうしたこれまでの取り組みを踏まえ、このたびMRIとサイバー大学は、デジタル・DX人材の確保に向けたコンサルティングと人材育成コンテンツの一体的な提供を目的とし、包括的な業務提携に向けて検討を開始しました。
2. 本検討の概要
(1)検討内容
業務提携に向けて、以下について両社で検討を進めます。
①デジタル・DX人材育成を目的とした企業向け教育コースの共同開発
②両社が保有する既存コンテンツの中から最適な教育コンテンツの抽出・選定・配信
③企業間の人材マッチングやリスキリング等に関するプラットフォーム提供
(2)各社の強み
MRI:総合シンクタンクとしての人材コンサルティングのノウハウ・実績
サイバー大学:大学事業で培った高度IT人材育成と専門教育のノウハウ・実績
両社の強みを活かした協業可能性を探るため、デジタル・DX人材を育成するサービスの開発や実証、効果検証など、業務提携にかかる検討を行います。
MRIとサイバー大学の強みと業務提携の検討内容
3. 今後の予定
MRIとサイバー大学では、2024年3月末までに具体的な業務提携内容の検討を進めるとともに、2024年度のサービス提供開始を目指して、デジタル・DX人材育成を目的とした企業向け教育コースの共同開発に向けた実証事業を企画、実施する予定です。
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