AIと目標管理を活用し、リョーサン菱洋グループの組織能力向上を支 援
~約1,100名の目標から見直しポイントと好事例を抽出、組織と個人の思考・行動の強化を促進~
組織・人事コンサルティングサービスを提供するクレイア・コンサルティング株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:草間徹、以下「クレイア」)は、エレクトロニクス商社のリョーサン菱洋ホールディングス株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長執行役員:中村 守孝)およびリョーサン菱洋株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長執行役員:稲葉 和彦)(以下総じて「リョーサン菱洋グループ」)に対し、AIと目標管理を活用した組織能力向上を支援しました。
本取り組みでは、リョーサン菱洋グループの目標管理制度の対象となる約1,100名の目標設定内容を、クレイアのHR専門知に基づく15の観点で全件分析しました。人手だけでは現実的に困難だった大量の自由記述データを、共通の観点で組織横断的に捉えることで、観点別・組織別の特徴的な傾向や、目標設定の好事例を可視化しています。
分析結果は組織単位の課題把握だけでなく、各社員にも個別にフィードバックしました。各観点について「見直しの優先度」を示し、よりよい目標へ見直すための示唆・ヒントを本人と上司へ提供するとともに、目標見直しガイド、参考事例集、Q&Aもあわせて展開しています。
リョーサン菱洋グループでは、本取り組みを通じて、社員一人ひとりが事業戦略や組織目標を踏まえて自ら考え、より質の高い目標を設定・実行できる状態を目指しています。次年度以降も分析→好事例の抽出→ガイドへの反映→目標の見直し→再分析のサイクルを継続することで、組織全体のマネジメント力と戦略実行力の向上につなげていく方針です。
従来は、部門ごとに記載内容が異なるような大量の定性人事データを、統一的な観点で、手作業で分析することは困難でした。クレイアは、本取り組みを、生成AIとHR専門知を組み合わせることで、大量の定性データを組織横断で分析し、経営方針・戦略と現場の目標とのつながりや組織ごとの特徴を捉え、組織能力の向上につなげた実践事例と位置づけています。
今後は、今回得られた知見を起点に、組織・マネジメント改革、M&A・経営統合後のPMI、グループ再編などの企業変革場面における、AIを活用した新たな組織・人事コンサルティングの開発・提供を本格化していきます。
本取り組みの背景
リョーサン菱洋グループは、人的資本経営は、企業の持続的成長と社会価値創造の両立に欠かせない経営基盤だと考えています。リョーサン菱洋グループは、2024年4月の経営統合を機に、「人の成長が組織を進化させ、社会への貢献を拡大する」という信念のもと、人材を最重要資産と位置づけた経営変革を推進しています。また、産業を支える半導体やAI、産業DXなどの先端技術を扱うリョーサン菱洋グループにとって、テクノロジーによる人と組織の可能性の最大化は、お客様への価値提供力を高め、社会課題解決に貢献するための必須戦略です。
同社グループは統合によって事業や組織の規模が飛躍的に拡大したため、経営戦略を現場の具体的な目標に落とし込み、組織全体による戦略実行力の強化の必要性が高まりました。従業員数の大幅な増加に伴い、より効率的かつ網羅性の高いマネジメント手法が不可欠です。こうした課題に対し、リョーサン菱洋グループは生成AIを積極的に導入しました。日々のマネジメントの質が表れる「目標設定」に着目し、テクノロジーと人の知見を掛け合わせた新たな人事システムの構築に挑戦しています。
※リョーサン菱洋グループにおける取組の詳細は、同社オフィシャルサイトおよびプレスリリースを参照ください。
リョーサン菱洋オフィシャルサイト リンク先URL:https://www.rr-hds.co.jp/
クレイアが開発した分析アプローチについて
(1)HR専門知に基づき、AIで分析可能な判断基準を設計
今回の取り組みでは、クレイアが組織・人事コンサルティングを通じて蓄積してきた知見をもとに、目標設定内容を分析する15の観点と判断基準を設計しました。
部署や職種によって業務内容そのものは異なりますが、上位目標との接続、役割に応じた期待水準、課題の捉え方、実行設計など、目標設定を捉える共通の観点を構造化することで、組織横断的な分析を可能にしています。
(2)AIと専門家の役割を分担し、全件分析を実務として成立
生成AIによる分析結果は、そのまま最終結果として採用していません。
複数回の分析・検証によって判定の一貫性を確認し、判断が分かれやすいケースについてはAIによる追加確認やクレイアのコンサルタントによる確認・再判定を行うことで、全件について最終結果を確定しました。
このように、生成AIには大量データの読解や一次的な分析を担わせ、人間には判断基準の設計、難しいケースの判断、結果の解釈、組織・人事施策への接続を担わせることで、大量の定性人事データを実務で扱える分析プロセスを構築しています。
(3)「目標を評価する」のではなく、「目標から組織を見る」
本取り組みでクレイアが重視したのは、生成AIを使って個人の目標を採点することではありません。
多数の社員が実際に設定した目標を組織全体として捉えることで、上位目標とのつながり、課題設定の深さ、取り組むべき事項の優先順位、実行設計など、組織がどのように課題を捉え、考え、行動に移そうとしているかを把握することを狙いとしています。
同時に、分析結果を本人と上司へ返し、自ら目標を見直す材料として活用することで、AIに思考を代替させるのではなく、社員や管理職自身の課題設定力や思考力を高めることを目指しています。
クレイアにおける今後の展望
クレイアは、生成AIを単なる業務効率化や既存コンサルティングの代替手段とは捉えていません。
今回の取り組みで実現したように、企業内に蓄積されている大量の定性人事データを、クレイアのHR専門知と生成AIによって構造化し、組織・マネジメント上の課題把握や改革アクションへつなげることで、従来の組織・人事コンサルティングを高度化できると考えています。
今後、組織・人事マネジメント改革、M&A人事、経営統合・PMI、グループ再編などの企業変革場面を中心に、生成AIとHR専門知を組み合わせた新たな分析・変革支援手法の開発・提供を本格化していきます。
本プレスリリースに関する問合せ先
クレイア・コンサルティング株式会社 担当:和田(わだ)、秋山(あきやま)
TEL:03-5439-9108 Email:info@creia.jp
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●企業HP:https://www.creia.jp/
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