マツダと矢崎総業、ワイヤーハーネス生産の近場化・自動化に向けた共創の成果を新型「MAZDA CX-5」に初採用

―強靱なサプライチェーン構築と持続可能なものづくりの実現に向けて―

矢崎総業株式会社

マツダ株式会社(以下、マツダ)と矢崎総業株式会社(以下、矢崎総業)は、強靱なサプライチェーン構築と持続可能なものづくりの実現に向け、2022年初旬よりワイヤーハーネス生産の近場化と自動化を目指した共創活動を進めています。完成車メーカーと部品メーカーという従来の枠を超え、開発初期段階から両社の知見や技術を持ち寄って取り組んだ成果の第1弾として、新たな生産方法によるワイヤーハーネスを新型「MAZDA CX-5」に初めて搭載しました。

矢崎総業関連会社のワイヤーハーネス生産自動化ライン(山口県美祢市)

ワイヤーハーネスは、車載機器に電力や情報を伝える重要部品です。車両ごとに異なる仕様に対応するため、多数の電線や端子を組み合わせる必要があり、多くの工程を人の手で行っています。また、部品種類の増加に伴う在庫管理や、生産・物流の複雑化に加え、環境変化への対応も求められていました。

そこで両社は、車両生産工場の近傍で完成品を生産する「近場化」と、その実現に必要な「自動化」に取り組みました。近場化は、安定供給や生産・物流の効率向上、環境負荷低減につながる一方で、競争力のあるものづくりを実現することが課題となります。しかし、ワイヤーハーネスは人の手による繊細で複雑な工程が多く、設備導入やロボット化だけでは自動化が困難でした。

この課題に対し、両社は車両の開発初期段階から連携し、自動化を前提にワイヤーハーネスの種類数や仕様、構造、製造工程を一体で見直しました。製品設計と生産工程を同時に見直すことで生産の高度化と効率化を進め、国内で競争力のある生産を可能にしています。また、こうした取り組みを含め、車両全体で最適化した結果、新型「MAZDA CX-5」のワイヤーハーネスの種類数を、先代CX-5比で約80%削減しました。

その結果、矢崎総業が調達した構成部材を、同社関連会社の工場(山口県美祢市)で完成品にし、マツダの広島県および山口県の工場へ納入する生産・供給体制を構築しました。需要変動や外部環境の変化にも国内生産で柔軟に対応できる体制を整え、サプライチェーン全体の効率化と強靱化を進めています。さらに、人材・技能の継承を図りながら地域のものづくり基盤を持続的に発展させることも目指します。

両社は今後も、この共創活動で得られた知見を新型車のワイヤーハーネスにも展開していく予定です。安定供給、生産・物流の効率向上、環境負荷の低減を通じて、競争力の高いサプライチェーンと持続可能なものづくりの実現に向け、引き続き取り組みを進めてまいります。

左:マツダ 経営役員CSCO 鷲見 和彦、 右:矢崎総業 専務取締役 露木 邦夫

■ マツダ株式会社 経営役員CSCO 鷲見 和彦 コメント

今回の取り組みは、2030経営方針で掲げるサプライチェーン構造変革と「マツダ ものづくり革新2.0」を具現化するものです。私たちは、お取引先さまとの「平時の共創」を通じて、専門性とものづくり力を融合し、種類数削減、近場化、自動化に取り組んできました。これにより、原価低減力と環境変化への対応力を高め、競争力あるものづくりを実現します。今回の成果を新型「MAZDA CX-5」への採用にとどめず、地域のものづくり基盤の維持・発展や次世代への技術・技能継承につなげ、今後もパートナーの皆さまと共に、新たなお客さま価値を創出してまいります。

■ 矢崎総業株式会社 専務取締役 露木 邦夫 コメント

今回の共創活動を通じて、お客さまにより高い価値を届けるという共通の目的があれば、完成車メーカーとサプライヤーは企業の枠を超えて知恵と技術を結集し、新たな競争力を創り出せることを改めて実感しました。特に、自動化への取り組みは単なる省人化やコスト削減ではなく、品質の安定化、生産性向上、技能継承、さらには持続可能なものづくりにつながる重要な取り組みです。今後もマツダさまとの共創を通じて、生産革新と安定供給を進めながら、お客さまに安心・安全で高品質な製品をお届けしてまいります。

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会社概要

矢崎総業株式会社

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URL
https://www.yazaki-group.com/
業種
製造業
本社所在地
東京都港区港南1-8-15 Wビル7F
電話番号
-
代表者名
矢﨑陸
上場
未上場
資本金
31億9150万円
設立
1941年10月