ISC2、AIセキュリティ認定資格のパイロット試験概要を公開
今後実施されるパイロット試験を通じ、実務家主導によるAIセキュリティの専門性に関するグローバルスタンダードの確立へ
世界有数のサイバーセキュリティ専門家向け非営利会員団体であるISC2(本社:米バージニア州アレクサンドリア)は、AIセキュリティ認定資格のパイロット試験の概要を公開しました。これにより、サイバーセキュリティ専門家、雇用主、そして世界のサイバーセキュリティコミュニティは、この試験が評価対象とする分野やトピックについて理解を深めることができます。今後実施されるパイロット試験は、ISC2が標準規格に基づいて進める認定資格開発プロセスの次の段階であり、職務分析(Job Task Analysis)調査、試験問題の開発、専門家によるレビューを通じて、ボランティア参加した世界各国の約1万人の専門家から寄せられた意見が反映されています。
ISC2のChief Operating Officer(COO)であるCasey Marks博士は、次のように述べています。
「この段階に到達できたことは、ISC2のグローバルなボランティアコミュニティによる多大な貢献と、サイバーセキュリティ専門家に求められるAIセキュリティの知識、スキル、能力を定義するために講じられた、基準に基づいた厳格な取り組みの成果を反映しています。パイロット試験は、AIセキュリティの能力を信頼性、公平性、妥当性を持って評価できる試験になっているかを検証するための重要なエビデンスとなります。これらはいずれも認定資格の信頼性を維持する上で不可欠であり、資格取得が意味する価値に対する雇用主や専門家からの信頼にもつながる重要な側面です」
AIセキュリティに求められる6つの専門領域を評価
パイロット試験の概要に詳述されている通り、本試験では、AIを活用する環境のセキュリティ確保に必要となる以下の専門領域に関する受験者の知識、スキル、能力を評価します。
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AIの概念とセキュリティの基礎
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AIガバナンス、倫理、リスク、コンプライアンス
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AIデータ管理、プライバシー、モデルセキュリティ
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安全なAIアーキテクチャ、エンジニアリング、アイデンティティ/アクセス管理(IAM)
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安全なAI運用とインシデント対応(IR)
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AIの脅威、テスト、ライフサイクル管理
各ドメインにはトピックおよびサブトピックが設定されており、受験者は試験でどのようなAIセキュリティの専門知識や能力が評価されるのかを確認できます。
提案されている実務経験要件は以下の通りです。
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サイバーセキュリティまたはAI関連分野において、累計4年以上の有給フルタイム実務経験を有すること
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そのうち2年間はサイバーセキュリティ分野での経験、さらに1年間はAIセキュリティ認定資格試験概要に定める2つ以上のドメインにおける経験であること
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有効な CISSP、ISSAP、ISSEP、ISSMP、CCSP、CSSLP のいずれかの資格を保有している場合、AIセキュリティ認定資格に必要な実務経験要件が免除される
なお、受験にあたり、ISC2の認定資格を保有している必要はありません。
本AIセキュリティ認定資格は、AIおよび機械学習システムの設計、導入、保守におけるセキュリティを、AIライフサイクル全体にわたって担う専門家を対象としています。
これにはAIを活用したサービスに関連するサイバーセキュリティリスクの管理に加え、技術的な防御にとどまらず、ガバナンス、倫理、リスクに基づく指針、組織横断的な連携なども対象となります。
パイロット試験は12月中旬に開始
AIセキュリティ認定資格のパイロット試験は、2026年末までに開始する予定です。資格要件を満たすボランティアの中から約3,000人が選出され、12月中旬から1月下旬にかけて試験を受けます。
AIセキュリティ認定資格は、パイロット試験フェーズの成功を終えて正式運用へ移行し、2027年に開始される予定です。
パイロット試験に合格し、実務経験要件を満たした上でエンドースメント(推薦状)提出プロセスを完了した受験者は、新しいISC2 AIセキュリティ認定資格を取得する最初の資格保有者となります。
パイロット試験のボランティアを募集
パイロット試験への参加希望者は、11月4日(米国東部時間)までにプログラムのボランティアフォームから登録できます。
パイロット試験の参加者は、関連する知識や経験をもとに、プログラムのボランティアの中から選出されます。ボランティアへの参加は世界のサイバーセキュリティコミュニティに開かれており、AIセキュリティの経験を持つISC2のメンバーではない方の参加も歓迎しています。
AIセキュリティ認定資格の詳細については、ウェブサイトをご覧ください。
ISC2について
ISC2 (International Information System Security Certification Consortium, Inc.) は、世界をリードするサイバーセキュリティ専門家のための会員団体であり、安全で安心なサイバーワールドの実現に向けて活動しています。27万人を超えるメンバーおよびアソシエイトは、人々の生活を守るために尽力しています。サイバーセキュリティ分野で最高峰の認定資格であるCISSP®をはじめ、数々の受賞歴を誇る ISC2 の認定資格は、専門家がキャリアのあらゆる段階でその知識、スキル、能力を証明することを可能にします。ISC2 は、相互につながる世界におけるサイバーの安全性とセキュリティを加速させるアドボカシー活動、専門知識、労働力のエンパワーメントを通じて、サイバーセキュリティ専門職の影響力、多様性、活力を強化します。ISC2の慈善財団であるThe Center for Cyber Safety and Educationは、サイバーセキュリティ専門家としてのキャリアを歩むための門戸を広げ、サイバーセキュリティ業界との接点がない人々への教育を提供しています。ISC2の詳細については、公式ウェブサイトまたは公式X、Facebook、LinkedInの各アカウントをご覧ください。
© 2026 ISC2 Inc., ISC2, CISSP, SSCP, CCSP, CGRC, CSSLP, HCISPP, ISSAP, ISSEP, ISSMP, CC, およびCBKはISC2の登録商標です。
*本プレスリリースは、米国時間10月26日に配信されたプレスリリースを翻訳したものです。
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