Sysdig、クラウドネイティブ環境に対応した「完全統合型 AI アナリスト、Sysdig Sage™ 」をリリース
Sysdig Sageは、予防、検知、調査、対応において AI による精度を実現し、クラウドの脅威にリアルタイムで対応するための機能を提供

<このプレスリリースは6/25/2025に米国で発表されたリリースの抄訳です>
6/26/2025 - 米国カリフォルニア州サンフランシスコ発 ー リアルタイムクラウドセキュリティのリーダーである Sysdig(シスディグ) は本日、同社のプラットフォームに AI クラウドセキュリティアナリスト「Sysdig Sage™」を完全統合したことを発表しました。
この統合により、セキュリティチームと開発チームは、リスクの特定から調査、修復までをより迅速かつ簡便に実行できるようになります。Sysdig Sage は、クラウドネイティブアプリケーション保護プラットフォーム(CNAPP)において初めてフル統合された AI アナリストであり、ソフトウェア開発ライフサイクル(SDLC)のあらゆる段階において、スピード・精度・信頼性を飛躍的に向上させます。
Sysdig Sage は、従来の推測や手作業による判断を排除し、クラウド上の脅威に対して「誰が・何を・いつ・どこで・どのように」というインサイトを即座に提供します。さらに、高リスクかつ影響の大きい問題に対し、的確かつ工数を抑えた修復アクションをプロアクティブに提案します。クラウド攻撃はわずか 10分以内で展開され、攻撃者は AI を駆使して攻撃の規模を拡大し、手法を高度化させています。こうした状況に対し、ドメインに特化したコンテキスト認識型 AI「Sysdig Sage™」を活用することで、セキュリティ体制の強化が現実のものとなっています。すでに Sysdig 顧客の 50%以上が Sysdig Sage を導入しており、業界標準である 「クラウドの検知と対応における5/5/5ベンチマーク」(5 秒で検知・5 秒で理解・5 分で対応)の達成に向けて活用されています。Sysdig Sage は、常時稼働するインテリジェントなセキュリティチームメイトとして、人間の対応を補完・加速。脅威の予防・検知・リアルタイム分析から、対処プレイブックの提案までを自動で支援し、セキュリティチームのインパクトを人員増なしで大幅に高めます。現在、Sysdig プラットフォームをご利用のすべてのお客様は、Sysdig Sage を追加費用なく利用可能です。これにより、企業は初期投資を抑えながら、AI を活用した次世代セキュリティ運用の実力を体感することができます。
Sysdig Inc. 創設者兼CTO、Loris Degioanni(ロリス・デジオアー二)のコメント
「Sysdig Sage は、変化の激しいクラウド環境の中でも、確実にリスクを特定し、対応できるよう設計されています。ノイズを排除し、優先順位付けを加速させ、重要な問題に素早くフォーカスすることで、従来“数時間かかっていた対応”を、“わずか数分”で完了できるようになります。Sysdig Sage の導入は、実戦で鍛えられたクラウドセキュリティチームを、常時稼働する SOC(Security Operations Center)に直接組み込むようなものです。日々の脅威に即応するための、信頼できるAIパートナーとして活用いただけます。」
CNAPP 全体をカバーする AI 主導のセキュリティ防御
Sysdig CNAPP に統合された Sysdig Sage により、企業は より効率的かつ確実に、アプリケーションとインフラ全体のセキュリティを確保できるようになります。すでに Sysdig を活用する企業では、クラウドインシデント対応時間が平均で 76% 短縮されるなど、その効果が実証されています。
Sysdig Sage を使用する事でAI の力を活用して、以下のことを実現できます。
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実リスクを数秒で特定し、優先順位を即断:Sysdig Sage は、自然言語の質問を高度なビジネスリスク視点のグラフクエリに変換し、あらゆるレベルのセキュリティ担当者がリソース・脆弱性・ポリシー・脅威の関係性を迅速かつ簡潔に把握できるよう支援します。たとえば、「重大な脆弱性があり、外部に公開されているワークロードはどれか?」といったシンプルな質問を、Sysdig 独自のクエリ言語 SysQL に変換し、複雑な設定不要で即座にコンテキストに応じたインサイトを提供。検出からコンプライアンスの検証、修復に至るまで、作業のスピードと精度を飛躍的に高めます。
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優先付けだけでなく、修正までをシームレスに実行:Sysdig Sage は、ライブテレメトリと脆弱性データを統合することで、潜在的なリスクにとどまらず、実際に差し迫った脅威を的確に特定します。しかし、Sage の強みはそれだけではありません。ワンクリックでガイド付きの対応提案を表示し、表面的な症状ではなく根本原因の特定と修正を迅速に支援。さらに、対応チームの自動割り当てやチケット作成、Jira などの外部ツールとの統合も可能です。これにより、従来数週間を要していた修復プロセスをわずか数分に短縮。セキュリティチームが、明確かつ測定可能なアクションでリスクを着実に軽減できる体制を実現します。
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被害の発生前に ― 検知・調査・対応をリアルタイムで実行:Sysdig Sage は、リアルタイムのランタイム可視化とAI 駆動の高度な分析機能を融合することで、セキュリティチームが新たな脅威の「誰が・何を・いつ・どこで・どのように」を即座に把握できるよう支援します。調査はすべて自動化されており、手動でのログ分析や情報照合は不要です。ユーザーは「このイベントの原因は何か?どう対応すればよいか?」といった自然言語による質問を投げかけるだけで、Sysdig Sage が攻撃経路を明確化し、脅威の拡大を防ぐための最適な対応策を提示します。コンテキストに即したリアルタイムの判断支援により、セキュリティチームは被害が発生する前に的確なアクションを実行できます。
AI を“力の倍増装置”として活用する
Sysdig Inc. 創設者兼CTO、Loris Degioanni(ロリス・デジオアー二)のコメント
「セキュリティリーダーが求めているのは、より多くのダッシュボードではなく、“答え”です。Sysdig Sage は、AI によってセキュリティデータを即座に理解し、行動可能な情報へと変換することで、ビルドから導入、ランタイムに至るまでのすべてのフェーズで人間の対応スピードを加速します。これにより、脅威の先を行きながらアプリケーションのセキュリティを確保し、イノベーションの歩みを止めることなく前進できます。」
Sysdig Sage は、明確かつ実用的なガイダンスを提供しながら、リアルタイムのセキュリティインサイトを向上させ、クラウドセキュリティにおける「検索」「説明」「自動化」を実現します。これにより、チームは AI の力を最大限に活用し、クラウドスピードでビジネスを守り、成長を加速することが可能になります。たとえば、開発者は 脆弱なワークロードが本番環境に到達する前に修正を完了でき、セキュリティ運用チームは インシデント調査の全工程を AI の支援で効率化できます。Sysdig Sage は、変化し続ける脅威環境においても、精度と自信をもって迅速な対応を可能にします。
参考資料:
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Sysdig Sageデモ画面はこちら
Sysdigについて
Sysdig(シスディグ)は、クラウド時代におけるリアルタイムセキュリティのリーダーです。攻撃が秒単位で進行する今日の環境において、Sysdig はビジネスのスピードを損なうことなく、クラウド全体の安全を確保する支援を行います。Gartner®「Voice of the Customer」レポートのクラウドネイティブアプリケーション保護プラットフォーム(CNAPP)部門において「Customers’ Choice」に選出された Sysdig は、オープンソースの Falco によるリアルタイム検知と、業界初の AI クラウドセキュリティアナリスト Sysdig Sage™ により、数秒以内での脅威の可視化・優先順位付け・修復を実現。セキュリティ、開発、DevOps 各チームの連携を加速します。クラウドワークロード、ID、サービス間のシグナルを相関分析することで、従来見逃されがちだった攻撃経路を浮かび上がらせ、実際のビジネスリスクにフォーカスした対策を可能にします。Sysdig は、脅威の予防から検知、防御、修復に至るまで、クラウドセキュリティの全プロセスを統合し、企業が本来注力すべきイノベーションに集中できる環境を支援します。
Sysdigは米国カリフォルニア州に本社を置き、日本ではヤフージャパン、NTTドコモ、スクウェア・エニックス、みんなの銀行/ゼロバンク・デザインファクトリーをはじめ有数の企業に採用されています。 日本法人はSysdig Japan合同会社
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